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4580479270488 ニシデン 電柵用出力テスター
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通常価格
¥2,800
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配送料は購入手続き時に計算されます。

商品説明
テスター下部のアース側を地中に埋め込み、テスター上部のフックを柵線に引っかけてご使用ください。
テスター右部分が電圧に応じて1,000Vごとに1,000V~6,000Vで点灯します。
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金網フェンスは、その素材や構造の違いによって多彩な用途や機能を果たします。本記事では、金網柵の種類や設置の流れ、鳥獣被害対策など、金網フェンスを上手に活用するために必要な情報を整理し、詳しく解説します。 たとえば庭や農地の区画分け、防犯目的の仕切りとしても活躍するため、実際に利用している方は意外に多く見られます。その一方で、あまり詳しく知らないまま設置してしまうと、選ぶべき素材や設置方法を誤ってしまう可能性もあるでしょう。 そこで、この記事ではフェンスとして使われる金網の基本的な種類と特徴、設置時の注意点やメンテナンスなどをわかりやすくまとめています。目的や予算に合ったフェンス金網を選ぶ手がかりに、ぜひ最後までご覧ください。 金網柵(ワイヤーメッシュ柵等)の種類と特徴 用途や目的に合わせて、さまざまな種類の金網柵が存在します。ここでは代表的な金網柵の特徴を紹介し、そのメリット・デメリットに触れます。 金網柵には、ワイヤーメッシュやチェーンリンクに代表されるように、編み方や素材の違いによって複数のバリエーションがあります。頑丈さを重視したい場合は太めのスチール製が適しており、サビの発生を抑えたいのであればメッキ加工やステンレス製を選ぶのが一般的です。設置場所や目的次第で、使い分ける必要があります。 たとえば、編み目の細かいワイヤーメッシュ柵は、比較的小動物の侵入を防ぎたい場所で効果を発揮します。一方、チェーンリンクフェンスは丈夫で扱いやすく、広い範囲を囲う際に便利です。ただし、金網を細かくすると視界が遮られやすくなるので、通気性や景観にも配慮しましょう。 それぞれの金網柵はコストや設置のしやすさ、防犯性などを考慮して選ぶことが大切です。農地や駐車場用として活用する場合は、予算と機能のバランスを考え、最適なタイプを検討することが成功のポイントとなります。 フェンス設置の流れと必要な準備 いざ金網フェンスを設置するとなると、手順の把握や必要物の準備が大切です。ここでは一般的な設置方法と、その前に押さえておきたいポイントについて解説します。 まず、設置予定地の境界線をしっかりと確認することから始めましょう。地図や測量図を用いて自分の敷地範囲を正確に把握することで、後々の近隣トラブルを未然に防ぐことができます。加えて、土壌の状態や地盤を踏まえて、支柱を固定するコンクリートや基礎工事の有無も検討しましょう。 次に、フェンスの高さや長さを決める際は防犯性やプライバシー保護の観点だけでなく、通気性や景観にも配慮することが望ましいです。住宅地や公道沿いでは、フェンスの高さに対して地域の決まりがある場合もあります。また、周囲の環境や下地によっては補強の必要性があるため、設置に先立って十分な下調べをしておくと安心です。 事前準備が整ったら、支柱を立てる位置をマーキングし、コンクリートでの固定や埋め込みを行います。その後、金網を張り、たるみを出さないようにテンションをかけながら固定するのが基本的な手順です。最後に、仕上げとして固定具やビスのゆるみがないかをチェックし、安全面に問題がないかを確認することで、トラブルを防ぎます。 鳥獣被害対策お役立ち情報:効果的に金網を活用するポイント シカやイノシシなどから農作物を守るためには、金網の選び方や設置方法が重要です。ここでは被害を防ぐ具体的な施策やメンテナンスの要点をまとめています。 野生動物による農作物被害を抑えるためには、防御策となるフェンス金網の強度と張り方が大きく影響します。シカやイノシシは大柄で力が強いので、薄手や弱い金網では簡単に破られてしまうことがあるため、耐久性を優先して選ぶのが鉄則です。また、動物がくぐれないように、地面との隙間にも注意が必要です。 被害を抑えるためには、フェンスの高さだけでなく、動物が飛び越えにくい環境づくりも重要です。シカなどは地面の凸凹を利用して簡単にジャンプすることがあり、設置する際には地形のクセを理解し、無理のないかたちでフェンスを連続的に配置していくと効果的です。また、侵入経路を特定し、重点的に補強するのも有用な手段といえます。 農地や庭先でのシカ・イノシシ対策 シカやイノシシなどの大型動物は、農地や庭先の植物を好んで食べるため、大きな被害をもたらします。特に収穫期を迎えた農産物を食べられてしまうと、経済的な損失も大きくなるので、対策の優先度は高いです。金網フェンスの高さは最低でも1.5m程度を目安とし、動物が土を掘ってくぐれないよう根本部もしっかりと補強しましょう。 庭先ではプライバシーの確保も重要なので、周囲の景観を損ねないように植栽や装飾を組み合わせるのもポイントです。たとえば、植木をフェンスの内側に配置して視線を和らげることや、フェンス自体を緑色のコーティングタイプにすることで、景観と防獣対策を両立させることが可能になります。 被害を最小限に抑えるメンテナンスと点検 金網フェンスは設置して終わりではなく、継続的にメンテナンスを実施してこそ効果を発揮します。定期的に張り具合や支柱のゆるみを確認し、必要に応じて補修しておけば、隙間から小動物が侵入するリスクを減らすことができます。特に台風や大雨の後は地盤のゆるみが発生しやすいため、点検をこまめに行いましょう。 万が一フェンス金網が一部破損してしまうと、そこから侵入が始まるケースも少なくありません。異変に気づいたらすぐに補修し、簡単には破られないような素材や固定方法に見直すことが被害拡大を防ぐうえで重要です。日頃からのチェックを怠らず、被害を最小限に抑えていきましょう。 施工事例とブログを参考にした成功事例の共有 実際に金網フェンスを導入した方の施工事例やブログは、具体的な情報源として大変参考になります。活用例を知り、イメージを膨らませましょう。 事例を見ると、金網フェンスをDIYで設置している方の手順や、業者に依頼した場合のコストなどが分かりやすく比較できます。自分の敷地条件に類似したケースを探せば、実践的なヒントを得ることができるでしょう。写真付きで作業工程を説明しているブログなどは、特に参考になります。 たとえば、傾斜地に金網柵を設ける事例では、どのように支柱の位置を調整しているのか、どのタイプの金網を選んでいるのかが詳細に紹介されている場合があります。こうした生の体験談は理想と現実のギャップを埋めるうえでも役立ちます。できれば複数の施工事例を比較し、場所や予算など自分の環境に合った方法を見極めることが大切です。 ブログによっては、施工後のメンテナンス記録や、防犯効果の検証などが公開されていることもあります。フェンス金網を導入した後のライフスタイルがどのように変わったのか体験談が盛り込まれた情報は、実際に導入する際の参考として大いに役立つでしょう。 DIYか業者依頼か?費用やクオリティで選ぶポイント DIYによるコスト削減と、業者依頼による確実性のどちらを選ぶべきかは悩ましいところです。それぞれのメリット・デメリットを比較検討します。 DIYでフェンスを設置する最大の利点は、やはり費用を抑えられることです。自分で資材を扱う楽しみもありますが、その一方で施工ミスによって金網がたるんだり、支柱が傾いたりするリスクも高まります。組み立てる手間や体力もかかるため、あらかじめ技量や時間を考慮して決断するようにしましょう。 業者に依頼する場合は、確実で手早い施工が期待できます。専門知識を持った職人が担当するため、仕上がりがきれいで防犯性にも優れた結果が得られるケースが多いです。緊急時の修繕やアフターケアを頼みやすいのもメリットですが、その分コストが高くなる点は見逃せません。 結局のところ、敷地の広さやフェンス金網の用途、予算、そして施工にかけられる時間が選択の決め手となります。大規模なプロジェクトや高い防犯効果を求める場合は、業者依頼を検討するのが得策でしょう。一方、ある程度の手先の器用さと時間があり、費用を抑えたいならDIYも良い選択肢といえます。 安全性と防犯性を高めるオプションと追加機能 防犯性をさらに高めるためには、センサーや防犯カメラなどのオプション導入が効果的です。選択肢を知り、最適な組み合わせを検討しましょう。 金網フェンスだけでは、防犯性として物理的な障壁を提供するにとどまります。そこに人感センサーや監視カメラを組み合わせることで、侵入者の検知が可能となり、より明確な防犯対策が完成するのです。また、夜間の視界を確保するためのセンサーライトを取り付けると、暗がりでも不審者を見逃しにくくなります。 フェンスの上部に有刺鉄線を取り付ける方法もありますが、住宅地の場合は近隣の景観や安全面に配慮が必要です。防犯性を向上させる手段はさまざまなので、自宅や施設の環境に合わせてカスタマイズするとよいでしょう。コストだけでなく、定期的なメンテナンスのしやすさや設置条件も考慮して選ぶことが大切です。 近年では、インターネットと連携してスマートフォンでリアルタイム監視を行えるシステムも普及しています。外出先でも自宅周辺の状況をチェックできるため、不測の事態に備えやすくなります。こうしたオプションを上手く活用して、より安心・安全な住環境を目指しましょう。 設置に関わる法令や近隣トラブルを回避するコツ フェンス設置には建築基準法の遵守や近隣住民への配慮が欠かせません。法令リサーチや事前の声掛けなど、トラブルを未然に防ぐ方法を解説します。...
目次 1正しく設置して定期的な管理を行いましょう 1植物の絡まりによる漏電 2支柱の鉄部分、リング碍子のネジ部分の触れによる漏電 3アースの設置不良による漏電 2本体の故障 3まとめ 害獣対策として広く使用される、電気柵。農作物に近づく動物に電気ショックを与えることで、効果的に農作物被害を食い止めることができます。 しかし電気柵の電圧が低いと、その効果は激減。害獣が侵入してしまう可能性が高くなり、被害が広がってしまいます。効果的な電気柵を維持するためには、しっかりとしたメンテナンスが重要になってきます。 そこで今回は、電気柵の電圧が下がる原因とその解決方法について解説していきます。 正しく設置して定期的な管理を行いましょう 正しい設置方法であれば、十分な効果を発揮する電気柵。効果の維持には、定期的な管理が必要不可欠です。電気柵の調子が悪いと感じたときや、長期的に倉庫などに保管し再設置する際などは、正しい設置方法を改めて確認した上で、使用するように心がけましょう。 「ワイヤーの電気が流れていないように感じる」「電圧が弱く、効果が下がっている」と感じたときには、「漏電」の可能性もあります。これから紹介する点を点検いただき、スムーズに問題箇所を特定、改善していきましょう。ぜひ、以下の点をチェックしてみてください。 植物の絡まりによる漏電 周辺の草木が伸びて電気柵のワイヤーに触れたり、落ち葉がワイヤーに引っかかることで漏電し、大幅に電圧が下がります。こまめに草刈りをするか、電気柵用の防草シート(アース機能付き)を設置するのも一つの手です。定期的に、周辺の草木の管理をしましょう。 ★おすすめ草刈機 草木の管理は、重労働で手作業には限界があるため、草木の管理に最適な草刈機を活用することをおすすめします。作業場所を考慮したハンドル形状、携帯性や収納性、体への負担などを考慮してお選び下さい。 工進 KOSHIN スマートコーシン 充電式草刈機 SBC-1825L 軽量で駆動時間が長く、繰り返しの充電に適したリチウムイオンバッテリーを採用し、操作が簡単で使いやすく、軽い、コードレス商品です。 ・傾斜地におすすめ 草刈機の振動をコントロールしやすく、縦方向に動かしやすいので、傾斜がある場所でも平地でも作業しやすいハンドルです。 ・電動式だからスイッチひとつで簡単操作 わずらわしい操作や、給油の手間が不要。メカに強くなくても、手軽に使えます。 爽やかな朝の空気も汚さない、排気レス。お手入れもとても簡単です。 ・静かだから早朝や休日でも近隣を気にせず使える エンジン音がしない分、静かなので、早朝や休日でもご近所を気にせず作業できます。 庭のお手入れが、思い立ったときにサッとはかどります。 ・草が絡みにくい 刈った草の後始末をラクにし、草の汁ハネも軽減します。本体内部は草が入りにくいラビリンス構造。 ★ご紹介した商品はこちら 工進 KOSHIN スマートコーシン 手押し式充電草刈機 SBC-3625C2 ・ナイロンコード採用で際刈りもOK...
いつも当店をご利用いただきありがとうございます!イノホイの福士と申します。猟期が始まったということもあり、私達の地元宮崎で400年以上の歴史をもつ鴨網猟を見学してきましたので、様子をレポートさせていただきます!
巨田池の鴨網猟とは
まずは巨田池の鴨網猟とはどういったものなのかをご説明させてください。
宮崎市佐土原町上田島にある巨田(こた)池は、巨田神社の東側にある灌漑用のため池で、冬季なると多くの鴨が飛来する。ここでは越網(こえあみ)とよばれる投げ網を使い、鴨の生態を利用した伝統的な猟法が現在も受け継がれている。鴨は日中は池で羽を休め、夕方に餌をとるために巨田池を飛び立ち、明け方に池に戻ってくる。池を取り巻く丘陵の樹木を凹形に伐採して鴨の通り道をつくり、ここを通過する鴨に向けて越網を投げ上げ鴨を捕らえる網猟である。鴨網猟については『上井覚兼(うわいかくけん)日記』(天正14(1586)年9月17日記事)にも記されており、400年以上の歴史をもつ伝統的なものである。 また大正4(1915)年の「地方風俗習慣調」には、鴨網猟が武士の鍛錬としても行われていたことが記されている。 現在、鴨越(かもごえ)保存会によりこの猟法が受け継がれている。国内で網を用いた鴨猟を行っているところは巨田池を含め数ヶ所であるが、伝統的な猟が現在も組織的に行われているのは、巨田池と石川県の片野鴨池の2ヶ所のみであり、大変貴重なものである。
※みやざき文化財情報ホームページより引用 古くは武士の鍛錬にも使われており、行われている場所はここ巨田池と石川県の片野鴨池の2ヶ所のみという非常に貴重な猟法ということに驚きました。
道具は手作り。罠猟とは異なるおもしろさが沢山
用いる猟具は巨大なテニスラケットのような網。長さは背丈を大きく超えて〜2mほどもありました。もちろん市販はされておらず、持ち手の桜の木を削り、網も手で編んでいるとのこと。400年もの間変わらない形状や手法に驚きと興奮を隠せません。以下、私が魅力的だと感じた点をご紹介します。
猟の時間が短い!
上記画像のように、猟ができるのは日の出、日の入りの20分程のみとなっているのです。私は夕方に見学したのですが、当日も時間になると続々と猟師さんが集まり、18時頃からの20分程で猟をして解散という流れでした。銃も罠もある程度時間を要するため、圧倒的な時間効率の良さを感じました。
猟場(坪)の存在
画像にあるように池を取り囲むようにして坪という猟場が存在します。その日の天候などに合わせて選ぶようですが、場所によっては鴨が飛んでこないということもあり、非常に奥深さを感じさせられました。また、古くには土地の領主など権力者のみが使えるような坪もあったとのことです。
実際の坪はこのようにしっかりと草刈り、整備を行う必要があり、裏手(捕獲時に鴨が落ちていく場所)も合わせると3日がかりで草刈りをしているとのこと。
※裏手の様子。(ブレブレな画像で申し訳ありません。。)同行させていただいた猟師さんが見事に捕獲に成功し、鴨を引き上げに行った際の様子です。罠ですと夜の山に入ることが少ないので、非常に新鮮な体験でした。
まとめ
私自身を含め、宮崎に住んでいても知らない方が沢山いらっしゃる「巨田池(こたいけ)の鴨網猟」は罠とは違う魅力が盛り沢山でした。ただ、残念なことに参加者は減少傾向であるとのこと。来年は網猟の資格を取得して参加したいと思います!全国各地にも伝統的な猟法があるものと思いますので、是非皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか?ご一読ありがとうございました!
狩猟は、個人が趣味として楽しむものだけではなく、野生鳥獣や外来生物による被害を防いだり、生態系のバランスを保つ役割もあります。 本記事では、狩猟でお金を稼ぎたいと考えている人に向けて、狩猟で得られる収入について詳しく解説していきます。狩猟に必要な道具や資格についてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。 目次 1狩猟とは?意義や役割を知ろう 1農林水産被害を防ぐ 2外来生物による被害を防ぐ 3生態系のバランスを保っている 2狩猟鳥獣は46種類存在する 3狩猟で得られる主な収入源 1報奨金対象の害獣を駆除する 2鳥獣の肉や皮を販売する 4狩猟の始め方 1狩猟免許試験に申込みをする 2初心者狩猟免許講習会に参加する 3狩猟免許を取得する 4銃砲所持許可を取得する 5狩猟に必要な道具を揃える 6狩猟者登録を行う 5狩猟で得られる収入は様々!副業から始めるのがおすすめ 狩猟とは?意義や役割を知ろう 狩猟とは、鳥獣保護管理法で定められた罠や空気銃などの狩具を使って、狩猟対象の鳥獣を捕獲することです。狩猟は誰でもできるものではなく、狩猟免許取得や狩猟者登録が必要です。 狩猟には、趣味としての楽しみだけでなく、害獣や外来種による被害を防ぐといった役割もあります。ここでは、狩猟の意義や役割について詳しく解説していきます。 農林水産被害を防ぐ 農林水産省「全国の野生鳥獣による農作物被害状況(令和4年度)」によると、野生鳥獣による農作物被害額は約156億円であり、特に農山村地域ではこの問題が深刻です。 これらの地域では、野生鳥獣の捕獲や被害防除設備の設置に多額の費用が必要となる一方で、都会ほどの財源がないため、十分な対策を講じられない場合が多くあります。 このような状況で注目されるのが狩猟の役割です。狩猟は、野生鳥獣を捕獲することで農作物や森林を守り、被害防除設備を導入する余裕のない農林水産業者を助ける役割も担っています。 外来生物による被害を防ぐ 外来生物とは、「海外から我が国に導入されることによりその本来の生息地又は生育地の外に存することとなる生物」と外来生物法で定義されています。 日本にやってきた一部の外来生物は、生態系や人の生命・体、さらには農林水産業へ大きな被害を与えることがあります。このような外来生物は「特定外来生物」に指定されています。 狩猟鳥獣で特定外来生物に指定されているのは、アライグマ、アメリカミンク、ヌートリア、タイワンリス(クリハラリス)です。狩猟による特定外来生物の排除は、農林水産業被害の軽減や日本の自然生態系の保全に大きく貢献しています。 参照:https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list.html 生態系のバランスを保っている 狩猟は、生態系のバランスを保つ役割を担っています。特定の鳥獣が増えすぎると、他の動植物の生活環境が脅かされ、生態系全体のバランスが崩れることがあります。 例えば、シカやイノシシの個体数が増加すると、植物の食害が進み森林の再生が妨げられることがあります。狩猟は、増えすぎた特定の野生鳥獣を捕獲することで、個体数を調整し生態系のバランスを保っています。 狩猟鳥獣は46種類存在する 日本に生息する約700種の鳥獣の中から、狩猟対象としての価値、農林水産業などへの被害の程度、そして狩猟が鳥獣の生息状況に与える影響を総合的に考慮し、鳥獣保護管理法施行規則に基づいて46種類が選定されています。 鳥類(26種類) カワウ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、エゾライチョウ、ヤマドリ(コシジロヤマドリを除く。)、キジ、コジュケイ、ヤマシギ、タシギ、キジバト、ヒヨドリ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 獣類(20種類) タヌキ、キツネ、ノイヌ、ノネコ、テン(ツシマテンを除く。)、イタチ(雄)、シベリアイタチ、ミンク、アナグマ、アライグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ハクビシン、イノシシ、ニホンジカ、タイワンリス、シマリス、ヌ-トリア、ユキウサギ、ノウサギ...
今回訪れたのは、大分県宇佐市にある「宇佐ジビエファクトリー」(有限会社サンセイ)。 ”身体にやさしい”をコンセプトに、化学調味料を使わず天然素材にこだわって造り上げた「安心院(あじむ)ソーセージ」として、ソーセージやジビエ肉、その他加工肉などを取り扱っています。 宇佐ジビエファクトリーとは 「宇佐ジビエファクトリー」は、有限会社サンセイの”ジビエ加工施設”。 大分県内で捕獲されたイノシシやシカの約97%が廃棄されていることを知り、食肉加工業者としてジビエ食材を有効活用することが使命と考え立ち上げました。 捕れたての魚のようにジビエも鮮度が命。 室温4度設定という、まるで冷蔵庫のような部屋で作業をすることで、菌の繁殖を防ぎ、安全安心な肉として取り扱っています。 国内でも有数の「国産ジビエ認証施設」として、単に処理をするだけでなく、安全安心に、そして味にもこだわったジビエとして加工しています。 全国的でも数少ない、年間1000頭を超える処理施設の一つです。 ※国産ジビエ認証制度: 衛星管理基準およびカットチャートによる流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティの確保等に取り組む食肉処理施設の認証を行う。 2018年5月に制定され、より安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図る制度。 ジビエを始めたきっかけ もともと焼肉店の運営などをしていた同社。当時は高級な食べ物であった焼肉を、おいしくて良いものを安心価格で食べてもらいたいと考え、無添加の加工肉を自分たちで作って提供することを決意し、2011年に「安心院ソーセージ」を設立します。 その後、ジビエ食肉加工も始めることになりますが、そのきっかけは、農家の方の「イノシシやシカの処理をどうにかできないか」との一声だったそう。 ある日、その農家の方が、野生動物に農作物を食い荒らされてしまい困っていたところを猟友会に捕獲を頼みます。しかし、猟師は役所に届けるのに必要な”しっぽ”だけを取っていき、残りはその場に捨ててしまう始末であったといいます。 「動物が腐敗していく状況を見るのがつらく、農業を辞めようかと思っている」と、そんな話を聞き、何とかしたいと思い、研究を重ねてジビエ食肉加工を始めました。 肉の仕入れについて ジビエを商材とするのにあたり無くてはならないのが、肉の仕入れです。 肉は猟友会の協力のもと、約30名の猟師に年間1,600頭ほど提供してもらっています。 そのうち、シカが8割・イノシシが2割。シカの林業被害が多いこともあり、イノシシに比べてシカの方が自治体の報奨金が高くなっていることも要因の一つと考えられます。 「宇佐ジビエファクトリー」では、畜肉を扱う肉のプロ目線と、これまで多くのジビエを取り扱うことで得た目利き力を活かして、質の良い肉を仕入れることができているといいます。 また、対象地域が限られますが、持ち込みが難しいという方には、現場に行っての引き取りも行っています。 ジビエへの思い ジビエの普及に対して、一般的にはマイナスなイメージがついているのが現状です。 血抜きや鮮度に対してあまり知識を持っていない、こだわりのない処理施設が作ったジビエは臭みが強かったり、猟師からおすそ分けでもらったジビエは、実は長い期間冷凍庫に保管されていたものも多いと聞きます。 そういった貴重な命が扱い一つでイメージダウンしてしまっていることに心を痛め、”どの命も無駄にしないこと”を使命として、受け入れたイノシシやシカを今日も大事に扱っています。 学校給食でジビエを ジビエのイメージアップの一つとして活用しているのが、”学校給食”です。 食育や郷土愛の観点から、年に2回ほど大分県内の小・中学校の給食へジビエを提供しています。 新型コロナウイルスの影響で、学校給食用に加工していたものが提供直前にキャンセルになってしまうというつらい時期もありました。 しかしその経験をきっかけに、業務用や卸だけでなく一般の方にも販売してみようと考え、オンライン販売を始めることができたといいます。 ジビエの利活用 ジビエの活用を始めたものの、地域から供給されるジビエは、半分がまずい肉であり、それらの肉の利用に苦慮したといいます。 普段の生活で食べている畜肉の牛肉や豚肉は、去勢などをすることによってオス臭のない柔らかくておいしい肉を作ることができますが、野生のイノシシやシカはそうはいきません。 人工的な管理ができないことに加え、季節的な肉質の変化もあることから、肉が硬く臭みがあって食べられないという人が多いのもそういった理由の一つだといいます。 衛生面的には問題はありませんが、食味が劣ってしまう部分に関してはペットフードやジャーキーにしています。 また同じ宇佐市安心院町にある、日本最大級のサファリパーク形式の動物園「九州自然動物公園アフリカンサファリ」に肉食獣の餌としての提供にも利用しています。 全国有数のライオンの飼育数を誇っているアフリカンサファリは安定した提供先であり、肉を無駄なく使うことができることから、「ジビエ版地産地消」として地域へ貢献することができる一つとなっています。 またコロナ禍には、農林水産省の「#元気いただきますプロジェクト」に賛同し、自社のソーセージを子供食堂に無料で提供したりと、地元だけでなく全国に向けても活動を行ったりしました。...
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