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本当は怖い。鳩の糞害について

本当は怖い。鳩の糞害について

多くの人にとって特に珍しいものでもない鳩の糞ですが、身近な場所に巣をつくられると相当に悩まされます。

ガレージに巣を作られて車を糞まみれにされたり、新築の家のソーラーパネルに巣をつくられて屋根がひどいことになったり、ベランダに巣を作られて悪臭がひどくなったり。一般家庭から工場、役場、学校などでも幅広く被害が発生しています。

安全と思うところに糞をする生態

鳩は毎日体重の10分の1ほどの餌を食べるので、他の鳥にくらべて糞が非常に多くなります。安全だと思ったところに糞をする性質があり、糞があるところに居座ろうとします。 居座ろうとする鳩の執着心は、段階的に強くなります。

①最初のうちは羽休めの休憩所に使っている場所。視界が良好となる明るい時間にやってきて、すぐいなくなる。たまに糞が落ちていたり、鳴き声が聞こえる程度。

②その場所が気に入ってきたので、徐々に多くの時間を過ごすようになる。このタイミングで一定の場所に多くの糞を見かけるようになる。

③安全な場所と認識したので、ねぐらにして住み着きだす。鳴き声がうるさく、糞も大量になるため、人間が被る被害も重篤になっていく。

④繁殖する場所として、巣をつくる。

一般家庭で鳩による被害を認識しだすのは、②~③の段階ですが、居つかれないためにはなるべく早い段階のうちに糞の掃除をこまめにしておく必要があります。

③の場所は、ベランダや室外機の後ろ、ソーラーパネルと屋根のあいだの隙間だったり、入り組んだ複雑な場所です。こういった場所の掃除は、高所作業で危険がともなったり、スペース的に作業が大変だったりします。

外敵であるカラスや猫から身を守るため、人間からするとあえてこんな場所を選ばなくても・・・と思うような場所が鳩のお気に入りとなるわけです。鳩の執着心も強くなっているので、掃除だけでなく飛来や侵入を防ぐ対策が必要になってきます。

④になると鳩は帰巣本能と縄張り意識が強いため、なかなか動こうとしません。糞も大量となりますが鳴き声による騒音被害も大きくなります。また、そこで繁殖も行うため、放っておくと被害はどんどん増えていきます。

糞を放っておくと起こるかもしれない健康被害

大量の鳩の糞を放置しておくと、乾燥した糞が空気中に舞い上がりやすくなります。舞い上がった鳩糞の粒子は人間の体にも入ります。こうなると、健康被害が起こる場合があります。

クリプトコッカス症

吸入したクリプトコッカス真菌(カビ)が肺の中で増殖して起こります。症状が出ない人もいますが、せきや胸痛がみられる場合や、髄膜炎を引き起こす重篤な場合もあります。免疫が正常な人の場合に重症化することは稀ですが、免疫機能が低下している人は感染しやすくなります。

特に、HIV/AIDSを代表とした細胞性免疫不全の患者にとっては、一般的に死に至る可能性がある真菌感染症です。

オウム病

オウム病クラミジアを含んだ糞を吸入することによって起こります。悪寒を伴う高熱、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛などがみられ、咳や痰などがみられます。軽い場合は風邪程度の症状ですが、高齢者などでは重症になりやすくなります。

重症になると、呼吸困難、意識障害などがみられ、診断が遅れると死亡する場合もあります。

アレルギー

鳥飼病(鳥アレルギー)といって、ハトやインコなどの鳥由来の抗原が原因となる過敏性肺炎があります。鳩の糞や羽毛には、皮膚から剥がれ落ちたたんぱく性物質(ブルーム)が付いていて、それを吸い込むことで発症します。

金属の腐食も起こします

鳩の糞には酸成分が含まれていて、少量だけであればそれほど大きな問題にはなりませんが、大量かつ長期間になると、金属を腐食させてしまうほどになります。

早期発見・早期対策を

多忙な毎日などから、少しの被害だけでは放っておく場合もあるかと思います。しかしながら、被害が重篤になってからでは余計に手間やコストがかかってしまう事も考えられるので、これも病気と同じで早めの発見・対策がベストになります。 鳩の飛来防止 イノホイの鳥害対策コーナーはこちら>>