1
/
の
2
4541175510568 電気柵用 ソーラー用バッテリー RBS タイガー
4541175510568 電気柵用 ソーラー用バッテリー RBS タイガー
No reviews
- 出荷日目安:
- 5営業日以内に発送
通常価格
¥12,400
通常価格
¥12,400
セール価格
¥12,400
単価
/
あたり
税込み。
配送料は購入手続き時に計算されます。

商品説明
ソーラー用バッテリー
(電気さく用電源装置SA30SL標準付属品)
型式:TBS-RBS
最大電圧:12.0V
容量:7.2Ah
サイズ:幅151×高さ101×奥行65mm
重量:2.8kg
関連記事

狩猟シーズンまっただなかで、当店でも毎日のように捕獲のご報告をいただいております。その一方で、狩猟中の事故もニュース等で報道されており、捕獲者の皆様が安全に狩猟を行うにはどうするべきなのか思いをはせることが多くなる時期でもあります。 野生の獣の身体能力は人間が想像する以上に高く、捕獲するのは危険が伴う行為でもあります。捕獲者の皆様には今一度、安全面に関しての配慮をあらためてご確認いただけますと幸いです。 特に事故が多いのは、くくり罠の止め刺し時 毎年、狩猟による事故は全国的に発生しています。銃の暴発や滑落によって大怪我をするのは容易に想像できますが、中でも特に多いのは、くくり罠にかかった獲物を処理するときです。 くくり罠は獲物の足をワイヤーで括る(くくる)罠です。ワイヤーの括りが甘いと、足がすっぽ抜けます。 また、獣も生死がかかっているので、自らの足をちぎってでも逃げようとすることがあります。 例えば、仕掛けたくくり罠にイノシシがかかっていたが、止め刺しが難しそうだったので銃を使える猟師仲間を呼びに行き、戻ってきたら足だけ残してイノシシが逃げてしまっていた、なんていうこともあります。 また、人間の力では到底切れそうにないワイヤーも、条件によっては切れます。くくり罠にかかった獲物の止め刺しをしようとしたら、ワイヤーが切れて逆襲にあったという事例もあります。 くくり罠でとらえた獲物を熟練の猟師が素手で組み伏せて生け捕りにすることもありますが、それは多くの経験や知識があるからこそできる名人芸であり、簡単に挑戦しようとしないことです。 とにかく、獣をなめてはいけない クマはもちろん、イノシシやシカも暴れられると相当な力があります。各所で公開されている情報を見てみると、以下のような事例が報告されています。噛みつきや引っかき、イノシシなら牙によるしゃくり上げや、シカなら角によって怪我を負わされるリスクがあります。 クマによる事故事例 イノシシ狩中に子熊を連れた母熊に急襲された。身を守るためにライフルで反撃したところ母熊が倒れ込んでうずくまったため、確認のために近づいたところ、死に際の逆襲に遭い、顔を損傷した。 山林に仕掛けた狩猟用のわなを確認に行ったところ、クマがかかっており、そのクマに腕をかまれ、右腕を骨折した。 シカやイノシシの狩猟をしていたところ、親子とみられるクマ2頭と遭遇し子熊を射殺、搬出準備をしていたところ、親グマに襲われ、顔面を負傷。 イノシシによる事故事例 わなにかかったイノシシの止め刺しを行うため、近づいたところ、イノシシの前足が脱落し、体当たりされて左大腿部を負傷した。 イノシシ猟のわなを見回る途中、わなにかかっていたイノシシにかまれ、約100メートル引きずられた。水路に落ちたところを救出されたが、まもなく死亡が確認された。 くくり罠にかかった猪に近づいたら暴れて抜け出され、指を噛みちぎられた。 わなにかかっていたイノシシに襲われ、尻から腰のあたりをかまれた。襲われた直後は受け答えができたが、その後意識不明の重体に。 シカによる事故事例 半矢になったシカの角で手の甲を刺された。 畑の防護ネットに絡まったシカを一人で駆除しようとしたところ角が腹部に刺さってけがをした。 特にイノシシによる反撃事例は多く発生しており、予想もしないような身体能力を発揮する場合があります。筆者も「なんか遠まきにイノシシがいるな」と思っていたら、瞬きしている間に間近まで接近された経験があります。 全国的に、狩猟による事故件数は年間50件程度で推移しており、死亡事故も発生しています。事故にあわないために、もう一度基本に立ちかえって、野生動物をなめてはいけないという意識のもと日々の狩猟活動を行うようにしましょう。 道具のチェックは超重要 銃猟の場合の道具チェックは当然として、わな猟の場合の道具チェックも非常に重要です。使用する部材に破損や損傷があった場合は、ためらわず交換するようにしましょう。「販売のために、そう言っているんだろう?」と受け取られることもあるかもしれませんが、決してそうではなく、安全のため、また捕獲の効率を上げるためにそのようにお勧めしております。 特に注意したいのが、ワイヤーの劣化です。使用によってワイヤーがよじれたりキンク(折れ曲がり)したりすると、金属疲労によって切れるリスクが出てきます。一見、簡単には切れないように見えますが、切れるときは切れます。 ワイヤーは細かい素線によって編み込まれており、素線が少しでも切れると他の素線にかかる負担が増え、どんどん切れやすくなります。「傷んでいるけど、もうちょっと使えるかな?」と思っても、そこは消耗品と割り切って、新しいものに交換するようにしましょう。 特に、一度獲物がかかったワイヤーは殆どの場合素線が断裂していますので、再使用しないようにします。 箱罠の場合は、溶接個所が外れていないか、扉の動作に影響するような変形は生じていないか、扉の持上げを防止するストッパーに問題が無いかを事前に確認するようにします。 くくり罠を設置する場所は、捕獲後のことも考慮して選ぼう くくり罠をしかけるにあたって、一番重要なのは設置する場所の選定です。もし獣がかかったら、どのように対処するのか、立地状況を確認しながらイメージするようにします。 支柱とする場所からワイヤーの長さを考慮し、獣がどれだけ動けるのかを考え、どのように接近してどう立ち会うのか、また銃による対処が必要になった場合はバックストップの確保はできるのか、跳弾のおそれはないか、そもそも銃による対処が許可されている場所なのかをチェックしておきます。 可能であれば捕獲した獣には複数で対処し、必要に応じて増援も頼めるような段取りをしておくと良いでしょう。 イノシシ相手に鼻くくりは大活躍 くくり罠で捕獲した場合に活躍するのが「鼻くくり」です。足一本の動きが制限されているだけでは、ワイヤーの長さの分だけ獣は動き回ることができます。 特にイノシシの場合、突進や噛みつきによる事故が多く、頭部の動きをどう制限するかが重要になってきます。そこで活躍するのが、鼻くくりです。 足をくくっていることに加え、反対方向から鼻もワイヤーでくくることによって、動きをかなり制限させることができ、止め刺しの安全さが各段に向上します。 なお当店の鼻くくりは足くくりとも兼用できるようになっており、アタッチメント一つで切り替えることが可能ですので、気になる方はこちらのページからチェックしてみてください。...

狩猟を行うには、まず猟法にあった免許を取得する必要があります。狩猟免許は4種類あり、各都道府県で実施される試験に合格しなければいけません。 本記事では、狩猟免許の取得方法や必要書類、受験の流れ、合格後の手続きなどについて詳しく紹介します。 目次 1狩猟免許の種類 2狩猟免許の取得方法 1各都道府県で受験する 23種類の試験を受ける 3狩猟免許取得の流れ 4狩猟免許取得に必要なもの 5狩猟免許取得の費用 6狩猟免許を取得したら 1狩猟者登録を行う 2銃の所持許可を取る 7猟免許は猟法にあったものを取得しよう 狩猟免許の種類 狩猟免許は、次の4つがあります。 免許の種類 行える狩猟 わな猟免許 罠を使った猟 網猟免許 網を使った猟 第一種銃猟免許 ・散弾銃、ライフルを使った猟 ・空気銃(エアライフル)を使った猟 第二種銃猟免許 空気銃(エアライフル)を使った猟 狩猟免許は、網猟・わな猟免許が18歳以上、銃猟免許は20歳以上であれば受験可能です。 狩猟免許の取得方法 狩猟免許の取得方法について見ていきましょう。狩猟免許は年に数回ほど開催されています。 各都道府県で受験する 狩猟免許は、住んでいる地域の都道府県で受験しなければいけません。試験に合格し、各知事が発行する狩猟免許を取得すれば狩猟が可能となります。狩猟免許は全国で有効のため、取得していればどこでも狩猟ができるようになります。 3種類の試験を受ける 狩猟免許の試験内容は3種類あります。それぞれ4つの免許で試験問題の内容は変わりますが、3種類の試験自体は同じです。 知識試験 午前中に知識試験が行われます。3択の選択式の問題30問を、制限時間90分の間に解きます。知識試験は、21問以上70%正解すれば合格です。 知識試験で問われるのは、法令や狩猟免許制度、猟具の種類や取り扱いに関する知識、狩猟鳥獣や狩猟鳥についてです。また、獣と間違われやすい鳥獣の生態や個体数管理の概念および鳥獣の保護管理などに関する知識の問題も出題されます。 適性試験 適性試験では、視力や聴力、運動能力のテストを受けます。視力は、取得する免許によって異なる基準が設定されています。 わな猟・網猟...

有害鳥獣による農作物被害や生活環境の悪化は深刻な問題となっています。しかし、鳥獣を駆除するには法律上の制限や必要な免許があることをご存じでしょうか? 本記事では、有害鳥獣駆除に必要な法的ルールや免許の種類、申請手続きの詳細などを徹底的に解説します。違法行為を避けながら、適切に鳥獣被害を防ぐための基本を押さえておきましょう。 さらに、狩猟免許以外にも取得すると役立つ関連資格の存在や、自治体と連携して活動する方法などについても触れます。正しい知識を身につけ、安全かつ効果的に有害鳥獣を駆除するポイントを確認していきましょう。 目次 1有害鳥獣駆除に関わる法律と規制 1鳥獣保護管理法と外来生物法の概要 2対象となる有害鳥獣と違法駆除のリスク 2狩猟免許の種類と特徴 1網猟免許とは 2わな猟免許とは 3第一銃猟免許・第二銃猟免許とは 3狩猟免許の取得方法と試験内容 1必要書類と手続きの流れ 2試験内容と合格率の実情 3試験対策のポイントと注意点 4有害鳥獣駆除に必要な届出・申請手続き 1有害捕獲の申請手順と申請先 2地方自治体や関係機関への届出に関する注意点 5狩猟免許以外の関連資格・免許 1鉄砲所持許可の取得方法と要件 2防除作業監督者とは 3鳥獣管理士の役割とメリット 6自力での駆除と専門業者依頼の比較 1業者へ依頼するメリットと費用目安 2自治体との連携や補助金制度の活用 7まとめ 有害鳥獣駆除に関わる法律と規制 有害鳥獣の捕獲や駆除には、鳥獣保護管理法や外来生物法など、関係する法律や規制を把握することが重要です。 狩猟を行う際には、対象となる鳥獣や捕獲手段が法律によって制限されています。特に鳥獣保護管理法では、狩猟可能な動物の種類や期間が細かく定められており、無免許の捕獲は厳しく処罰されることを知っておきましょう。加えて、外来生物法に該当する動物を捕獲する場合は、さらに特別な許可や取扱いのルールが求められます。 法律に違反して捕獲を行った場合、行政処分だけでなく刑事罰が科されるリスクもあります。そのため、適正な免許を取得したうえでルールを守りながら駆除することが欠かせません。特に自治体が定める地域の規則や許可の要否も確認しておくと、安全かつスムーズに対策を進められます。 有害鳥獣による被害は農作物だけでなく、建物やインフラ破損など多方面に及びます。被害を減らすためには、法律を遵守したうえで迅速に処置をすることが大切です。法令を理解し、必要な免許や手続きの手順をしっかりと押さえましょう。 鳥獣保護管理法と外来生物法の概要 鳥獣保護管理法は日本在来の野生動物を保護しつつ、やむを得ない場合には適切な狩猟を認めるための法律です。主に捕獲可能な鳥獣の種類・期間を規定するほか、狩猟免許や狩猟者登録などの手続き面も細かく定めています。外来生物法では、特定外来生物の飼育や運搬、放出が厳しく制限されており、違反した場合の罰則も存在するため、対象となる動物を取り扱う際は慎重に確認が必要です。 いずれの法律も、資源保護と有害鳥獣対策のバランスを目指しています。鳥獣をむやみに捕獲するのではなく、法律に即した手続きを踏むことで、自然環境と地域住民の安全を両立させることが重要です。外来生物では特に生態系への影響が大きいため、許可手続きを怠ることがないよう注意しましょう。 鳥獣保護管理法や外来生物法については、自治体や環境省のホームページなどで最新情報が公開されています。制度は改正されることもあるため、常に最新の情報をチェックしながら手続きを行うことがトラブル回避につながります。 対象となる有害鳥獣と違法駆除のリスク 有害鳥獣に指定される代表的な動物には、イノシシやシカ、サル、アライグマなどが挙げられます。彼らは農地や住宅地へ侵入し、作物や建物に被害を与えるため対策が求められています。しかし、いくら被害が大きいからといって、無許可で捕獲や駆除を行うと法律違反となるため、注意が必要です。 違法駆除が発覚すると、多額の罰金が科される可能性や免許の停止処分を受けるなどの大きなペナルティに直面することもあります。独自の判断で捕獲道具を仕掛けたり、銃器を使用したりすると事故やトラブルのもとになりかねません。正しい申請手順と必要免許を取得し、安全管理を徹底して行うことが何よりも大切です。 また、対象となる有害鳥獣が外来生物の場合は、外来生物法の規定に基づく特別な取り扱いが必要です。自治体や専門家に相談しながら、どの法律の下で、どのように手続きを進めるべきかを確認することが違反リスクを回避する最善策です。 狩猟免許の種類と特徴...

トレイルカメラは、野生動物の観察や防犯対策として近年注目を集めています。設置の際には、いかに空うちを減らすか、また天候や湿気による故障を防ぐかが重要です。本記事では、トレイルカメラ設置の基礎から防水対策、空うちの回避術や設定のコツまでを詳しく解説します。 屋外環境で活用されるトレイルカメラは、赤外線センサーや耐久性に優れた構造を備えていることが多いですが、設置場所やセンサーの誤反応によっては思わぬトラブルも発生しがちです。適切な設置準備や設定を知ることで、バッテリー切れや録画失敗といったロスを最小限に抑えられます。 記事内では、防水対策のポイントや動作設定の秘訣などを盛り込み、初心者でもすぐに実践できる方法をまとめました。撮影対象が動物であれ防犯目的であれ、多様なニーズに応える設計思想を理解することで、トレイルカメラの性能を最大限に活かすコツをつかんでいきましょう。 目次 1トレイルカメラ設置の基本:目的とメリットを確認 1トレイルカメラを活用するシーン:防犯・動物観察・生態調査など 2必要な道具・装備のチェックリスト 3設置に着手する前に知っておくべきカメラの仕組み 2雨や湿気から守る防水対策:故障を予防するポイント 1防滴・防水性能の確認とIPコードの理解 2防水関連オプション:専用カバー・保護ケースの活用 3自作カバー&養生テープで補強する方法 4浸水トラブル時の対処法とメンテナンス 3トレイルカメラの設置:空うちを減らすためのコツ 1空うちが起こる主な原因と対策 2失敗事例:草むらや風で動く枝葉への誤反応 3草刈りや障害物除去でセンサーの感度を最適化 4設置高さと角度の重要性:狙いたい対象に合わせる 5カメラの向きと方角も要チェック 4設定の工夫:撮影モード・時間帯・バッテリー管理 1連続撮影とインターバル撮影:場面に応じた設定選び 2ナイトビジョンやフラッシュの使い方 3バッテリー寿命を伸ばすための日常管理 5まとめ|最適な設置と設定でトレイルカメラの性能を最大限に引き出そう トレイルカメラ設置の基本:目的とメリットを確認 まずはトレイルカメラを設置する目的や活用シーンを整理し、必要な準備とメンテナンスの基礎となるメリットを把握しましょう。 トレイルカメラの用途は大きく分けて、野生動物の観察や防犯対策に活用できる点が魅力です。農地や山奥ではイノシシやシカなどの野生動物の動き方を知ることで、獣害対策に役立ちます。一方、駐車場や自宅周辺で不審者の動向をチェックすれば、早期に防犯対策を講じるきっかけになるでしょう。こうした目的を明確にもつことで、設置場所やカメラ選定の基準もより具体的になります。 トレイルカメラを活用するシーン:防犯・動物観察・生態調査など 防犯利用では、人目が届きにくい場所や建物の死角を監視する方法として有効です。野生動物の観察や生態調査では、深夜帯に活発になる動物の行動を記録し、研究データや害獣対策に応用できます。キャンプ場や山林などではレジャーの一環として行動パターンを観察する楽しみもあり、想像以上に幅広いシーンで役立つのがトレイルカメラの強みです。 必要な道具・装備のチェックリスト トレイルカメラ本体のほかに、容量や書き込み速度に余裕のあるSDカード、長時間稼働を可能にする充電式バッテリーや乾電池、取り付けのためのベルトやブラケットなどが必要です。また、耐久性を高めるために金属製の固定ボックスや鍵付きの保護ケースを導入すると、盗難防止や破損リスクの軽減に役立ちます。事前に道具をそろえておくことで、スムーズに設置作業を開始できます。 設置に着手する前に知っておくべきカメラの仕組み トレイルカメラには赤外線センサーが搭載され、人や動物の体温変化を検知すると撮影を開始する仕組みが一般的です。暗い場所でも撮影できるナイトビジョン機能や赤外線ライトが備わっていることも多く、光が少ない環境での撮影にも対応します。シャッター方式は瞬時に反応できる設計になっているため、タイミングを逃さず撮影するうえで重要です。こうした仕組みを把握しておくと、設置時のセンサー感度や角度設定に迷わず対処できるでしょう。 雨や湿気から守る防水対策:故障を予防するポイント 屋外に長時間設置するトレイルカメラにとって、防水対策は欠かせません。防水機能やオプションを確認し、メンテナンスのポイントを押さえましょう。 トレイルカメラはもともと防水構造を備えたものが多いですが、豪雨や長期の設置環境下ではカバーや追加の保護策が欠かせません。湿気がたまったり、水滴がレンズに付着したりすると画質が低下し、重要な瞬間を撮り損ねる可能性があります。カメラ内部に水分が入り込むとセンサーや回路の故障につながり、大切なデータも失われるかもしれません。しっかりと防水対策を行い、常に良好な撮影状態を維持しましょう。 防滴・防水性能の確認とIPコードの理解 製品スペックにはIPコードが明記されている場合が多く、数字が大きいほど防塵・防水性能が高いことを示します。例えばIP66は粉塵がほとんど入らず、あらゆる方向からの強い水しぶきに耐えられるレベルです。設置場所の環境が過酷であるほど、より高いIPコードを持つ製品の選定が望ましいでしょう。 IP等級 防塵レベル(左の数字)...

野生鳥獣による農作物の被害額は令和3年度で約155億円(農林水産省統計)と、未だに高い水準を保っています。イノホイの鳥獣対策マガジンでは、こうした被害の対策に取り組む企業や団体をご紹介しています。 今回は宮崎県の「鳥獣被害対策支援センター」がおこなっているさまざまな活動をご紹介させていただきます。これから鳥獣被害対策に取り組まれる方や、地域ぐるみでの対策を検討されている方には特に役立つ情報となっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
鳥獣被害対策支援センター設置の経緯
平成20年頃、宮崎県では鳥獣被害が深刻化。それまで県庁では農林作物や林業の被害などのさまざまな課題に対して複数の課に分かれて対応していましたが、平成22年度に関係部局が連携し、総合的かつ効果的に被害対策を推進するため、「被害対策プロジェクト」に取り組むことになりました。 こうした流れの中で技術的なフォローをする部署の必要性が高まり、平成24年に鳥獣被害対策支援センターが新設されました。当初は県林業技術センター内に設置されましたが、組織改革により平成30年に宮崎県総合農業試験場内に移管しています。
鳥獣被害対策に“面”でとりくむための技術指導
支援センターは鳥獣が来ないようにするソフト面・技術を集落に伝えていく役割が大きいといいます。鳥獣対策は集落、“面”でのとりくみが必要です。被害にあっている一軒一軒を回って対策をおこなっても、隣の圃場が鳥獣を呼んでしまうようでは効果が低くなってしまいます。そこで支援センターがおこなっているのが、“集落への技術指導”です。 例えば、集落にある圃場をワイヤーメッシュでまとめて囲う場合、住民の方が国の事業に申請を出して自力で設置されることが多いため、支援センターでは柵を設置するルートや効果的な張り方などを助言しています。 宮崎県には西臼杵支庁と農林振興局という各地域の事務所があり、住民の方から相談を受けた市町村と事務所の職員で「こういう対策をしていこう」「勉強会をしよう」となったときに支援センターに要請がきます。そうした時に講師として話をしに行ったり、支援センター内で電気柵などの研修会をおこなったりしているのだそうです。 また、住民の方の中には時折「柵を張れば防げるだろう」という誤った認識をお持ちの方もいらっしゃるため、研修では「柵を張ったら終わりではないんですよ。張るルートも大事ですし、張った後の管理が特に大事なんですよ」と伝えているといいます。 その他にも支援センターでは捕獲セミナーをおこなっています。捕獲の技術や狩猟の話というよりも、“山の10頭より里の1頭”、「被害を加える個体を捕獲するにはどうするのが一番良いのか」というところに重きを置いているのだそうです。
防護柵設置の前にやるべき“動物を寄せつけない対策”を啓蒙
宮崎県の令和3年度の鳥獣被害額は約3億8,300万円。被害額はやや減少傾向にありますが、数字として表れない部分では、被害によって営農意欲が減退してしまうという問題が深刻化しています。支援センターの職員は「来年は農業を辞めようと思っている」という声を聞くこともあり、そうした声を聞くと「何とかしなければ」とより一層対策に力が入ると話されていました。 鳥獣被害を防ぐには、「家庭内の残飯や取り残した農作物等を放置しない・動物が身を隠せる場所をなくす・集落全体でとりくむ」といった、そもそも“動物を寄せつけない対策”が非常に重要です。支援センターではこうした基本的な対策を分かりやすく伝えるために、動画やマニュアルを作成してWeb上に公開したり、「鳥獣センター通信」という機関紙を年に4回発行したりと、さまざまな形で情報発信しています。
鳥獣保護区等位置図をGoogle Mapで公開
支援センターではこれまで鳥獣保護区等位置図を紙媒体やPDF形式で配布していましたが、「紙では見づらい」「現在地と保護区の確認がしづらい」という声が相次いだことから、電子版(Google Map)を公開しました。10月中旬の公開からすでに18,000回表示されています(令和5年6月20日時点)。特にご高齢の方から良い評価をもらっているのだそうです。 本州で似たとりくみをおこなっているところはシステム会社などに委託して管理しているそうですが、支援センターでは国土交通省の鳥獣保護区データをもとに独自で作成・管理しています。作ったばかりでまだかゆいところに手が届かない部分もあるため、今後もブラッシュアップしていく予定とのことです。
編集後記
今回は宮崎県の鳥獣被害対策支援センターがおこなっているさまざまな活動をご紹介させていただきました。一人ひとりが対策を心がける“点”も大切ですが、それを集落全体で取り組むことで“面”となり、より効果的なものになるのだなと改めて感じました。取材にご協力いただきありがとうございました。