くくり罠の特徴と設置方法
くくり罠は、イノシシやシカなどの獣を捕獲するために古くから使われている道具です。獣の足をワイヤーで「くくる(括る)」ことによって捕獲します。
当店のくくり罠は年間数千台の販売実績があり、「安くて良く獲れる」をモットーに、捕獲しやすい・仕掛けが簡単・お買い求めしやすい価格を念頭に、狩猟家の方や鳥獣被害対策に臨まれる皆様のお役に立てるようなの商品づくりを心がけております。
くくり罠の仕掛け方
ここでは、当店で取り扱っている「跳ね上げ式」タイプを例にとって、くくり罠の設置方法を説明します。
※当店の各商品には設置方法を記載した説明書が付属しておりますので、購入された際はそちらもご参照ください。
①ターゲットの痕跡を探す
くくり罠は、獣が足を置くであろう場所を予測して、ピンポイントで設置する必要があります。くくり罠を仕掛けるにあたって、もっとも重要になるのが場所の選定ですが、良い場所に仕掛けるには獣の痕跡をよく観察し、彼らが頻繁に利用するであろう獣道に罠を設置します。
周りの草木にイノシシがつけたであろう泥がついていたり、足跡がしっかりと残っているような場所は要チェックです。
②設置場所に台座を埋める
①で「ここだ!」と決めた場所に、くくり罠を設置するための穴を掘り、台座を埋めます。掘る場所の土が崩れやすい場所だと、崩れて作動不良となることもあるため、できるだけ崩れにくい場所に仕掛けるようにします。
やむを得ない場合には、設置の際に周囲の土を固めて、獣が踏んでもくくり罠の周りが崩れにくいようにします。穴を掘る深さは台座の高さ+1〜2cm。
必要に応じて、罠が作動する荷重を調節します。
イノシシホイホイ調節方法
荷重調節ネジで調節します。
ストロング調節方法
台座に爪楊枝をさして調節します。
③根付け場所を選ぶ
くくり罠の支柱となる木の幹や値を探します。このとき重要となるのが、ワイヤーが届く範囲でしっかりとした根付け場所を選ぶということです。折れやすいところを選んでしまうと、折角捕獲した獣が逃げてしまうのと、捕獲後に獣と対峙した際に折れてしまうと逆襲にあう恐れがあるからです。斜面に設置する場合は、罠の設置場所よりも下方に根付けすると良いでしょう。
④踏み板にスネアを装着&押しバネを圧縮
踏み板のアーム部分にスネア(獲物の足を括るワイヤーロープの輪)をセットし、くくり罠の動力となる押しバネを圧縮させます。
くくり罠に使用されるバネは強力なので、体重をしっかりかけて塩ビ管の中に押し込むように圧縮させます。しっかりとバネを圧縮させたら、ストッパーを固定しバネが圧縮されたままの状態にします。
ワイヤーを取り付ける前に
イノシシホイホイ
アームがカチッと音がするまで下げてからワイヤーを取り付けてください。
空はじきや設置中の怪我につながる恐れがあります。
ストロング
誤作動防止プレートが取り付けられている状態で作業を行なってください。
設置中の怪我につながる恐れがあります。
くくり金具をアームの付け根に合わせると空はじきが低減します。
過締まり防止金具(1点止め蝶ネジ)は、錯誤捕獲の防止、捕獲後の鳥獣の損傷軽減を目的としています。
バネを圧縮する際は綱引きの要領で体重をかけながら引くと簡単に圧縮できます。
塩ビ管は、土や植物がバネに干渉するのを防ぎます。可能な限り、塩ビ管に収まるようバネを圧縮してください。塩ビ管に収まり切らない場合は、圧縮できる簡易でバネを縮めて蝶ネジで固定してください。
バネを押し込む際は、塩ビ管のキャップを掴んで力をかけるようにしてください。
部品交換の効率等を考慮し、キャップと塩ビ管は接着していません。
⑤カモフラージュを加える
④でセットした踏み板を、台座の上に置き、獲物に見えないよう土や枯れ葉などで覆います(なるべく薄く覆ってください)。踏み板の端のほうを踏まれた場合、荷重のバランスが偏るため正常に動作しなかったり逃げられたりしやすくなります。障害物(木の枝や石など)で周囲の部分を踏みにくいようにして、踏み板の中央部を踏ませるように誘導すると良いでしょう。
ストロングを台座に乗せたあと誤作動防止プレートを外します。プレートを外す際は、誤作動に気をつけながら慎重に行なってください。
⑥設置後は見回りが重要
罠を設置したら、放ったらかしにするのではなく、毎日見回りをします。もし捕獲できていなかったとしても、獲物の痕跡をチェックして、行動を予想するようにします。もし空ハジキ(誤作動)していたら、原因を究明して設置方法を改善するようにします。
もし捕獲していることが判明したら、不用意に近づかず、遠巻きから罠の状態を確認するようにしましょう。
当店のくくり罠について
捕獲率が高い
当店のくくり罠ご使用のお客様から多くいただく感想が、「仕掛けて、すぐに捕獲できた」という内容です。初心者からベテランの方まで、多くご愛顧いただいております。
仕掛けやすい
多くの使用実績をもとに、仕掛けはシンプルに、扱いやすさを念頭に置いて商品を開発しております。Youtube動画でも紹介しておりますので、是非ご覧ください。
お求めやすい価格
被害にお困りの皆様にとってお求めやすい商品であるよう、製造工程を工夫し、日々改善に努めております。数量に応じて、まとめ買い割引もございます。
お客様からいただいたくくり罠感想のご紹介
ご使用商品: イノシシホイホイ |
『イノシシの被害があり、こちらの罠を購入しました。 商品の状態は良く、初めて罠を仕掛けるのですが扱いやすい罠でした。』 |
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ご使用商品: イノシシホイホイ |
『梱包も丁寧で迅速な対応でした。到着した日にすぐ設置したら次の日には駆除できました。』 |
ご使用商品: くくり罠 ストロング |
『鹿に椎茸を食害されるので、傍の果樹園に複数仕掛けたら、一度に3頭捕獲できました。』 |
ご使用商品: くくり罠 ストロング |
『まだ初心者ですけど、うまく仕掛ける事が出来ました。作りもしっかりしてますよ!』 |
ご使用商品: 足・鼻くくり兼用くくり罠「TSJ」 |
『設置が簡単なので、時間をかけずに設置ができます。鼻くくりとしても短時間で保定できてより安全に捕獲できるようになりました。』 |
自分に合ったくくり罠を探したい
すぐに仕掛けられる一式をお探しの方、踏み板だけ購入したい方、パーツを購入して自作したい方、皆様の状況に合った商品を取り揃えております。皆様の状況に合った商品をお選びください。
イノホイおすすめのくくり罠セット商品
イノホイおすすめのセット商品は以下の3タイプ。踏み板、踏み板の台座、仕掛け部分が全てセットになっており、組立作業や工具が不要。届いたらすぐに仕掛けることができます
交換・自作するなら、こちらもオススメ!
くくり罠の使用に関する調査結果のご紹介
当店では、サービスや商品の品質向上のために、アンケートを実施しております。以下に結果の一部をご紹介いたしますので、ご参考くださいませ。
- 被害の発生している動物を教えてください。
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イノシシによる被害が9割以上と、大多数を占めております。 農林水産省の発表によると、イノシシによる農林水産被害額は平成30年度で約47億円となっており、とくに農業を営む人にとっては死活問題となる深刻な事態です。 - 狩猟歴について教えて下さい。
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初心者の方と、ベテランの方がほぼ同じ比率となりました。狩猟技術を学びたい初心者の狩猟者の方にとっても扱いやすく、ベテランの狩猟者の方にもご納得いただけるような商品となるよう心がけております。 - くくり罠に適していると考えるワイヤー径をご教示ください。
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4ミリ径が最も大多数を占めておりました。やはり、作動のしやすさや扱いやすさを重視される方が多いようです。一方で、大物がかかった場合も考慮して強度を重視される方もいらっしゃいます。 - (番外編)当サイトを知った最初のきっかけを教えてください。
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インターネットが9割以上という結果をいただきました。インターネットで便利にお買い物ができるよう、サイトの扱いやすさや見やすさを日々改善しております。もちろん、電話でもお問合せ・ご注文を承っております。
くくり罠お役立ち知識
【週刊】鳥獣被害対策では、くくり罠の設置に役立つノウハウを随時更新しています。捕獲率アップのために、是非ご参考ください。
いろいろ選べるくくり罠ラインナップ
完成品は、届いてすぐに仕掛けられます。スプリング部分をご自身で準備される場合は、踏み板のみのご購入がオススメ。くくり罠の全商品一覧はこちらから。
くくり罠に必要な部品
イノシシやシカをくくり罠で捕獲するにあたって、遵守しなければならない規則があります。罠自体の要件としては、以下に該当するくくり罠は使用が原則禁止されています。
1:獲物を吊り上げてしまうもの
2:ワイヤーの直径が4mm 未満のもの
3:「より戻し」がないもの
4:「締め付け防止金具」がないもの
5: 直径(楕円形の場合は小さい方)が12cm を超えて掛けること
6:1人で31個以上のわなを掛けること
※5については、多くの地域で直径の規制が緩和されています。規制の有無については捕獲を実施する地域の自治体担当課にご確認ください。