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4560171673299 メッシュガイシR200 末松電子製作所
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商品説明
メッシュガイシR200
■既存のワイヤーメッシュに取付ける電気さく取付け用ガイシです。
直径約4〜6mmのワイヤーメッシュ用です。
山間地など人通りが少なくワイヤーメッシュの周囲にスペースがとれる場合に最適です。
●取付可能サイズ/直径約直径約4〜6mmのワイヤーメッシュ用
●ガイシまでの長さ/200mm
●ガイシの色/茶



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目次 1害獣対策に電気柵がおすすめな理由 2電気柵の選び方 1土地の広さ|コードの長さで選ぶ 2使用時間と家からの距離|電源の種類で選ぶ 3害獣の種類|柵線の段数で選ぶ 3電気柵に利用する電源の種類と特徴を比較 1乾電池式 2バッテリー式 3ソーラー式 4AC電源式 4メーカー別おすすめの電気柵12選 1【ネクストアグリ】おすすめの電気柵4選 2【アポロ】おすすめの電気柵4選 3【ニシデン】おすすめの電気柵4選 5害獣の種類を見分けるポイント 1動物の足跡から見分ける 2動物のフンから見分ける 3被害の内容から見分ける 6まとめ|電気柵を選ぶ際は設置場所にあった製品を選びましょう 電気柵は、田畑を守るための重要な役割を担っています。しかし、設置場所にあわせたタイプを選ばないと、思うように効果を発揮できません。本記事では、電気柵の選び方や電源の種類を解説するとともに、3つのメーカーから各4種の電気柵を紹介します。 また、害獣の種類によっておすすめの電気柵は異なりますが、「そもそもどの害獣から被害を受けているのかわからない」方もいるかと思います。 足跡やフンで害獣を見分けるポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。 害獣対策に電気柵がおすすめな理由 電気柵の柵線には電気が流れており、動物が触れると電気ショックが発生します。触れた動物は痛みに驚くと同時に、その痛みや驚きを覚え、電気柵を危険なものだと学習します。電気柵の危険性を学習することで、その後は警戒して近づかなくなるのです。 また、電気柵は電気ショックで動物が死んでしまったり、傷つけてしまったりすることはなく、痛みや驚きによって電気柵は怖いものだと認識させる「心理柵」としての役割を担っています。 電気柵はバッテリーとソーラーが一体になっていれば日光で稼働できるため、電気代を節約しつつ長期間の利用が可能です。電気柵の設置に特別な資格はいらず、手軽に設置できるため、害獣対策に慣れていない方にもおすすめです。 もちろん種類によりますが、コストパフォーマンスに優れており、初心者でも導入しやすいので、田畑を動物に荒らされて困っている方は、まず電気柵で対策してみることをおすすめします。 電気柵の選び方 電気柵の効果を最大限発揮させるためには、設置場所の規模や使用期間、対策する動物の種類などにあわせて、電気柵のサイズや電源方式、柵線の段数などを選択しましょう。 環境的な要因とそれぞれ何を基準にして選ぶべきか解説します。 土地の広さ|コードの長さで選ぶ 電気柵は、被害を防ぎたい田畑を囲むように設置します。そのため、設置する土地の広さにあわせてコードの長さを調整する必要があります。コードの長さが足りず、動物の侵入経路ができてしまうと、電気柵としての効果は発揮されません。適切なコードの長さを選べるよう、事前に設置場所の外周を測っておきましょう。外周はおおよそではなく、メジャーで正確な長さを計測します。 また、段差がある部分は、動物が潜り込んで侵入するリスクがあるため、段差のすき間を埋めるように支柱とコードを設置する必要があります。段差を埋めるためには、特別な配線が必要になるケースもあるため、ぜひ当店にご相談ください。 使用時間と家からの距離|電源の種類で選ぶ 電気柵の電源方式は主に4つです。 ・乾電池式 ・バッテリー式 ・ソーラー式 ・AC電源式...

アライグマによる被害は年々深刻化しており、その捕獲や対策には複数の法律が関係しています。特定外来生物としての規制だけでなく、鳥獣保護管理法による細かなルールが定められているため、やみくもに捕獲すると法律違反となるリスクがあります。そこで本記事では、法的な手続きや免許の必要性に加え、申請なしで試せる対策方法も含めて幅広く解説していきます。 目次 1アライグマが引き起こす被害と生態の基本 2アライグマ捕獲に関わる主な法律 1鳥獣保護管理法の概要 2特定外来生物法の概要 3捕獲許可と狩猟免許が必要な場合 1捕獲許可の申請手続き 2狩猟免許取得の流れと種類 4わなによるアライグマの捕獲方法 1箱わな・くくりわなの設置ポイント 2捕獲した際に注意すべきリスク 5申請や免許が不要なアライグマ対策 1侵入経路の封鎖と環境整備 2忌避剤・超音波を使った追い出し策 6違反した場合のリスクとペナルティ 1無許可捕獲の罰則 2ケガや感染症リスクへの注意 7専門業者に依頼する利点 1安全と確実性の担保 2アフターケアと再侵入防止 8まとめ アライグマが引き起こす被害と生態の基本 アライグマの行動特性を知ることで、被害の原因と予防策を正しく理解することができます。ここでは、アライグマの生態や多岐にわたる被害内容を概観します。 アライグマは北米原産の外来生物で、雑食性のため人間の生活圏でも容易に餌を見つけられます。屋外のゴミ置き場や農作物、さらにはペットフードなども餌として狙われることが多いため、一度侵入されると被害が広がりやすいのが特徴です。さらに夜行性で警戒心が強く、わずかな隙間を通って建物内部に入り込む習性があることから、屋根裏や床下に巣を作ってしまう事例もあります。 被害としては、農作物の食害や建物の破損、糞尿による衛生リスクなどが挙げられます。特にアライグマは多産で繁殖力が高いため、被害の拡大を食い止めるには早めの対策が必要です。こうした背景から、アライグマの捕獲や予防策は年々注目度が高まっています。 アライグマ捕獲に関わる主な法律 アライグマは特定外来生物として指定されているため、捕獲には関連する法律の理解が不可欠です。違反を防ぐためにも、まずは対象となる代表的な法律を把握しておきましょう。 アライグマを捕獲する場合には、鳥獣保護管理法と特定外来生物法の2つを中心とした複数の法規が関与します。これらの法律では、捕獲の方法や時期、必要な許可などが定められており、正しく理解・順守しなければ違法捕獲となる可能性が高いです。とくに特定外来生物法は、在来の生態系や農林業への影響を最小限に抑えるため、捕獲後の扱い方に関しても厳格なルールを設けています。 鳥獣保護管理法の概要 鳥獣保護管理法は本来、野生鳥獣を保護する目的で制定されましたが、有害鳥獣の駆除に関する規定も含まれています。アライグマは在来種ではないものの、その捕獲や駆除を行う際にはこの法律に即した手続きや方法が求められます。特に無許可で捕獲を行うと処罰対象となるため、自治体への申請や所定の許可を取得する必要がある場合が多いです。 特定外来生物法の概要 特定外来生物法は、生態系や農林水産業などに深刻な影響を及ぼす外来生物を規制するための法律です。アライグマは特定外来生物に指定されており、許可なく飼育・運搬する行為が禁止されています。捕獲した後の処分や保管についても定めがあり、適切に対応しなければ法令違反となるため注意が必要です。 捕獲許可と狩猟免許が必要な場合 アライグマの捕獲には行政の許可や狩猟免許が必要になる場合があります。要件を理解して、合法的にアライグマを対処しましょう。 自治体によっては、有害鳥獣駆除としてアライグマの捕獲を認めていますが、その手続きには必ず許可申請が必要です。許可を得るには、被害状況の報告や捕獲計画の提出などを求められる場合があります。無許可で捕獲すると処罰対象となり得るため、まずは自治体の窓口や担当部署に問い合わせることが大切です。 また、狩猟免許を取得してアライグマを捕獲する方法もありますが、狩猟免許試験や猟友会への登録など手続きが多岐にわたります。さらに猟具の安全使用や適切な場所での狩猟など、法律で細かく制限されている点を理解しなければなりません。 捕獲許可の申請手続き 捕獲許可の申請手続きは自治体ごとに異なるため、事前に市町村や都道府県の担当部署に確認することが重要です。具体的には、被害地域と被害内容を明らかにしたうえで、捕獲する期間や方法を記載した書類を提出します。書類審査後に行政担当者の現地調査が行われる場合もあり、許可が降りるまでに時間を要することがあります。 狩猟免許取得の流れと種類...

CSR活動
当社は、創業以来、鳥獣被害対策用品の販売を通じて全国の農作物を守り続けてきました。また、そこで得られた経験や技術をもとにECサイトで商品を販売する日本全国の企業へ事業支援を行っています。豊かな自然を未来の子どもたちへ引き継ぐことを目指して、今できることひとつひとつを大切に実践していきたいという思いのもと、CSR活動の一環として、罠や鳥獣被害対策についての知識やノウハウを全国の方々に提供しています。
狩猟体験ツアー2024
「狩猟」って何?興味はあるがどうやって始めたらいい?など、狩猟やジビエに興味がある18歳以上の方を対象にした狩猟体験ツアーが大分レディースハンタークラブ主催で開催されました。このツアーは、【11月23日(土)津久見会場】【11月30日(土)竹田会場】【1月25日(土)宇佐会場】の大分県内3会場に分けての企画です。今回は、1月25日(土)に当社の執行役員である福士憲吾が講師の一人として務めました【宇佐会場】についてレポートします。
宇佐ジビエファクトリー
宇佐会場の開催場所となった「宇佐ジビエファクトリー」は、大分県宇佐市にあります。”身体にやさしい”をコンセプトに、化学調味料を使わず天然素材にこだわって造り上げた「安心院(あじむ)ソーセージ」として、ソーセージやジビエ肉、その他加工肉などを取り扱っています。また国内でも有数の「国産ジビエ認証施設」として、単に処理をするだけでなく、安全安心に、そして味にもこだわったジビエとして加工しています。※国産ジビエ認証制度:衛星管理基準およびカットチャートによる流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティの確保等に取り組む食肉処理施設の認証を行う。2018年5月に制定され、より安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図る制度。
体験ツアーレポート
今回の体験ツアーには、狩猟に興味を持つ女性5名が参加されました。狩猟を経験した事がない方が大半の中、参加者の皆さんには狩猟や処理の一連の流れを座学で学んでいただき、処理施設の見学や罠設置などを体験していただきました。座学では、狩猟はどのように始めるのか?どのような罠があるのか?など初心者でもわかりやすいように、当社の福士も罠を販売するプロとしてお話しました。
座学で学んだ後は、実地でけもの道を探したり、罠設置を体験しました。皆さん、興味深々でさまざまな質問も飛び交っていました。
また宇佐ジビエファクトリーには「日本ジビエアカデミー」というジビエ処理研修に特化した施設があり、「ジビエの仕事を学ぶ」をテーマに解体処理OJT研修や狩猟研修なども行っています。各部屋に入出することなく、回廊式でジビエ処理について一通り見学することができ、今回のツアー参加者の皆さんも食い入るように見学されていました。
ツアー最後には色々な種類のジビエを試食しました。
私たちの思い
今回は大分レディースハンタークラブ主催ということもあり、参加者全員が女性でした。この体験ツアーをはじめ、当社が他にも行っているセミナーなどを通して、特に若者や女性に狩猟に興味を持ってもらい、将来的には猟師として活躍してくださる方が少しでも増えることを私たちは願っています。そのためにも、私たちは鳥獣被害対策グッズ販売のプロとして、必要とする方々に知識やノウハウを提供していきます。
【お問い合わせ先】鳥獣被害対策グッズ販売 イノホイ電話:050-8880-2330メール:contact@inohoi.com

鳥インフルエンザや口蹄疫、豚熱(CSF)といった特定家畜伝染病は、生産者の皆様にとってはもちろん、報道等によって一般消費者にも広く認知されるようになりました。 これらの伝染病が発生すると、生産者は多大な経済的損失を受けるとともに、風評被害のリスクも生じます。特定家畜伝染病以外の病気においても、増体量や繁殖成績の低下などによる経営への影響は決して無視できるものではありません。 家畜の伝染病による被害をできる限り減らすために、私たちは何を知っておくべきなのでしょうか?家畜衛生分野の研究を行い防疫の専門家である、宮崎大学農学部獣医学科の末吉益雄教授にお話を伺いました。 末吉 益雄(すえよし ますお)教授 プロフィール 2012年4月、宮崎大学農学部獣医学科の教授に着任。家畜衛生分野の研究に長年携わり、同分野の第一人者として家畜伝染病のモニタリングや情報提供を通じて防疫の重要性を発信する。 教壇に立ち人材育成に携わるだけでなく、防疫へのリテラシー向上に取り組むべく、現場レベルでも精力的な活動を続けている。 ※宮崎大学農学部獣医学科 産業動物衛生学研究室ホームページはこちら 病気になってから治療・対処するのではなく、その前の段階で予防する 今回は、当社リファクトリーの安田が聞き手となり、国内の伝染病の現状をはじめ、防疫のポイントや今後の防疫体制への提言などを対談形式でお伺いしました。 ※本体談中は感染症対策のためマスク着用にて実施いたしました。撮影時のみマスクを外しております。 ◎末吉教授は長年防疫に関する研究に取り組まれてきたと伺いましたが、まずは現在取り組んでいる研究内容からお聞かせください。 末吉教授:私の研究は、動物を病気から衛ること、例えるならば人間の保健所の役割のように「定期健康診断」をベースに動物の健康保持に務めることです。広く認知されている高病原性鳥インフルエンザや豚熱などの家畜の悪性伝染病はまん延防止のため、そもそも治療対象となっておらず殺処分措置がとられますが、それ以外の動物の疾病についても病気になってから治療するのではなく、その前の段階で予防することで動物の健康を衛っていくことが究極の目的です。 具体的には、モニタリングを通じて、病気が起きる前の段階で「病原因子はないか」「防疫上の欠点はないか」といったことを数値化・見える化して発表・啓発していくことに取り組んでいます。悪性伝染病が発生してしまった場合は、まん延防止のために、申し訳ないけれども殺処分をしなければなりません。そうなる前の段階で、できる限り防疫をすることで、動物はもちろん生産者の方の生活を守ることに繋げていくのが、私の研究です。 ただ、防疫や予防という考え方は、治療に比べてなかなか周知していくことが難しい側面があります。例えば、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する議論は、予防という考え方を伝える難しさがよく現れた事例ではないでしょうか。 ワクチンを打つことで重症化のリスクは下げることができますが、それは感染防止ではありません。しかし、ワクチンを打てば感染しないと間違って理解している方が少なくありません。 原則として、予防はその疾病が起きる前の措置です。なので、「予防したから発生しないのか、予防しなくても発生しなかったのではないか」と、されてしまいがちです。発生後のワクチンによる予防の成果も治療と違い、すぐには見えづらいため、直接的評価は難しいです。 ◎たしかに、人間心理としてどうしても何かが起こってからでないと危機感が高まらない側面はありますね。 末吉教授:そうした意識をどう変えていくのかは、大切な部分だと考えています。 私は、生産者の方や防疫に携わる方にお話をさせていただく際に、そもそも、消毒と滅菌の違いをご存知ですか?という質問をさせていただきます。 滅菌とは、存在する微生物をすべて除去してしまうことを言います。一方の消毒は、微生物の数を減らし、感染症を引き起こさない水準にまで病原微生物を殺菌や減少させることを言います。 つまり消毒をしたからといって、すべての微生物が除去される訳ではないということです。このことが分かっていると「消毒マットを踏んだらもう大丈夫」という考え方ではなく、より本質的な防疫に取り組む気付きを与えることができます。 こういった部分を、データやエビデンスを使って丁寧に説明していくことも私の役目だと考えいます。積極的に情報を公開して、信頼関係を築くことで、防疫への意識を高めるきっかけにしてもらえればと思っています。 これからの時代は自分たちから積極的に防疫に取り組んでいく姿勢が大切 ◎ここから、国内の家畜伝染病の動向についてお聞きしたいと思います。先日(2021年11月12日に対談)、秋田県で鳥インフルエンザが発生しましたが、日本国内での鳥インフルエンザの傾向について伺えますか。 末吉教授:日本の高病原性鳥インフルエンザのまん延は、人やトラックを介してのものはほとんど発生していません。この防疫力は世界でも抜きん出ています。 例えば、過去にオランダでは3,000万羽の鶏が処分されたことがありましたが、これはトラックなどを介してウイルスがまん延・拡散したことが大きな一つの要因です。 日本では高病原性鳥インフルエンザが発生した場合でも、各個撃破ができており「人」や「車」を介しての伝播防止の部分はしっかり対応が行き届いています。ただ、油断禁物です。これはしっかりしているからできているわけで、しなくても出ないのではないかと止めてしまうと、とんでもない事態となるリスクがあります。 さらに注意しておきたいのが、カモや野生動物からのウイルスの農場内/鶏舎内への持ち込みです。人や車を介してのまん延だけではく、侵入防護柵の設置やメンテナンス、環境整備に力を入れることで、ウイルスの持ち込みを防止していくことが大切となります。 例えば、カモが飛来する沼や池等の水辺が近い場合、そこを訪れるイタチやテン、タヌキやイノシシなどの野生動物がウイルスを養鶏場に持ち込む恐れがあります。こうした野生動物の侵入を防ぐことが、国内での鳥インフルエンザ対策では重要なポイントでしょう。 ◎末吉教授がその他に懸念している伝染病はありますか? 末吉教授:国内では豚熱が依然として拡大しており、油断できない状況にあり、まだまだ対策やデータの分析を進めていく必要があります。 それから、アフリカ豚熱の状況は特に注視しています。ヨーロッパでは10年かけてまん延しましたが、アジアではわずか2年でほとんどの国に感染が拡大しました。 まだ国内での感染は確認されていませんが、動物検疫所ではウイルスの遺伝子や生きたウイルスが海外旅行客の手荷物から確認されています。いつ国内で感染が発生してもおかしくない状況です。 現在は新型コロナウイルスの影響でインバウンドが止まっていますが、今後海外渡航や入国規制が解除されればリスクが一気に高まるのではないかと懸念しています。もし感染が確認された場合、それが養豚場で早期発見できれば、封じ込めができますが、野生のイノシシで発生した場合は豚熱のように感染が広がる恐れがあります。アフリカ豚熱は豚熱と比べて、致死率が非常に高いのが特徴です。確実に感染拡大しますが、厄介なのが、感染速度が遅いということ。一気に感染が拡大しない分、発見が遅れてしまう恐れがあります。その場合、気付かないうちに静かに感染が広がり、国内に定着してしまう可能性も考えられます。 それから、アフリカではダニがアフリカ豚熱を媒介している事例が報告されています。もし、感染ダニが定着すれば、風土病になる恐れも否定できません。そうなると、野生動物対策以上にコントロールが難しくなってしまうでしょう。 ◎そうした海外からのリスクをしっかり認識して、対策や予防を講じておくことが重要となる訳ですね。...

電気柵は、イノシシやシカなどの害獣から畑を守る効果が期待できる製品です。しかし、電気が流れることから危険なイメージを持っている方も多いでしょう。本記事では、電気柵による事故の詳細を紹介するとともに、市販の電気柵の安全性を解説します。また、市販の柵の魅力や事故を起こさないための対策も紹介するため、設置を検討している方はぜひ参考にしてください。 目次 1電気柵による事故の事例:静岡県西伊豆町 2電気柵の役割とは 3電気柵は安全?危険? 1市販の電気柵は安全対策が施されている 2死亡事故が起こったのは自作の電気柵 4電気柵の安全を確保する法律 5市販の電気柵の魅力 1心理柵としての効果が期待できる 2費用対効果が高い 3資格不要で設置が簡単 6電気柵による感電事故を防ぐための対策 1電気柵を設置した付近に看板を置く 2条件に適合する電源装置を使用する 3漏電遮断器を設置する 7家庭用電源を使用する際の注意点 8電気柵に使用する電源の種類 1乾電池タイプ 2バッテリータイプ 3ソーラータイプ 4ACアダプタータイプ 9電気柵の選び方 10まとめ|市販の電気柵は安全対策が行われているため事故が起きにくい 電気柵による事故の事例:静岡県西伊豆町 2015年、静岡県西伊豆町で電気柵がかかわる事故が発生しています。川で遊んでいた子どもが、土手のアジサイ畑周辺に設置されていた電気柵に触れて感電してしまったという事故です。感電した1人の子どもを助けようとしたほか6人も次々と感電し、7人が病院へ搬送され、そのうち2人が亡くなる重大な事故になってしまいました。 電気柵は、近隣の男性がアジサイの花壇をシカから守るために設置したものでした。市販の電気柵ではなく自作の電気柵を設置しており、農機具小屋の家庭用コンセントを使用していて、漏電遮断器の設置がなかったとみられています。 電気柵の役割とは 電気柵は、大切に育てた畑を害獣から守る役割があります。畑の周囲に設置すると、イノシシやシカなどの獣がエサを求めて畑に侵入し、荒らしてしまうのを防いでくれます。電気柵の電線にはプラスの電気が、地面にはマイナスの電気が流れており、動物が電線に触れると回路が通じ、電線から動物の体をとおって地面に電気が流れます。これが感電の仕組みです。 害獣が柵に触れると電気が流れるため、痛みや衝撃に驚いて逃げていきます。電気柵に触れると感電する仕組みを覚えさせて、近寄らなくなるようにする効果があります。なお、電線に虫が止まっても感電しないのは、電気の流れる回路が通じないためです。電気柵は、対象が電線と地面の両方に触れている状態で効果を発揮します。 電気柵は安全?危険? 電気柵は、動物が電線に触れると電気が流れる仕組みですが、人間が触れてしまったときに大けがをしてしまうのではないかと心配を抱えている人もいるでしょう。市販の電気柵には安全に利用できる工夫がされており、人間が誤って触れてしまってもけがをしないようになっています。ビリッと強い衝撃は受けますが、通常大けがにはいたりません。ここでは電気柵の安全性について具体的に解説します。 市販の電気柵は安全対策が施されている 市販の電気柵は、柵自体の電気の力である電圧は高くとも、電気が流れる力である電流は弱い製品が多いため、人を含めた生き物を傷つける心配はありません。また、電気が身体に流れるのもごく一瞬です。 市販の電気柵は、常時電気が流れているのではなく、約1秒間隔で瞬間的に電気を流すパルス出力形式と呼ばれる仕組みが作られています。そのため、誤って触れて電気が流れてしまっても、すぐに手を離すことが可能です。触れてしまったときにビリビリと電気が流れ続けるのではなく、ドアノブに触れて静電気が発生したときのようなイメージを持つと良いでしょう。 また、市販の電気柵は、電気事業法やそれに関する省令にもとづいて安全性を確保したうえで製造されています。必ず安全装置を設置することになっているため、安心して利用できるといえるでしょう。 死亡事故が起こったのは自作の電気柵 西伊豆で起きた死亡事故で設置されていた電気柵は、市販製品ではなく自作のものでした。そのため、電気を断続的に一瞬だけ流す安全装置が整備されておらず、死亡事故につながってしまったと考えられます。なお、これまで市販の電気柵による死亡や重傷事故は起きていません。 畑や花壇を害獣から守るために電気柵は重要な役割を果たします。なかには、設置費用を抑えるために電気柵を手作りする人もいるでしょう。しかし、電気柵を自作する際は、安全に利用できるかのチェックが欠かせません。必ず安全装置を設置して、事故につながらない仕組みを作る必要があります。 電気柵の安全を確保する法律...