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【販売終了】4560171673107 Hガイシ 末松電子製作所
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商品説明
Hガイシ
■坑木用ガイシです。
木ねじ付の堅牢型。
スーパーゲッターコードに最適です。
●直径:約40mm
●高さ:約35mm
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今回訪れたのは、大分県宇佐市にある「宇佐ジビエファクトリー」(有限会社サンセイ)。 ”身体にやさしい”をコンセプトに、化学調味料を使わず天然素材にこだわって造り上げた「安心院(あじむ)ソーセージ」として、ソーセージやジビエ肉、その他加工肉などを取り扱っています。 宇佐ジビエファクトリーとは 「宇佐ジビエファクトリー」は、有限会社サンセイの”ジビエ加工施設”。 大分県内で捕獲されたイノシシやシカの約97%が廃棄されていることを知り、食肉加工業者としてジビエ食材を有効活用することが使命と考え立ち上げました。 捕れたての魚のようにジビエも鮮度が命。 室温4度設定という、まるで冷蔵庫のような部屋で作業をすることで、菌の繁殖を防ぎ、安全安心な肉として取り扱っています。 国内でも有数の「国産ジビエ認証施設」として、単に処理をするだけでなく、安全安心に、そして味にもこだわったジビエとして加工しています。 全国的でも数少ない、年間1000頭を超える処理施設の一つです。 ※国産ジビエ認証制度: 衛星管理基準およびカットチャートによる流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティの確保等に取り組む食肉処理施設の認証を行う。 2018年5月に制定され、より安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図る制度。 ジビエを始めたきっかけ もともと焼肉店の運営などをしていた同社。当時は高級な食べ物であった焼肉を、おいしくて良いものを安心価格で食べてもらいたいと考え、無添加の加工肉を自分たちで作って提供することを決意し、2011年に「安心院ソーセージ」を設立します。 その後、ジビエ食肉加工も始めることになりますが、そのきっかけは、農家の方の「イノシシやシカの処理をどうにかできないか」との一声だったそう。 ある日、その農家の方が、野生動物に農作物を食い荒らされてしまい困っていたところを猟友会に捕獲を頼みます。しかし、猟師は役所に届けるのに必要な”しっぽ”だけを取っていき、残りはその場に捨ててしまう始末であったといいます。 「動物が腐敗していく状況を見るのがつらく、農業を辞めようかと思っている」と、そんな話を聞き、何とかしたいと思い、研究を重ねてジビエ食肉加工を始めました。 肉の仕入れについて ジビエを商材とするのにあたり無くてはならないのが、肉の仕入れです。 肉は猟友会の協力のもと、約30名の猟師に年間1,600頭ほど提供してもらっています。 そのうち、シカが8割・イノシシが2割。シカの林業被害が多いこともあり、イノシシに比べてシカの方が自治体の報奨金が高くなっていることも要因の一つと考えられます。 「宇佐ジビエファクトリー」では、畜肉を扱う肉のプロ目線と、これまで多くのジビエを取り扱うことで得た目利き力を活かして、質の良い肉を仕入れることができているといいます。 また、対象地域が限られますが、持ち込みが難しいという方には、現場に行っての引き取りも行っています。 ジビエへの思い ジビエの普及に対して、一般的にはマイナスなイメージがついているのが現状です。 血抜きや鮮度に対してあまり知識を持っていない、こだわりのない処理施設が作ったジビエは臭みが強かったり、猟師からおすそ分けでもらったジビエは、実は長い期間冷凍庫に保管されていたものも多いと聞きます。 そういった貴重な命が扱い一つでイメージダウンしてしまっていることに心を痛め、”どの命も無駄にしないこと”を使命として、受け入れたイノシシやシカを今日も大事に扱っています。 学校給食でジビエを ジビエのイメージアップの一つとして活用しているのが、”学校給食”です。 食育や郷土愛の観点から、年に2回ほど大分県内の小・中学校の給食へジビエを提供しています。 新型コロナウイルスの影響で、学校給食用に加工していたものが提供直前にキャンセルになってしまうというつらい時期もありました。 しかしその経験をきっかけに、業務用や卸だけでなく一般の方にも販売してみようと考え、オンライン販売を始めることができたといいます。 ジビエの利活用 ジビエの活用を始めたものの、地域から供給されるジビエは、半分がまずい肉であり、それらの肉の利用に苦慮したといいます。 普段の生活で食べている畜肉の牛肉や豚肉は、去勢などをすることによってオス臭のない柔らかくておいしい肉を作ることができますが、野生のイノシシやシカはそうはいきません。 人工的な管理ができないことに加え、季節的な肉質の変化もあることから、肉が硬く臭みがあって食べられないという人が多いのもそういった理由の一つだといいます。 衛生面的には問題はありませんが、食味が劣ってしまう部分に関してはペットフードやジャーキーにしています。 また同じ宇佐市安心院町にある、日本最大級のサファリパーク形式の動物園「九州自然動物公園アフリカンサファリ」に肉食獣の餌としての提供にも利用しています。 全国有数のライオンの飼育数を誇っているアフリカンサファリは安定した提供先であり、肉を無駄なく使うことができることから、「ジビエ版地産地消」として地域へ貢献することができる一つとなっています。 またコロナ禍には、農林水産省の「#元気いただきますプロジェクト」に賛同し、自社のソーセージを子供食堂に無料で提供したりと、地元だけでなく全国に向けても活動を行ったりしました。...

いつも当店をご利用いただきありがとうございます!イノホイの福士と申します。猟期が始まったということもあり、私達の地元宮崎で400年以上の歴史をもつ鴨網猟を見学してきましたので、様子をレポートさせていただきます!
巨田池の鴨網猟とは
まずは巨田池の鴨網猟とはどういったものなのかをご説明させてください。
宮崎市佐土原町上田島にある巨田(こた)池は、巨田神社の東側にある灌漑用のため池で、冬季なると多くの鴨が飛来する。ここでは越網(こえあみ)とよばれる投げ網を使い、鴨の生態を利用した伝統的な猟法が現在も受け継がれている。鴨は日中は池で羽を休め、夕方に餌をとるために巨田池を飛び立ち、明け方に池に戻ってくる。池を取り巻く丘陵の樹木を凹形に伐採して鴨の通り道をつくり、ここを通過する鴨に向けて越網を投げ上げ鴨を捕らえる網猟である。鴨網猟については『上井覚兼(うわいかくけん)日記』(天正14(1586)年9月17日記事)にも記されており、400年以上の歴史をもつ伝統的なものである。 また大正4(1915)年の「地方風俗習慣調」には、鴨網猟が武士の鍛錬としても行われていたことが記されている。 現在、鴨越(かもごえ)保存会によりこの猟法が受け継がれている。国内で網を用いた鴨猟を行っているところは巨田池を含め数ヶ所であるが、伝統的な猟が現在も組織的に行われているのは、巨田池と石川県の片野鴨池の2ヶ所のみであり、大変貴重なものである。
※みやざき文化財情報ホームページより引用 古くは武士の鍛錬にも使われており、行われている場所はここ巨田池と石川県の片野鴨池の2ヶ所のみという非常に貴重な猟法ということに驚きました。
道具は手作り。罠猟とは異なるおもしろさが沢山
用いる猟具は巨大なテニスラケットのような網。長さは背丈を大きく超えて〜2mほどもありました。もちろん市販はされておらず、持ち手の桜の木を削り、網も手で編んでいるとのこと。400年もの間変わらない形状や手法に驚きと興奮を隠せません。以下、私が魅力的だと感じた点をご紹介します。
猟の時間が短い!
上記画像のように、猟ができるのは日の出、日の入りの20分程のみとなっているのです。私は夕方に見学したのですが、当日も時間になると続々と猟師さんが集まり、18時頃からの20分程で猟をして解散という流れでした。銃も罠もある程度時間を要するため、圧倒的な時間効率の良さを感じました。
猟場(坪)の存在
画像にあるように池を取り囲むようにして坪という猟場が存在します。その日の天候などに合わせて選ぶようですが、場所によっては鴨が飛んでこないということもあり、非常に奥深さを感じさせられました。また、古くには土地の領主など権力者のみが使えるような坪もあったとのことです。
実際の坪はこのようにしっかりと草刈り、整備を行う必要があり、裏手(捕獲時に鴨が落ちていく場所)も合わせると3日がかりで草刈りをしているとのこと。
※裏手の様子。(ブレブレな画像で申し訳ありません。。)同行させていただいた猟師さんが見事に捕獲に成功し、鴨を引き上げに行った際の様子です。罠ですと夜の山に入ることが少ないので、非常に新鮮な体験でした。
まとめ
私自身を含め、宮崎に住んでいても知らない方が沢山いらっしゃる「巨田池(こたいけ)の鴨網猟」は罠とは違う魅力が盛り沢山でした。ただ、残念なことに参加者は減少傾向であるとのこと。来年は網猟の資格を取得して参加したいと思います!全国各地にも伝統的な猟法があるものと思いますので、是非皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?ご一読ありがとうございました!

電気柵は畑や家畜を守るために有効な手段ですが、正しい設置と維持管理を行わないと十分な効果を得ることができません。周囲の環境によっては例えば草や枝がワイヤーに触れてしまい、電圧が低下してしまうケースもあります。そこで本記事では、電気柵の基本的な仕組みから設置の手順、動物ごとの具体的な対策までをわかりやすく解説し、被害を最小限に抑えるためのポイントをご紹介します。 電気柵の基礎知識:仕組みと効果 まずは電気柵がどのような仕組みで害獣を遠ざけ、どんな効果が期待できるのかを理解することが大切です。 電気柵は害獣が触れた瞬間に、わずかな電気ショックを与える仕組みを利用しています。過度な痛みは与えず、驚かせることで侵入を諦めさせる設計となっており、畑や牧場に被害を及ぼす動物を遠ざけることが可能です。いったん電気ショックを経験した動物は、再び近づくことを避ける心理的な壁を持つようになるとされています。 野生動物に与える心理的障壁 動物が電気柵に触れると、ビリッとした衝撃を受けるため、その経験を学習し再び近づかなくなる傾向があります。こうした心理的障壁こそが、電気柵が高い効果を発揮する理由といえます。特に出会い頭の痛みが大きいほど、対象動物はそこを危険地帯と認識しやすくなり、侵入を避けるようになります。 イノシシ・シカなど主な被害対象の例 日本では、イノシシやシカが作物を荒らすケースが多く報告されています。イノシシは畑の土を掘り起こす被害が大きく、シカは背が高いため軽々とジャンプして柵を飛び越える場合があります。これらの動物に対策をとらないと、一夜にして広範囲が荒らされることもあるため、電気柵による早期対策が重要です。 設置前の準備と注意点 電気柵を効果的に活用するためには、設置する前の下準備が欠かせません。事前に環境を整え、可能なトラブルを回避することがポイントです。 まず設置するエリアに目印をつけ、電気柵で囲む範囲やゲート箇所をあらかじめイメージします。次に、地面の状態を確認し、コンクリートやアスファルトが多い場所ではアースの取り付けに工夫が必要です。地面が整備されていないとワイヤーが不要に触れるリスクやアース不良を引き起こしやすいため、あらかじめ土壌のコンディションを把握しておきましょう。 障害物の除去と草刈りの重要性 草や樹木の枝がワイヤーに触れると、電流が逃げて柵全体の電圧が下がってしまいます。これにより十分なショックを与えられず、害獣が侵入しやすくなってしまいます。設置前には入念な草刈りと不要な障害物の除去を行い、設置後も定期的に周囲を確認して草木が伸びすぎないよう管理しましょう。 設置環境・傾斜地の把握と対策 平地だけでなく傾斜地や凸凹のある場所に設置する場合、支柱を安定させるための固定が重要です。地形によっては支柱が傾きやすく、ワイヤーにたるみが生じると、動物に突破される可能性が高くなります。高低差がある場所では、追加の支柱や補強材を使って柵ラインを均等に張るよう工夫してみましょう。 電気柵の資材・工具と選び方 次に、電気柵を構成する資材や工具について、種類や選定のポイントを解説します。適切な部材を選ぶことで、より効果的かつ安全な柵を作れます。 電気柵を構成する主要な部材には、本体(パワーユニット)、支柱、ワイヤー類、アース棒、ゲートハンドルなどがあります。ワイヤーを張るための簡易緊張具や固定クリップ、検電器なども重要です。これらは一式でセット販売されていることもあり、初めて導入する際にはセット品を活用するのもおすすめです。 ポリワイヤー・リボン・フェンシングワイヤーの特徴 ポリワイヤーは軽量で扱いやすく、視認性もあるため、初めて導入する方に人気があります。一方でリボンタイプはワイヤーよりもさらに目立つので、動物が意識しやすいという利点があります。フェンシングワイヤーは強度が高く、設置範囲が広い場合や、壊れやすい条件下での使用に向いています。 電源の種類(ソーラー・バッテリー・乾電池・外部電源) ソーラー電源は日当たりの良い場所であれば長期間メンテナンスが少なく、持続的な通電が可能です。バッテリーや乾電池式は設置場所を選ばない反面、定期的な交換や充電が欠かせません。外部電源は安定して高い電圧を供給できますが、電源の確保が難しい地域では使いづらいため、総合的に設置環境やコストを考慮して選びましょう。 電気柵の設置手順:基礎編 ここからは、初めて設置を行う方向けに、基本的な手順をわかりやすく解説します。作業を進める前に全体の流れを把握しておきましょう。 最初に、電気柵のレイアウトをしっかりと計画し、支柱を打ち込みやすい場所かどうかを確認します。支柱と支柱の間隔の目安はワイヤーのたるみが生じにくい範囲、約2~5m程度が一般的です。ゲートを取り付ける箇所は人や車両が出入りする可能性も考慮して、十分な幅を確保しましょう。 コーナー支柱・中間支柱の打ち込みとゲート部の設置 柵の曲がり角となる部分には、強度の高いコーナー支柱を使用します。これによって角部分のワイヤーにかかるテンションが分散され、しっかりと張ることが可能です。ゲート部は人や車の出入りが想定されるため、専用のゲートハンドルを用いてワイヤーを簡単に着脱できる仕組みにしておくと便利です。 ワイヤーの架線・連結と高さ調整 次に、支柱にクリップなどを取り付けてワイヤーを張り巡らせます。対象動物の背丈や侵入時の動きに合わせて、複数の段でワイヤーを設置すると突破が難しくなります。張る際は適度な緊張感が必要で、たるみやすい部分は簡易緊張具などを活用して調整しましょう。 パワーボックス・アース・危険表示板の取り付け パワーボックス(本体)は湿気や雨の影響が少ない場所に設置し、確実に通電できるよう高圧線とアースを正しく接続します。アース棒は湿った土壌に深く打ち込むことが理想で、出力が大きい場合は複数本のアース棒を使用することもあります。さらに、第三者への注意喚起として危険表示板の取り付けを行い、感電事故を防ぎましょう。 動物別の対策ポイント 侵入を試みる動物の種類によって推奨されるワイヤーの高さや配置は異なるため、代表的なケースを参考に設置しましょう。 電気柵を動物の行動に合わせた設置方法にカスタマイズすることで、防除効果は格段に高まります。ここでは、主に畑や牧場で被害が大きいとされるイノシシやシカ、アライグマなどを例に、それぞれの対策を解説します。農地や家畜を守りたい方は、できる範囲で動物それぞれの特性に合わせた柵の高さや段数を取り入れてみてください。 イノシシ対策:鼻先の高さを意識する イノシシは地面を掘り起こす習性があるため、下部のワイヤーが特に重要です。地表付近にワイヤーをしっかり張り、鼻先にショックを与えられる位置に設置することで侵入を防ぎやすくなります。またイノシシは電気が通っていない柵に触れて学習することを避けるため、設置直後から通電することが望ましいでしょう。 シカ対策:ジャンプ防止とスキマ管理 シカは非常に高い跳躍力を持つため、電気柵の高さを1m以上に設定し、必要に応じて複数段にすることが基本です。隙間が大きいと飛び越えられる場合があるので、補強用の支柱やワイヤーを追加し、高さと張力をキープします。効果を最大化するには草刈りの徹底などの地道な管理も欠かせません。 アライグマなど小動物対策:侵入経路をふさぐ アライグマやハクビシンなどの小動物は、わずかな隙間からでも侵入しやすい特徴があります。特に柵の下部や角部分の隙間をしっかりとブロックし、必要に応じて地面との接点を低く保つようにしましょう。潜入ルートを無くすことで、より確実な防御線を構築できます。...

目次 1害獣対策に電気柵がおすすめな理由 2電気柵の選び方 1土地の広さ|コードの長さで選ぶ 2使用時間と家からの距離|電源の種類で選ぶ 3害獣の種類|柵線の段数で選ぶ 3電気柵に利用する電源の種類と特徴を比較 1乾電池式 2バッテリー式 3ソーラー式 4AC電源式 4メーカー別おすすめの電気柵12選 1【ネクストアグリ】おすすめの電気柵4選 2【アポロ】おすすめの電気柵4選 3【ニシデン】おすすめの電気柵4選 5害獣の種類を見分けるポイント 1動物の足跡から見分ける 2動物のフンから見分ける 3被害の内容から見分ける 6まとめ|電気柵を選ぶ際は設置場所にあった製品を選びましょう 電気柵は、田畑を守るための重要な役割を担っています。しかし、設置場所にあわせたタイプを選ばないと、思うように効果を発揮できません。本記事では、電気柵の選び方や電源の種類を解説するとともに、3つのメーカーから各4種の電気柵を紹介します。 また、害獣の種類によっておすすめの電気柵は異なりますが、「そもそもどの害獣から被害を受けているのかわからない」方もいるかと思います。 足跡やフンで害獣を見分けるポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 害獣対策に電気柵がおすすめな理由 電気柵の柵線には電気が流れており、動物が触れると電気ショックが発生します。触れた動物は痛みに驚くと同時に、その痛みや驚きを覚え、電気柵を危険なものだと学習します。電気柵の危険性を学習することで、その後は警戒して近づかなくなるのです。 また、電気柵は電気ショックで動物が死んでしまったり、傷つけてしまったりすることはなく、痛みや驚きによって電気柵は怖いものだと認識させる「心理柵」としての役割を担っています。 電気柵はバッテリーとソーラーが一体になっていれば日光で稼働できるため、電気代を節約しつつ長期間の利用が可能です。電気柵の設置に特別な資格はいらず、手軽に設置できるため、害獣対策に慣れていない方にもおすすめです。 もちろん種類によりますが、コストパフォーマンスに優れており、初心者でも導入しやすいので、田畑を動物に荒らされて困っている方は、まず電気柵で対策してみることをおすすめします。 電気柵の選び方 電気柵の効果を最大限発揮させるためには、設置場所の規模や使用期間、対策する動物の種類などにあわせて、電気柵のサイズや電源方式、柵線の段数などを選択しましょう。 環境的な要因とそれぞれ何を基準にして選ぶべきか解説します。 土地の広さ|コードの長さで選ぶ 電気柵は、被害を防ぎたい田畑を囲むように設置します。そのため、設置する土地の広さにあわせてコードの長さを調整する必要があります。コードの長さが足りず、動物の侵入経路ができてしまうと、電気柵としての効果は発揮されません。適切なコードの長さを選べるよう、事前に設置場所の外周を測っておきましょう。外周はおおよそではなく、メジャーで正確な長さを計測します。 また、段差がある部分は、動物が潜り込んで侵入するリスクがあるため、段差のすき間を埋めるように支柱とコードを設置する必要があります。段差を埋めるためには、特別な配線が必要になるケースもあるため、ぜひ当店にご相談ください。 使用時間と家からの距離|電源の種類で選ぶ 電気柵の電源方式は主に4つです。 ・乾電池式 ・バッテリー式 ・ソーラー式 ・AC電源式...

犬と人間が親しい関係となるきっかけになったのは、3万2000~1万9000年前の欧州で、オオカミが狩猟採集民になついたのが始まりとする研究結果がある。 その後、犬という種類が最初に現れたのは約15,000年前で、人間がオオカミを家畜化し、人間の好む性質を持つ個体を人為的選択※することで、犬という動物が成立したとされる。そのため、犬という動物は、種の成り立ちの観点からも、農耕が始まる遥か以前から猟犬の役割を担っていたと考えられる。 ※人為的選択・・・生物の形質について、人為的に選択して経代を続け、その変化を望む方向に誘導する行為、またはその結果を指す。 少し話が逸れるが、筆者が初めて猟犬という存在を認識したのは、子どもの頃にみた少年ジャンプで掲載されていた「銀牙 -流れ星 銀-」という漫画である。 人間ですら歯が立たない凶暴な人食い熊・赤カブトを討つために、熊犬(熊狩りを目的とした猟犬)である銀が冒険する物語で、漫画ではあるものの、猟犬が己の爪と牙だけを頼りに立ち向かっていく様に胸を熱くしたものである。 しかし、漫画ではなく実際のところは、猟犬はその優れた嗅覚や吠え声によって獲物を追い込むことが得意であるが、大型動物を仕留めるほどの力はもたない。 一方で、人間は犬のような身体能力はもたないものの、銃や刃物など強力な武器を持つ。そのため、ハンターにとって猟犬は最高のパートナーといえるのだ。 猟犬の種類 猟犬は多くの犬種(品種)や系統に分かれており、鳥猟犬と獣猟犬に大別される。 鳥猟犬の種類 鳥猟、とくにキジ猟においては、ポインターやセッター、レトリーバー、それら全般をこなすスパニエル等が活躍する。 ポインターは獲物を見つけると「お手」の姿勢となり、ハンターにその位置を知らせる(ポイントするともいわれる)。 また、セッターは獲物が逃げ出さないようにそっと近づき、ハンターの指示でハンターが射撃を行うのに最適な位置に鳥を追い出すことが得意だ。 レトリーバーは目視により撃ち落とされた鳥の位置を長い間記憶し、思い出すことができる。また、気性が穏やかで獲物を噛みつぶさないで運んだり、泳ぎもできる。そのため、撃ち落とした獲物や半矢で逃げる獲物を回収(レトリーブ)することが得意である。 スパニエルは利口で忠誠心が高く、鳥猟に広く使われる犬種であるが、家庭犬としても人気が高い。 獣猟犬の種類 イノシシ猟などの獣猟においては、身軽で駿足、勇敢、適度な追い鳴きの能力をもった犬種が重宝され、洋犬ではハウンドと呼ばれる犬種が該当する。彼らは、つねに獲物と一定の距離を保ちながら追跡し、吠えること(追い鳴き)によってハンターに獲物の位置を知らせる。 また、和犬も古くから獣猟で活躍してきた犬種で、紀州犬、甲斐犬、秋田犬などが存在する。 ハウンドと和犬を比較すると、犬自身の性格にもよるが、ハウンドは鳴きが早く盛んに鳴くという傾向があり、和犬は獲物を見つけるまでは鳴かないという傾向がある。 猟犬を使った追い込み方法 猟犬を使った獲物の追い込みには色々な方法がある。 例えばイノシシ猟においては、獲物が生息する狩場を多人数で四方から取り囲み、囲いを縮めながら獲物を追いつめて射止める「巻き狩り猟」がよく知られている。 巻き狩りは勢子(獣を追い詰めたり、逃げるのを防いだりする役割のハンター)と、数人の射手(獲物に対して鉄砲を撃つハンター)と、パートナーである猟犬とで行われる。 ※最少の出猟人数は3人(勢子2人と射手1 人)で、3人以上の出猟者が見込めない場合は巻き狩り猟は中止となる。 まず、おもに勢子以外のメンバーが単独もしくは複数で「見切り」を行う。見切りは、メンバーごとに特定のエリアを担当し、獣の痕跡の変化を見定める作業のことで、大抵の場合午前中に行われる。 その後、各メンバーが集合場所に集まり、勢子を交えて見切りの情報を持ち寄り、猟を行うエリアを確定したうえで猟を始める。 猟がスタートすると、初めに犬が「床吠え(たて吠え)」することによって、寝床で寝ている猪を起こす。 床吠えは、同じ位置ですごく大きな声で吠える吠え方である。イノシシが起きて逃げ出したら、犬はそれを追いかけながら大きな声で吠える。 起こされたイノシシは「通い(イノシシがエサ場やねぐらへ移動するとき、いつも通る道のこと)」を通って逃げる。 勢子は、イノシシを追い込みながら射手に待機場所(マチ)を指示するほか、山中のフィールドサインや猟犬による探索状況から獲物の行方を推察し、射手と随時連携をとる。 射手はイノシシが逃げてくる可能性の高いところにマチを張り、逃げてきたイノシシを鉄砲で射止める、という流れである。 巻き狩りの他にも、猟犬を使った獲物の追い込みとして、犬がイノシシのニオイを追跡し、だいたいどのあたりにイノシシが出てくるか猟師が予測して待ち受ける「追跡猟」、イノシシの寝床まで犬が追いかけて、猟師が来るまで吠えて留めておく「寝床猟(床猟)」などがある。 猟犬を使った猟の注意点 犬に咬みつかせることのみによって狩猟鳥獣を捕獲することはできない。また、犬に咬みつかせて狩猟鳥獣の動きを止め、法定猟法以外で捕獲することはできない。どちらも法令で禁止されている(参考ページ)。 また、当然ながら犬種や個体ごとに性格は異なるため、長所と短所を飼い主があらかじめよく理解しておくことも大切だ。 例えば、グループでの巻き狩りにおいて、特にハウンドは、しっかりとイノシシを起こし、追い残しが無い、追い鳴きが続くなどの優れた点がある。 一方で、和犬の優れた点は、帰家性が高い点である。...