くくり罠-秘伝の書ー

くくり罠は、ただ設置すれば捕れる道具ではありません。
獣道の見つけ方、設置位置の微調整、警戒されにくい仕掛け方など、成果を左右するのは現場での判断です。
せっかく罠を用意しても、使い方のコツを知らなければ空振りが続くこともあります。
そこで、初心者でも実践しやすいように、現場で役立つ考え方や設置のポイントをまとめた「秘伝の書」をご用意しました。

獣道の絞り込み

設置場所を見極めるために、獣道として有望な場所と避けたい場所の違いを紹介します。

GOOD!な設置場所の見極め

  1. はっきりした獣道 獣が頻繁に来ている可能性大
  2. 獣道が細い 罠を設置する場所が絞りやすい
  3. 緩やかな傾斜/平坦な道 安定した歩幅で歩行するため罠を踏ませやすい
  4. 獣道が交差している 獣の行き来が多く捕獲率が高まる
  5. 見通しが良い 警戒心を抱かせにくく見回りや止め刺しも安全

BAD!な設置場所の見極め

  1. 薄い細道 利用頻度が低く捕獲困難
  2. 獣道が広い 罠の設置場所を絞り込むのが困難
  3. 急斜面歩幅が安定しにくく捕獲の際もワイヤーや足を切る可能性あり
  4. 見通しが悪い 見回りや止め刺しの際確認がしにくく危険
  5. 掘り起こし痕 罠を掘り起こされる可能性あり
  6. 水はけが悪く石が多い 水や石が誤作動の原因

獣の痕跡を探すべし!

獣の足跡やフン、食痕(しょっこん)などに注意を配りましょう。フンや食痕が新しい場合は、頻繁にその付近に獣が出没しているサインといえます。 イノシシの場合はヌタ場近くは頻繁に通う道がある場合が多いため、草木に泥が付着している場合は要チェックです。

土の処理も抜かりなく!

罠を設置する際に掘りおこした土はバケツなどに移し、罠を隠す時に使用します。 土があまったら、罠から少し離れた場所に撒きます。 また、必要以上に設置場所付近を触ることなく匂いや違和感が残らないよう気をつけましょう。

人間の匂い残すべからず!

犬にも匹敵する嗅覚(人間の約8000倍)を持つイノシシは、わずかな匂いの変化にも敏感に反応します。罠を設置する際は必ず手袋を着用し、むやみに足跡を残したり、必要以上に設置場所を荒らさないように短時間で設置、人間の痕跡を残さないよう心がけましょう。 罠の人工的な匂いを消すために、タワシや流水で流すことも有効です。

トレイルカメラを活用すべし!

くくり罠を設置する前に、ターゲットとなる動物が来ているか、獣のサイズや歩幅などを確認するため罠周辺を観察します。
足跡がつきにくい固い地面の場合は、特にカメラの活用がおすすめです。

トレイルカメラは獣の目線より高い位置に設置すると有効です。 盗難対策のためカメラ設置後はカモフラージュが必要です。

こんな方法もあります! 小林式誘引捕獲

  • 経験や技術不要!高い捕獲率!餌で誘引するため、高い技術や経験値は必要ありません。
  • クマなどの錯誤捕獲の減少!獣道以外に設置できるため、錯誤捕獲が少ないのが特徴です。
  • 安全に見回り獣の運搬可能!車に接近しやすい場所に設置できるため、車の中から安全に罠の様子を確認できます。
  • 1.台座の周りに空はじき防止の石を並べる
  • 2.踏み板にワイヤーを取り付け台座に乗せる※1
  • 3.踏み板にワイヤーを取り付け台座に乗せる
  • 4.石の周囲に餌を撒き設置完了※2
  • ※1踏み板と石の間に広い隙間があると空はじきしやすくなります。
  • ※2ワイヤーや踏み板の上に石があると罠の作動を妨げ空はじきに繋がります。罠を隠す際は土や葉などの軽いもので隠します。
    餌の種類:■米ぬか ■被害に遭っている作物