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4560171677181 マイナス棒90型 (アース棒90) 末松電子製作所
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商品説明
マイナスの取れにくい場所に(乾燥した地面など)
■マイナス棒の長さ:90cm
■マイナス線の長さ:約4m
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目次 1イノシシ罠その①:箱罠 1箱罠の長所 2箱罠の短所 3箱罠による捕獲の手順 2イノシシ罠その②:くくり罠 1くくり罠の長所 2くくり罠の短所 3くくり罠による捕獲の手順 3イノシシ罠その③:囲い罠 1囲い罠の長所 2囲い罠の短所 4まとめ イノシシ被害を減らすために捕獲をこれから始める方、ぼたん肉とも呼ばれる美味なイノシシ肉を味わうために捕獲をする方など、銃猟以外でイノシシの捕獲をするのに必須となるのが「罠」です。 日本では古くからイノシシによる農作物被害を防ぐために落とし穴などの罠が使われてきましたが、現代においては様々な観点から廃れたり禁止されている罠もあります。例えば、昔話などで出てくる「とらばさみ(獣の足をはさんで捕まえる)」は有名ですが、現在においては禁止猟具になります。 そのような中で、現在イノシシをターゲットとして使用できる罠の種類は、「箱罠」「くくり罠」「囲い罠」の3種類に区分されます。 これらの罠の長所・短所、捕獲のための手順について解説します。 罠の特徴を踏まえたうえで、設置場所の環境や予算、かけられる労力などを考慮し、適切な罠を選択しましょう。また、それぞれの罠には制限事項がありますので、その点についても予め留意しておくようにしましょう。 イノシシ罠その①:箱罠 色々な大きさ・形がありますが、全面とも金網や板等で囲われた箱状の罠のことを箱罠といいます。いずれも餌によって箱の内部に獲物を誘因します。 誘因された獲物が箱の内部に入り込むと、トリガーが作動して入口が閉じ、獲物が閉じ込められることによって捕獲が完了するという仕組みになっています。代表的なトリガーの方式としては、以下があります。 ◆蹴り糸方式:蹴り糸が獲物の体に触れることにより作動する。 ◆踏み板方式:獲物が踏み板を踏むことにより作動する。 ◆回転軸(回し棒)方式:軸が回転することにより作動する。 踏み板方式と回転軸方式はトリガーの位置を調節することが難しいため、トリガーの位置や感度を調節しやすい蹴り糸方式の箱罠がおすすめです(上の動画は蹴り糸方式です)。 また近年ではセンサーによって作動するタイプも登場しており、仕掛けの労力を低減させて捕獲率をアップさせる工夫が凝らされているため、導入数も徐々に伸びています。 ★イノホイオススメの箱罠用センサーはこちら。 箱罠の長所 そもそも餌で獲物を誘いこむ構造のため、餌を使わない罠とくらべると、捕獲率は高いです。複数の獲物を捕獲することも可能です。また、獲物の視線からすると、開放的な外観であるため、ブラックボックスとなっている罠(例えば、ドラム缶式罠など)よりも捕獲の効率が良い傾向にあります。 一目でわかる外観のため、人間が誤ってかかってしまうようなことはありません。ターゲットではない他の鳥獣を捕獲した場合も、簡単に逃がすことができ、怪我を負わせるリスクは低いです。 また、大抵の場合、一人で組み立てることが可能です。これらの点から、初心者にとっても扱いやすい種類の罠であるといえるでしょう。 箱罠の短所 捕獲できる容量は大規模タイプの囲い罠よりも少数となります。 イノシシ用の箱罠はそれなりの大きさ・重さになりますので、分解式タイプだとしても車を使わずに運ぶのは大変です。そのため移動させるのは労力がかかり、車で行ける場所以外に設置するのは困難です。 10万円前後するものが多いことからも、数多く設置するのには向いていないといえるでしょう。 ★捕獲実績多数!イノホイの箱罠はこちら。 ちなみに箱罠を自作することも可能です。材料費としては、2万円程度で作ることができますが、切断や溶接のための技術や道具が必要になります。溶接が甘く脆い箱罠を使用すると、事故が起こる可能性がありますので、技術に自信のない人は自作は避けたほうが良いでしょう。 また、捕獲のために使用する餌によって、多くのイノシシを引き寄せてしまう可能性があるので、設置する場所には注意が必要です。 捕獲が成功するまでに時間がかかる場合があるという点も、箱罠を使う際は念頭に置いておく必要があります。警戒心が強いイノシシにとって、縄張りに突然箱罠が現れれば、警戒するのが自然です。警戒心を解き箱罠の中まで誘引するには、慣らしが必要となりますが、慣らしに必要な期間は個体によって異なります。ある程度時間がかかる場合もあり、その間も慣らしのための餌補給や周辺環境の観察を継続することが必要となるため、長期戦となることも予め想定しておくと良いでしょう。 箱罠による捕獲の手順...

10月13日(日)に行われた、ヴィアマテラス宮崎のホーム最終戦(いちご宮崎新富サッカー場)にて、当社がおもてなしスポンサーとブース出店を行いました。
選手たちの白熱したプレー、サポーターの熱い応援に圧倒された一日となりました。
2024プレナスなでしこリーグ1部 優勝おめでとうございます!

本記事では、イノシシの基本的な特徴から被害対策、そして天敵の有無や自然界の捕食者との関係まで、イノシシに関する情報を幅広くまとめています。 もともと山間部に生息していたイノシシは、人間の生活圏にも進出するようになり、各地で農作物の被害や人へのリスクが問題視されています。 イノシシへの理解を深め、適切な対策と共存のあり方を考えることで、持続可能な環境の維持につなげていきましょう。 目次 1イノシシとは?基本的な特徴と生息域 1イノシシの食性・行動パターン 2全国に広がる主な生息環境 2イノシシがもたらす被害とリスク 1農作物への被害と安全対策 2人や家畜に及ぶ感染症の危険性 3イノシシの天敵は存在する?自然界の捕食者 1オオカミ・クマなど他の野生動物との関係性 4天敵が少ない地域での主な対策方法 1柵・フェンスによる物理的防御 2巣や隠れ場所を減らすための工夫 3イノシシの餌付け対策と環境整備 5捕獲・追い払いの方法と注意点 1忌避剤や光・音を活用する方法 2自治体・専門業者への早期相談 6まとめ:イノシシ被害を防ぎ、共存を目指すために イノシシとは?基本的な特徴と生息域 まずはイノシシの特徴や生息範囲を知ることで、それらがどのように生態系へ影響を及ぼしているかを把握しましょう。 イノシシはイノシシ科に属する野生動物で、日本では主に本州・四国・九州に広く分布しています。体長は1メートル前後の個体が多く、大型になると体重100キロを超えることもあります。牙が発達していることや、体毛が堅く厚いことから、見た目からも強そうな印象を受けます。 イノシシは雑食性で、木の根や果実、昆虫から小動物までさまざまな餌を食べることで知られています。また繁殖力が強く、一度に複数の子を産むことから個体数が急速に増加することがあります。そこに人の生活圏へ徐々に不可避な形で進出し、被害や事故を招く要因ともなっています。 イノシシは幸いにも多くの病気にも強い体質を持つ一方、近年は食物や住処を求めて山から出てくる個体が増えているため、人間との摩擦が拡大しつつあります。まずはイノシシがどのような動物で、どのような生息域にあるのかを理解することが大切です。 イノシシの食性・行動パターン イノシシは非常に幅広い食性を持ち、根や球根、ドングリといった植物性のものから、ミミズなどの小動物、さらには動物の死骸をあさることもあります。生存環境に応じて食べられるものを貪欲に探すため、農地に侵入して農作物を食害することがしばしば問題となります。 活動時間は夜間や早朝が主体で、繁殖期になるとオス同士の争いやメスと子どもの群れ行動が活発化します。とくに子どもを守ろうとする母イノシシは気性が荒くなることが多く、遭遇した場合には危険が高まるので注意が必要です。 全国に広がる主な生息環境 イノシシは従来、山間部の森林を中心に活動していましたが、近年では里山や都市近郊にも進出しています。農地から出る作物の残渣や家庭ゴミが無防備に放置されていると、容易に餌を得られることから定着しやすくなるのです。 また、市街地きわ近くの緑地や公園にも姿を見せるケースが報告されています。こうした環境がイノシシにとっては囲われた安全な隠れ家となり、さらに餌となる廃棄物が豊富にあると、個体数が増加しやすい状況が続くのです。 イノシシがもたらす被害とリスク イノシシが日本各地で引き起こす被害の現状と、人間や家畜にもたらすリスクを考察します。 イノシシによる被害はいろいろな形で現れますが、代表的なのが農作物被害です。地域によっては被害額が大きく、また人身事故の報告も少なくありません。被害を無視していると、農家の生計や地域経済に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 さらに、イノシシが運ぶダニや細菌などを介して感染症リスクが高まることも懸念されています。イノシシと人間との距離が近いほど、こうした衛生上のリスクは増大するため、早期の対策が不可欠です。 人間のみならず、家畜に対する伝染病が広がった場合、畜産業に大打撃を与える可能性も高いため、イノシシへの対処は地域社会全体の協力が必要となっています。 < 農作物への被害と安全対策 イノシシによる農作物被害は、作物を食べられるだけでなく、畑を掘り返されたり踏み荒らされることで収量減少や品質低下も招きます。特に、サツマイモやタケノコなどイノシシが好む作物を栽培する地域では深刻化しやすいです。 安全対策として、柵や電気柵の設置、センサーライトの利用など物理的にイノシシを近づけない手段が有効です。加えて、定期的な巡回を行って被害を早期発見・早期対処することで、被害の拡大を抑えることができます。...

狩猟シーズンまっただなかで、当店でも毎日のように捕獲のご報告をいただいております。その一方で、狩猟中の事故もニュース等で報道されており、捕獲者の皆様が安全に狩猟を行うにはどうするべきなのか思いをはせることが多くなる時期でもあります。 野生の獣の身体能力は人間が想像する以上に高く、捕獲するのは危険が伴う行為でもあります。捕獲者の皆様には今一度、安全面に関しての配慮をあらためてご確認いただけますと幸いです。 特に事故が多いのは、くくり罠の止め刺し時 毎年、狩猟による事故は全国的に発生しています。銃の暴発や滑落によって大怪我をするのは容易に想像できますが、中でも特に多いのは、くくり罠にかかった獲物を処理するときです。 くくり罠は獲物の足をワイヤーで括る(くくる)罠です。ワイヤーの括りが甘いと、足がすっぽ抜けます。 また、獣も生死がかかっているので、自らの足をちぎってでも逃げようとすることがあります。 例えば、仕掛けたくくり罠にイノシシがかかっていたが、止め刺しが難しそうだったので銃を使える猟師仲間を呼びに行き、戻ってきたら足だけ残してイノシシが逃げてしまっていた、なんていうこともあります。 また、人間の力では到底切れそうにないワイヤーも、条件によっては切れます。くくり罠にかかった獲物の止め刺しをしようとしたら、ワイヤーが切れて逆襲にあったという事例もあります。 くくり罠でとらえた獲物を熟練の猟師が素手で組み伏せて生け捕りにすることもありますが、それは多くの経験や知識があるからこそできる名人芸であり、簡単に挑戦しようとしないことです。 とにかく、獣をなめてはいけない クマはもちろん、イノシシやシカも暴れられると相当な力があります。各所で公開されている情報を見てみると、以下のような事例が報告されています。噛みつきや引っかき、イノシシなら牙によるしゃくり上げや、シカなら角によって怪我を負わされるリスクがあります。 クマによる事故事例 イノシシ狩中に子熊を連れた母熊に急襲された。身を守るためにライフルで反撃したところ母熊が倒れ込んでうずくまったため、確認のために近づいたところ、死に際の逆襲に遭い、顔を損傷した。 山林に仕掛けた狩猟用のわなを確認に行ったところ、クマがかかっており、そのクマに腕をかまれ、右腕を骨折した。 シカやイノシシの狩猟をしていたところ、親子とみられるクマ2頭と遭遇し子熊を射殺、搬出準備をしていたところ、親グマに襲われ、顔面を負傷。 イノシシによる事故事例 わなにかかったイノシシの止め刺しを行うため、近づいたところ、イノシシの前足が脱落し、体当たりされて左大腿部を負傷した。 イノシシ猟のわなを見回る途中、わなにかかっていたイノシシにかまれ、約100メートル引きずられた。水路に落ちたところを救出されたが、まもなく死亡が確認された。 くくり罠にかかった猪に近づいたら暴れて抜け出され、指を噛みちぎられた。 わなにかかっていたイノシシに襲われ、尻から腰のあたりをかまれた。襲われた直後は受け答えができたが、その後意識不明の重体に。 シカによる事故事例 半矢になったシカの角で手の甲を刺された。 畑の防護ネットに絡まったシカを一人で駆除しようとしたところ角が腹部に刺さってけがをした。 特にイノシシによる反撃事例は多く発生しており、予想もしないような身体能力を発揮する場合があります。筆者も「なんか遠まきにイノシシがいるな」と思っていたら、瞬きしている間に間近まで接近された経験があります。 全国的に、狩猟による事故件数は年間50件程度で推移しており、死亡事故も発生しています。事故にあわないために、もう一度基本に立ちかえって、野生動物をなめてはいけないという意識のもと日々の狩猟活動を行うようにしましょう。 道具のチェックは超重要 銃猟の場合の道具チェックは当然として、わな猟の場合の道具チェックも非常に重要です。使用する部材に破損や損傷があった場合は、ためらわず交換するようにしましょう。「販売のために、そう言っているんだろう?」と受け取られることもあるかもしれませんが、決してそうではなく、安全のため、また捕獲の効率を上げるためにそのようにお勧めしております。 特に注意したいのが、ワイヤーの劣化です。使用によってワイヤーがよじれたりキンク(折れ曲がり)したりすると、金属疲労によって切れるリスクが出てきます。一見、簡単には切れないように見えますが、切れるときは切れます。 ワイヤーは細かい素線によって編み込まれており、素線が少しでも切れると他の素線にかかる負担が増え、どんどん切れやすくなります。「傷んでいるけど、もうちょっと使えるかな?」と思っても、そこは消耗品と割り切って、新しいものに交換するようにしましょう。 特に、一度獲物がかかったワイヤーは殆どの場合素線が断裂していますので、再使用しないようにします。 箱罠の場合は、溶接個所が外れていないか、扉の動作に影響するような変形は生じていないか、扉の持上げを防止するストッパーに問題が無いかを事前に確認するようにします。 くくり罠を設置する場所は、捕獲後のことも考慮して選ぼう くくり罠をしかけるにあたって、一番重要なのは設置する場所の選定です。もし獣がかかったら、どのように対処するのか、立地状況を確認しながらイメージするようにします。 支柱とする場所からワイヤーの長さを考慮し、獣がどれだけ動けるのかを考え、どのように接近してどう立ち会うのか、また銃による対処が必要になった場合はバックストップの確保はできるのか、跳弾のおそれはないか、そもそも銃による対処が許可されている場所なのかをチェックしておきます。 可能であれば捕獲した獣には複数で対処し、必要に応じて増援も頼めるような段取りをしておくと良いでしょう。 イノシシ相手に鼻くくりは大活躍 くくり罠で捕獲した場合に活躍するのが「鼻くくり」です。足一本の動きが制限されているだけでは、ワイヤーの長さの分だけ獣は動き回ることができます。 特にイノシシの場合、突進や噛みつきによる事故が多く、頭部の動きをどう制限するかが重要になってきます。そこで活躍するのが、鼻くくりです。 足をくくっていることに加え、反対方向から鼻もワイヤーでくくることによって、動きをかなり制限させることができ、止め刺しの安全さが各段に向上します。 なお当店の鼻くくりは足くくりとも兼用できるようになっており、アタッチメント一つで切り替えることが可能ですので、気になる方はこちらのページからチェックしてみてください。...

鳥インフルエンザには「高病原性鳥インフルエンザ」と「低病原性鳥インフルエンザ」がありますが、このうち「高病原性鳥インフルエンザ」は感染力が強く、致死率の高い鳥類の感染症です。 一方で、「低病原性鳥インフルエンザ」は、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合もありますが、低病原性であっても、家きんの間で感染を繰り返すうちに高病原性に変異する可能性があります。 いずれも国内での発生は、海外から飛来する渡り鳥がウイルスを持ち込むことによるものであると考えられています。これら鳥インフルエンザの発生を予防するには、農場内へのウイルス侵入を防止することが最も重要です。 鳥インフルエンザが発生してしまうと、対応に大きな労力やコストがかかり、また風評被害など直接的でない影響も出る恐れがあるため、日頃からも多くの家きん飼養農場や関連施設において予防対策が徹底されていますが、冬の渡り鳥が国内に滞在するシーズンは特に緊張感が高まります。 多くの農場の場合、各都道府県が行う指導等にしたがって対策を行っているものの、そのうえでさらに自衛的な手段を取れているケースはまだまだ多くありません。 受け身の姿勢ではなく積極的な自衛手段を取るには、基本となる知識が必要となります。そこで、今回は鳥インフルエンザウイルスの侵入が予想される経路を大きく3つに分け、予防のポイントと基本的な対策についてお伝えします。 1. 人・車両等による鳥インフルエンザの侵入を予防 鳥インフルエンザウイルスは人や車両、資材など、あらゆるものに付着して侵入する可能性があります。そのため、農場や家きん舎の出入口では消毒などの衛生対策が必須です。 特に家きん舎の入口は最終の防疫ポイントですので、細心の注意を払いましょう。 具体策 では、ここから農場のポイントごとの侵入予防対策について紹介します。 <農場出入口> 門や侵入防止柵、チェーン等を設備し、入出場時以外に意図せぬ外部からの出入りが発生しないように出来る限り閉じておきましょう。「部外者立入禁止」の看板も設置することをお勧めします。 また、農場出入口には車両消毒装置(ゲート式車両消毒装置・動力噴霧機など)を設置し、出入りする車両の消毒を出来る限り実施するようにします。消毒を終えた車両は指定の場所に駐車します。 徹底した飼育管理を行っている農場の中には、餌の運搬・家畜の出荷の際に、運送会社と専属契約して専用トラックを使用している事業者もいらっしゃいます。 安全・衛生管理を最重点にしている良い事例です。 ここで重要となるのは、消毒をしたからといって、すべてのウイルスが除去される訳ではないということです。 すべてのウイルスを除去するのは消毒ではなく滅菌といいますが、農場において滅菌処理を行うことは不可能であり、「消毒したから大丈夫」という考え方ではなく、消毒してもウイルスが侵入する可能性があることを意識しておく事が重要です。 そのため、外部から持ち込むものは徹底して消毒するようにします。農場へ持ち込まれる資材や器材、宅配便品(他養鶏場と接触の可能性のあるものは特に)なども表面を消毒するようにしましょう。 <家きん舎出入口> 外来者の出入りや私物の持ち込みは最小限にすることが基本となります。入口には踏込消毒槽を設置し、消毒液は毎日交換します。 舎内に入場する際は、専用の衣服・履物等に更衣します。舎外の汚れを持ち込まないよう、衛生的な区画と非衛生的な区画を確実に分けましょう。 例えば、すのこを設置して手前で履物を脱ぎ、すのこに乗ってから舎内専用の履物に履き替えるといったことも効果的です。 舎内で使用する器材や資材は、洗浄・消毒を行ってから持ち込みましょう。 家きん舎ごとの入口に踏込消毒槽と手指消毒用の手押式消毒器、または消毒薬噴霧器等を設置します。 入場の際は農場専用の衣服等に更衣します。更衣室では殺菌灯を点灯し、交換前後の衣服・履物を分けて保管したり、一方通行にしたりと、交換前の汚れが交換後の衣服等に伝播しない構造にしましょう。 また、更衣室にはできる限りシャワー室と洗濯室を設備します。入口・出口にはそれぞれ踏込消毒槽を設置し、消毒液は毎日交換します。 2. 野鳥・野生生物による鳥インフルエンザウイルスの侵入を予防 先述した通り、渡り鳥が国内へ鳥インフルエンザウイルスを持ち込み、そのウイルスが野鳥や動物を媒介して家きん舎に侵入する可能性があります。家きん舎周辺にはいろいろな生物が住んでおり、すべてを排除することは困難ですが、なるべく数を減らし、侵入させない対策をとりましょう。 具体策 ここから、家きん周辺に野鳥や野生動物が侵入するのを防ぐ対策を紹介します。 <家きん舎> スズメやカラスなどの野鳥対策として、2cm以下の網目の防鳥ネットや金網の設置は必須です。防鳥ネットは隙間ができないように上部から覆い、垂らすように張ることがポイント。ゆったりと張ることで、破れにくくもなります。また、破損を見つけた場合はすぐに補修しましょう。 ネズミ等が侵入しそうな小さな隙間もふさぎます。ネズミは個体によっては1.5cmの隙間でも侵入できるので、100%隙間を塞ぐというのは困難です。もしネズミを発見したら侵入経路を特定し、捕獲装置の設置や殺鼠剤の使用などにより駆除しましょう。また、小さな動物が農場に近づかないよう、対応エリアを広めにとっておくことも有効です。 家きん舎に出入りしたらすぐに扉を閉めましょう。強風にあおられたり、野生生物にこじ開けられたりしないように、扉の前に重しを置いておくこと良いでしょう。 <家きん舎周辺> 野生生物が侵入・滞在しづらい環境を作ることがポイントです。草刈りや木の伐採、電柱の撤去などを行い、できるだけ開けた空間を作りましょう。また、周囲に飼料がこぼれていたり、生ゴミが捨てられたりしていないか確認するなど、清潔を保ちます。 家きん舎周辺や農場敷地周縁、農場内の道路に定期的に消石灰を散布しましょう。消石灰は鳥インフルエンザウイルスの消毒効果だけでなく、野生生物の忌避や、足跡等が残ることにより侵入経路を特定しやすいなどの効果も得られます。...