電気柵はイノシシやシカなどの害獣から田畑を守るためによく使用されますが、「電気柵を買ったは良いけど、どうやって維持管理していけばいい?」「電気柵を買いたいけど、維持管理が大変なのでは?」という疑問や不安がある人もいるのではないでしょうか。 そこで、この記事では電気柵を維持管理するときのポイントや、電気柵を導入したときにかかるコストについて、詳しく解説します。電気柵を購入するか迷っている人のために、資材費用や設置費用なども紹介しているので、電気柵を導入する際の参考にしてください。 目次 1電気柵の設置に必要なものは? 2設置前に準備することは? 3電気柵の維持管理のポイント 1漏電対策のために定期的に草刈りをしよう 2イノシシが隠れないように薮の刈り払いをしよう 3効果を発揮するために電圧をチェックしよう 4部品の劣化や破損、本体の故障がないか点検しよう 5通電させないなら電気柵は撤去しよう 4電気柵を導入したときのコストは? 1資材費用 2設置費用 3管理・メンテナンス費用 4コストを抑えるポイント 5電気柵の選び方も紹介 6電気柵 おすすめ商品 7効果的な設置方法と維持管理を理解して、害獣の被害を軽減しよう 電気柵の設置に必要なものは? 電気柵を維持管理するうえでは、電気柵の設置に必要な部品を理解することが重要です。必要な部品を以下にまとめているので、改めてチェックしましょう。 本体(本機):電気柵の電源となる装置 出力高圧線:本体とワイヤーとの間に繋げる高圧線 アース線とアース棒:地面から本体に電気を流すパーツ ワイヤー(電線):本体から送り出された電気を電気柵全体に流すワイヤー ゲートクリップ:人間が出入りする場所に使用する 支柱とガイシ(碍子):ワイヤーを張るための支えと支柱にワイヤーを固定する部品 危険表示版:電気柵が設置されていることを知らせる看板 テスター(検電器):電気柵に正常な電圧が流れているか確認する測定器 ほかにも、支柱を打ち込むためのハンマーやワイヤーをカットするニッパー・ハサミ、作業用の手袋なども準備しておくと便利です。 なお、以下の記事では電気柵の設置に必要な部品をより詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。 電気柵に必要な部品って? 設置前に準備することは? 電気柵の設置に必要なものが揃ったら、設置前の準備を進めましょう。まずは、電気柵を設置する土地の整備を行います。電気柵に雑草や草木が接触しないよう草刈りをしてください。害獣が身を隠せる背の高い植物も、あわせて刈り取りましょう。 また、支柱が打ち込みやすいよう凹凸のある場所や高低差のある地面もならしておく必要があります。 なお、以下の記事では電気柵の設置方法や事前準備について詳しく解説しています。電気柵を維持管理していくうえで重要な設置のポイントも解説しているので、あわせて確認してみてください。 電気柵の設置方法を解説!事前の準備や動物別のポイントも紹介 電気柵の維持管理のポイント ここからは、電気柵の維持管理を進めていくうえで重要なポイントを5つ紹介します。電気柵の効果を十分発揮するためには、定期的な維持管理が不可欠です。電気柵に不具合が起きている間は害獣が侵入しやすくなるため、事前の対策が重要といえるでしょう。...