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4541175510728 さく線リール CB タイガー
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商品説明
※注意:支柱・ガイシ・フックについては、他メーカー間の互換性はありません。同じメーカーのものをお求めください。
・電気さくを移動・撤収する際に用いる空ホビンです。さく線をリールに巻き取ると、絡まず作業がラクにはかどります。
・空リールに巻き取っておくことで、電気さくを再設置する際に絡まずラクに作業ができます。
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昭和34年に設立され、60年以上の歴史がある「大阪府猟友会」。猟友会としては数少ない「内閣府認定」の公益社団法人です。今回は事務局長の田中茂雄さんに、公益社団法人となるまでの経緯や日ごろの活動についてお話を伺いました。 きっかけとなったのは伊丹空港のバードストライク防止の仕事 ーー内閣府認定の公益社団法人になられるまでにどういった経緯があったのですか? 田中さん:国が公益法人を平成25年から改めてスタートしたいと発表して(平成20年に新公益法人制度が施行)、5年の移行期間の間に猟友会だけでなくいろいろな団体が公益の認定をもらおうとがんばった。大阪府猟友会でも公益を狙おうということだったので申請して、まずは平成25年に大阪府から認定をもらいました。 関西国際空港が民営化して数年後のときに、「公益社団法人になられたんだったら、バードストライク(空港に離着陸する航空機と鳥の衝突)を防止する仕事をやってもらえませんか?」と依頼されたんですよ。 関西国際空港と伊丹空港は経営統合しているから伊丹空港もやることになったんだけれども、土地が大阪と兵庫にまたがっているから、半分は兵庫に行って手続きをしなければいけなかった。毎年申請しないといけないし、大阪では公益でも兵庫では関係ないから申請方法も違う。それで全国区の公益をとろうと申請して、平成26年に内閣府の認定をもらいました。他の地域は分からないけど、内閣府認定は少ないんじゃないかな。 これからの猟は「罠」。大阪ハンティングアカデミー以上のものを作る 田中さん:平成28年に「大阪ハンティングアカデミー」という学校を立ち上げたのですが、会費をもらってやるにも内閣府の認可を取らないとできなかったんですよ。いろいろな面で申請や許可が必要でした。申請もしっかりとした内容でないと認可をもらえない。そうやって学校を運営してきたのですが、5年後には募集かけても人が集まらないという状況になり、さらには新型コロナの影響もあったのでやめました。 一旦はやめたんだけれども、希望がぱらぱらと出てくるので、今年からまた新しく立ち上がる予定です。大阪ハンティングアカデミー以上のものを作ろうって。前回のように5万円という費用は出しにくいと思うので、2〜3万円で「大阪府猟友会狩猟者育成プロジェクト」という名称で実施していきます。 これからは「罠」なんですよ。今までは銃を重点的に教えてきましたが、希望する人が少ないので、「罠をどう教えていくか」を主としてやっていきます。今までは「罠みたいなものは猟やないわい」という感覚だったけれども、「これからの猟は罠や」という風に変えなければいけない。私たちのように銃猟をやってきた人間は、簡単には考え方を変えられないんですよ。それでも状況や世間に合わせて、そうした古い感覚を変えていかないと。 先日は兵庫県で罠を作っている会社から「学校で罠猟を教えるのであれば協力したい」という話ももらった。私たちもこうした協力してくれるところを求めていかないといけない。 今回初めて14人の役員の中にも罠猟の免許のみを持っている人材を1名入れたんですよ。銃猟免許を保持してない役員は異例ですが、罠を中心に教えることを初めてやっていこうと準備しています。教えるのは私たちのような経験者だけでなく、林野庁や大阪府庁の職員、大阪府警といった肩書きのある人もいる。これからはそこへ専門的な業者も加えてより一層内容の濃い育成計画をたてていきたいと考えています。 先ほどお話ししたプロジェクトは令和4年10月から令和5年3月にかけて平日に全6回、50名ほどの規模でおこなう予定です。他にも、10月18日には高槻国際射撃場で「わな猟の捕獲技術講習会」ということで教室で教える座学と、射撃場などの広い場所での実技を学ぶ講習会を実施予定です。例えばくくり罠であればどうやって作るのか、作ったものをどうかけるのか。実技でしっかり教えなければいけない。 ーー今までの受講者の年齢層はやはり高めでしたか? 田中さん:狩猟免許は20歳から取得できるので20〜70代と幅広く募集をかけていましたが、実際の応募者は40〜50代かそれ以上でしたね。20代はいなかったんじゃないかな。 男女ともに募集して、女性は50人中平均3〜4人でした。5年の間に解体の実技もおこないましたが、女性で「気持ちわるい」と言う人はいませんでした。「私やります」と言うのは女性でしたね。感心しましたよ。イノシシの皮をむくのも上手だし、早い。 被害が少ないからといって放っておくのは不公平。1、2件の被害にも協力する ーー解体のお話も出ましたが、ジビエ肉の活用にも力を入れていらっしゃいますか? 田中さん:そうですね。獲って捨てるようなもったいないことをしてはいけない。食べられるところは全部食べる。 ーー大阪でジビエ肉の加工施設は増えていますか? 田中さん:保健所が認めている施設がゼロなんですよ。大阪府と各市町村で協力してそういった施設を立てようと計画したこともあったんです。知事と柏原市でやろうとなって予算をとってくれましたが、市民が反対して頓挫しました。能勢でもやろうとしたけれども、最終的には地元住民が反対した。 でも分からないことはないんです。猟で止めさしした個体を持って行って加工する施設なのですが、どうしても「と殺場」という感覚が皆さんの中にある。だから大阪には保健所に認められた施設がない。自己責任であげたりもらったりはできるけれども、売り買いはできないし、業者とのつながりもできないんですよ。 ーージビエ肉は全国的に流通が課題だと言われていますが、地域住民の理解などスタートラインのハードルが高いのでしょうか。 田中さん:鳥獣被害の多い地域の住民は認めてくれるんですよ。大阪は和歌山や奈良と比較しても被害は10分の1ほど。被害が少なくてありがたい地域なんです。被害が少ないから認識も薄くて皆さんが反対する。府議会で議題としてあげてもらっても予算がとれない。被害が少ないから当然ではありますけどね。 全体では1件や2件かもしれないけれども、被害をうけている人がいるわけだから放っておくわけにはいかない。多いからやる、少ないから放っておくというのは不公平。私たちは少なくてもやる。他の地域と比べて被害が10分の1であっても、耳を傾けて協力していますよ。 ーー大阪ではどういった動物の被害が多いですか? 田中さん:能勢や豊能など、北の方にはシカがたくさんいます。イノシシは南の方にいるけれども数が少ない。シカはメスが約80%だから、子どもがたくさん生まれる。双子や三つ子が生まれるわけではなく一頭ずつしか生まれないけれども、メスが多いから他の動物と違ってものすごく増えるよね。 ーー被害が出て個体数を減らさないといけない場合は銃猟がメインですか? 田中さん:そうですね。今までは銃が中心でしたが、北部では罠も多いですよ。罠に入ったシカを銃で止めさしするのも一つのパターンです。銃猟をする人が少なくなってきたから電気でやっている人もいます。 ーー後継者不足などの課題があってもなかなか進めづらいのがもどかしいところですね。 田中さん:地域によって被害数の差はあるけれども、やるべきことは継続していく。他の地域に比べて被害が少ないからといって、学校を立ち上げなくていいとは思わない。大阪からいろいろなものを広げていきたい。これまでも奈良や和歌山など他県の講師教育にも協力してきたんですよ。それでもなかなか広がっていかないのが現実ですね。 編集後記 今回は、大阪府猟友会が公益社団法人となるまでの経緯や狩猟学校の立ち上げなど、さまざまなお話を伺うことができました。中でも罠猟を中心に教える学校の立ち上げのお話はたいへん興味深く、ハンターの高齢化や後継者不足などの課題解決に向け、業界の変化にも柔軟に対応されているのだなと感じました。 イノホイでは、猟友会の紹介や鳥獣被害対策の取り組みなど、取材を受けていただける方を随時募集しております。興味をお持ちの方はこちらのフォームからお問合せください! おすすめ商品 激安でも獲れます。くくり罠用踏み板イノシシホイホイ 完成品 年間数千個の出荷実績がある、大人気のくくり罠です。設置に必要なものが全てそろっており、届いてすぐに仕掛けることができます。 ファーレ旭式 箱罠ビッグサイズ【片扉】...

ハクビシンは、ジャコウネコ科に属する哺乳類で、白い鼻筋が特徴的な動物です。もともとは中国南部や東南アジアに生息していると考えられていますが、日本各地でも被害が報告されるようになり、外来種として扱われることが多くなっています。木登りが上手く、屋根裏などへ侵入してさまざまなトラブルを引き起こすことから、近年は農家や一般家庭からの相談も増えつつある存在です。 夜行性で雑食性という特徴を持ち、果物や昆虫、小動物、さらには人間が出す生ゴミにも手を出すため、被害範囲は屋内外を問わず広範囲にわたります。農作物の被害や、屋根裏に侵入して糞尿をまき散らすなど、生活空間に深刻な影響を及ぼすことがしばしばあります。見た目は可愛らしく見える場合もありますが、寄生虫や病原菌などを保有している可能性があるため、むやみに近づくのは危険です。 この記事では、ハクビシンの基礎知識や生活習性、具体的な被害事例から効果的な対策方法、法的な捕獲・駆除の手続きなどを詳しく紹介します。被害を最小限に抑え、安全な暮らしを守るためにも、正確な知識を身につけて賢く対処していきましょう。 目次 1ハクビシンの基礎知識 1名前の由来と分類 2分布状況と生態・習性 3日本におけるハクビシン 2ハクビシンによる被害と影響 1家屋侵入による具体的な例 2農作物への影響・被害 3糞尿被害や健康リスク 3ハクビシンを寄せ付けないための対策 1ハクビシン 見つけたら 2侵入経路の遮断と家の環境整備 3エサとなるものを絶つ工夫 4ねぐらを作らせない点検・補修 4ハクビシンの捕獲・駆除方法 1箱わな設置と行政支援の活用 2捕獲許可申請と注意点 3専門業者に依頼するメリット 5関連リンク・お問い合わせ先 6まとめ・総括 ハクビシンの基礎知識 まず、ハクビシンがどのような生き物であるかを把握していきましょう。 ハクビシンは、学名をPaguma larvataといい、ジャコウネコ科に分類される中型の哺乳類です。見た目の特徴は、顔の中央に通った白い筋で、これが名前の由来にもなっています。ジャコウネコ科特有の細長い体躯や、柔軟な体の動きが印象的です。 体長は頭胴長が60cm前後、尾が40cmほどで、体重は3kgから6kg程度が多いとされています。毛皮は灰褐色や黒っぽい褐色が主体で、尻尾を含めると猫よりも大きく感じる場合があります。夜行性であるため昼間はあまり見かけませんが、最近は夕方や早朝にも出没が報告されています。 このように基本的な生態や特長を理解すると、ハクビシンの行動範囲や生活パターンをイメージしやすくなります。まずは生態系の一部としての役割を認識しつつ、同時に外来種として問題視される背景を知ることで、被害対策をスムーズに進められるでしょう。 名前の由来と分類 ハクビシンという名は、顔の中央の白い線が「白鼻(はくび)」と呼ばれることに由来しているといわれています。分類上はネコ目ジャコウネコ科に属し、イタチやタヌキなどのイメージとも重なりがちですが、実際には独特の形態を持つ動物です。 学術的には中国南部や東南アジアを中心に生息すると考えられていましたが、日本国内にいる個体は人為的に持ち込まれた外来種である可能性が高いとされています。欧米などではあまり定着しておらず、日本特有の外来種問題として注目されています。 この名称や分類の認識不足から、タヌキやアライグマなどと混同するケースも少なくありません。しかし、被害への対処を誤らないためにも、しっかりとハクビシン固有の生態や特徴を理解しておくことが大切です。 分布状況と生態・習性 ハクビシンは、中国南部から東南アジア、インド亜大陸など、温暖な地域を中心に生息しています。日本では本州や九州、四国など主要な島々で活動が確認されており、近年は北海道でも目撃情報が増えつつあります。夜行性であるため、昼間は木の洞や屋根裏で休息をとり、夜間に活発に行動します。 雑食性であるため、果物や昆虫、小動物、廃棄された生ゴミなど、さまざまなものを食糧にします。特に果樹園や田畑などの農作物を好むため、農家にとって厄介な害獣となりやすいです。さらに高い身体能力を持っており、木登りや電線上の移動も難なくこなすため、建物の屋根裏への侵入経路が多様に存在します。 このような多才な行動力と雑食性は、都市部でも郊外でも餌を得やすい要因となっています。そのため人里近くに定着してしまい、被害が慢性化するケースが増えているのが現状です。 日本におけるハクビシン 日本におけるハクビシンは、外来種として扱われるケースが多いです。持ち込まれた正確な経緯は定かではありませんが、ペットや展示目的で輸入された個体が野生化したり、飼育施設から逃げ出したりしたことが原因だと推測されています。現在では各地で定着が進み、生態系への影響が懸念されています。...

マダニは森林や草むらなど自然が多い場所に生息しており、アウトドア活動の際にはよく注意が必要とされる吸血性の節足動物です。ひとたび刺されると感染症のリスクが高まるため、正しい情報を把握しておくことが大切です。 マダニが媒介する代表的な感染症として、SFTSや日本紅斑熱などが挙げられます。初期症状を見落として放置してしまうと重症化するおそれがあるため、知識と備えが重要になってきます。 本記事では、マダニによる感染症のリスクや予防策、そしてワセリンを用いた安全な対処法など、初心者の方にもわかりやすく詳しく解説していきます。正しい理解を身につけて、安心して野外やアウトドア活動を楽しみましょう。 目次 1マダニとは?その特徴と生息場所 2マダニが媒介する感染症:SFTSや日本紅斑熱のリスク 1SFTSの主な症状と重症化の危険性 2日本紅斑熱:初期症状と対処のポイント 3マダニ予防の基本:服装や虫除け対策の徹底 4マダニに刺されたときの正しい応急処置 1ワセリン法とは?安全にマダニを取り除く方法 2ワセリン法の手順と注意点 3病院に行くべきタイミングと診療科の選び方 5マダニに関するよくある疑問Q&A 6まとめ:正しい知識と対策でマダニ被害を防ごう マダニとは?その特徴と生息場所 まずはマダニがどのような生き物なのかを知ることが、最良の予防策へとつながります。 マダニは主に森林や草地に生息しており、木の葉や草の先端などに潜んでは動物や人に取りつきます。小さく見えますが血を吸うとサイズが何倍にも膨らむ特徴があり、咬みついた際に痛みを感じにくいため気づきにくいのが厄介です。さらに、一度刺されると吸血が長時間にわたる場合があるため、観察が行き届いていないと感染症のリスクを高めます。 生活環境も多様で、山間部はもとより都市の公園や庭先の草むらに至るまで広範囲に存在するのがマダニの特徴です。アウトドアを楽しむ人はもちろん、ペットの散歩など日常生活の中でも対策を怠ると刺されるケースが少なくありません。草むらや落ち葉をかき分けるときなど、マダニがつきやすい動作には特に注意が必要です。 マダニに刺されると経皮的に細菌やウイルスが体内に侵入する可能性があるため、被害を防ぐには日常的なチェックと予防対策が大切です。行動エリアを把握することに加え、刺されたあとに体調不良があれば早めに医療機関に相談するという意識も持っておくとよいでしょう。 マダニが媒介する感染症:SFTSや日本紅斑熱のリスク マダニに咬まれることで起こり得る代表的な感染症の特徴を把握し、重症化を防ぐための注意点を知っておきましょう。 マダニに咬まれた場合、見逃せないのがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)や日本紅斑熱などの感染症です。これらの病気は発熱や発疹などの初期症状に加え、重症化すると命に関わるリスクがあるため、早期発見と迅速な対処が重要になります。特に野外活動が多い地域では患者報告が相次いでおり、決して他人事ではありません。 感染症にかかるリスクを下げるためには、予防策を徹底することが第一です。咬まれているのに気づかない時間が長くなると、体内に病原体が入り込む可能性が保たれるため、早めにマダニを取り除くか、医療機関で適切な処置を受けることが不可欠です。日頃からいる場所や行動パターンを見直して、感染症にかからないような生活習慣を意識しましょう。 SFTSの主な症状と重症化の危険性 SFTSは高熱、嘔吐、腹痛、下痢などが主な症状として現れることが多く、血小板が減少することで重症化すると致命的な状態に陥ることもあります。発症後の経過が急激に悪化するケースもあり、軽症と思って放置すると取り返しのつかない事態につながる可能性があります。マダニに刺された後にこうした症状が見られた場合は、すみやかに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが最善の対策です。 日本紅斑熱:初期症状と対処のポイント 日本紅斑熱のリスクは、発熱や発疹が比較的早期に出現する点が特徴的です。症状としては赤い斑点が肌を覆い、さらに発熱や倦怠感が加わることで体力的に大きな負担がかかります。これらの初期症状を見逃さず、異変を感じたら早期に医療機関を受診することで、重症化のリスクを軽減することができるでしょう。 マダニ予防の基本:服装や虫除け対策の徹底 マダニ被害を防ぐための基本は、肌を露出しにくい服装と効果的な虫除け対策から始まります。 マダニの付着を避けるには、長袖・長ズボンなど肌をしっかり覆うスタイルを選び、ズボンの裾を靴下に入れるなどの工夫が効果的です。さらに、明るい色の服を着用することでマダニの存在に早く気づきやすくなり、刺されるリスクを下げることにつながります。服の素材や厚みによってもマダニの付着しやすさは変化するため、特に野外活動時には撥水素材や密度の高い生地を選ぶのも有効です。 虫除けスプレーや忌避剤を活用するのも大切です。ディートやイカリジンなどの有効成分を含んだ製品を正しく使うことで、皮膚や衣類へのマダニの付着を予防できます。帰宅後にすぐ入浴して体を洗い流し、マダニがついていないか全身をチェックする習慣をつけるだけでも、万が一のリスクを大幅に減らすことができるでしょう。 マダニに刺されたときの正しい応急処置 万が一マダニに刺された場合、素早い対処が感染リスクを低減します。ここでは具体的な手順と注意点を解説します。 マダニを急に引き剥がそうとすると口器が皮膚に残り、感染リスクを高めるおそれがあります。安全に取り除くためには、ワセリンを使って窒息させる方法や、専用のピンセットで口器をしっかりつかんで取り除く方法などが知られています。誤った処置をしてしまうと、病原体が体内に侵入するリスクが高まるため、正しい方法を覚えておきましょう。 応急処置を終えた後でも体調の変化に注意を払うことが大切です。特に刺された部位に強い痛みや腫れが持続したり、全身に発疹や発熱が生じたりした場合は感染症が疑われるため、早めに医療機関を受診してください。取り除いたマダニは、可能であれば診断の参考となるため保管しておくとよいでしょう。 ワセリン法とは?安全にマダニを取り除く方法 ワセリン法とは、マダニの上にワセリンなどの油性物質を厚めに塗り込み、酸素を遮断してマダニを窒息させる方法です。マダニが弱った段階で、口器部分を慎重につかんでゆっくりと取り外すことで、口器が皮膚内に残るリスクを減らすことができます。この方法は比較的簡単で安全性が高いため、自宅でも対応しやすい応急処置として知られています。 ワセリン法の手順と注意点 はじめにマダニが付着している部分の皮膚を清潔にし、その上からワセリンを厚く塗って完全に覆います。しばらく待つことでマダニが酸欠状態となり弱り始めたら、ピンセットなどで口器付近をつまみ、ゆっくりと皮膚から引き離します。焦って無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚に残ることがあるため、必ず時間をかけて慎重に取り除くようにしましょう。...

アライグマによる被害は年々深刻化しており、その捕獲や対策には複数の法律が関係しています。特定外来生物としての規制だけでなく、鳥獣保護管理法による細かなルールが定められているため、やみくもに捕獲すると法律違反となるリスクがあります。そこで本記事では、法的な手続きや免許の必要性に加え、申請なしで試せる対策方法も含めて幅広く解説していきます。 目次 1アライグマが引き起こす被害と生態の基本 2アライグマ捕獲に関わる主な法律 1鳥獣保護管理法の概要 2特定外来生物法の概要 3捕獲許可と狩猟免許が必要な場合 1捕獲許可の申請手続き 2狩猟免許取得の流れと種類 4わなによるアライグマの捕獲方法 1箱わな・くくりわなの設置ポイント 2捕獲した際に注意すべきリスク 5申請や免許が不要なアライグマ対策 1侵入経路の封鎖と環境整備 2忌避剤・超音波を使った追い出し策 6違反した場合のリスクとペナルティ 1無許可捕獲の罰則 2ケガや感染症リスクへの注意 7専門業者に依頼する利点 1安全と確実性の担保 2アフターケアと再侵入防止 8まとめ アライグマが引き起こす被害と生態の基本 アライグマの行動特性を知ることで、被害の原因と予防策を正しく理解することができます。ここでは、アライグマの生態や多岐にわたる被害内容を概観します。 アライグマは北米原産の外来生物で、雑食性のため人間の生活圏でも容易に餌を見つけられます。屋外のゴミ置き場や農作物、さらにはペットフードなども餌として狙われることが多いため、一度侵入されると被害が広がりやすいのが特徴です。さらに夜行性で警戒心が強く、わずかな隙間を通って建物内部に入り込む習性があることから、屋根裏や床下に巣を作ってしまう事例もあります。 被害としては、農作物の食害や建物の破損、糞尿による衛生リスクなどが挙げられます。特にアライグマは多産で繁殖力が高いため、被害の拡大を食い止めるには早めの対策が必要です。こうした背景から、アライグマの捕獲や予防策は年々注目度が高まっています。 アライグマ捕獲に関わる主な法律 アライグマは特定外来生物として指定されているため、捕獲には関連する法律の理解が不可欠です。違反を防ぐためにも、まずは対象となる代表的な法律を把握しておきましょう。 アライグマを捕獲する場合には、鳥獣保護管理法と特定外来生物法の2つを中心とした複数の法規が関与します。これらの法律では、捕獲の方法や時期、必要な許可などが定められており、正しく理解・順守しなければ違法捕獲となる可能性が高いです。とくに特定外来生物法は、在来の生態系や農林業への影響を最小限に抑えるため、捕獲後の扱い方に関しても厳格なルールを設けています。 鳥獣保護管理法の概要 鳥獣保護管理法は本来、野生鳥獣を保護する目的で制定されましたが、有害鳥獣の駆除に関する規定も含まれています。アライグマは在来種ではないものの、その捕獲や駆除を行う際にはこの法律に即した手続きや方法が求められます。特に無許可で捕獲を行うと処罰対象となるため、自治体への申請や所定の許可を取得する必要がある場合が多いです。 特定外来生物法の概要 特定外来生物法は、生態系や農林水産業などに深刻な影響を及ぼす外来生物を規制するための法律です。アライグマは特定外来生物に指定されており、許可なく飼育・運搬する行為が禁止されています。捕獲した後の処分や保管についても定めがあり、適切に対応しなければ法令違反となるため注意が必要です。 捕獲許可と狩猟免許が必要な場合 アライグマの捕獲には行政の許可や狩猟免許が必要になる場合があります。要件を理解して、合法的にアライグマを対処しましょう。 自治体によっては、有害鳥獣駆除としてアライグマの捕獲を認めていますが、その手続きには必ず許可申請が必要です。許可を得るには、被害状況の報告や捕獲計画の提出などを求められる場合があります。無許可で捕獲すると処罰対象となり得るため、まずは自治体の窓口や担当部署に問い合わせることが大切です。 また、狩猟免許を取得してアライグマを捕獲する方法もありますが、狩猟免許試験や猟友会への登録など手続きが多岐にわたります。さらに猟具の安全使用や適切な場所での狩猟など、法律で細かく制限されている点を理解しなければなりません。 捕獲許可の申請手続き 捕獲許可の申請手続きは自治体ごとに異なるため、事前に市町村や都道府県の担当部署に確認することが重要です。具体的には、被害地域と被害内容を明らかにしたうえで、捕獲する期間や方法を記載した書類を提出します。書類審査後に行政担当者の現地調査が行われる場合もあり、許可が降りるまでに時間を要することがあります。 狩猟免許取得の流れと種類...

野生動物の田畑への侵入を防ぐ上で効果的なのが電気柵です。とくにソーラー式はコストパフォーマンスが高く、獣害対策の現場でも重宝されています。 今回はソーラー式電気柵の仕組みとメリットについて解説します。ソーラー式電気柵の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 電気柵は野生動物に対して「心理的な恐怖」を植え付けるのが狙い 農林水産省から発表された報告によると、野生動物による農作物への被害は年間で約155億円(令和3年度)。被害額は依然として高い水準にあり、田畑を守る対策の徹底が求められています。 獣害対策の中でも代表的な方法が電気柵です。田畑の周りを通電した柵線で囲み、柵に触れた際の電気ショックで野生動物の侵入を防いでくれます。野生動物の駆除を目的とせず、電気ショックによる「心理的な恐怖」を植え付け、田畑に近づかせないのが狙いです。 ソーラー式電気柵の3つのメリット 電気柵は、柵線に通電するための電源にいくつか種類がありますが、その中の一つがソーラー式です。 電気柵の種類 電源方式 ソーラー式 ソーラーパネル発電した電力を使用 バッテリー式 本体内蔵バッテリーの電力を使用 乾電池式 乾電池の電力を使用 外部電源式 家屋のコンセントや車のバッテリーを使用 ソーラー式は電気柵の本体上部にソーラーパネルが付いており、太陽光で発電した電気で通電させ電気ショックを与えます。では、具体的にソーラー式電気柵のメリットを見ていきましょう。 1.コストパフォーマンスに優れている 1つ目はコストパフォーマンスに優れている点です。 ソーラー式の電気柵本体は、他の種類に比べてやや費用が割高です。しかしソーラーパネルを使って発電をおこない電力を供給できるため、ランニングコストを減らすことができます。他の種類であれば内蔵バッテリーや乾電池の定期交換に費用がかかりますが、ソーラー式であれば交換費用はかかりません。長期的に見ると初期費用の負担を取り戻せ、コストパフォーマンスに優れています。 2.不通電のリスクを減らせる 2つ目は不通電のリスクを減らせる点です。 メリット1でもご紹介したように、バッテリー式や乾電池式はバッテリーが消耗すれば交換する必要があります。うっかり交換を忘れてしまうとバッテリー切れを起こしてしまい、電気が通らない=不通電の状態が発生してしまいます。 電気柵は野生動物を駆除するのではなく、あくまでも「心理的な恐怖」を植え付け近づけないのが目的です。一度でも不通電の状態で侵入されてしまうと、恐怖心が軽減し電気柵の効果が下がってしまいます。 その点ソーラー式であればバッテリー交換が必要なく、太陽光がきちんと確保できる環境なら不通電の心配はありません。 3.他のバッテリーと併用が可能 3つ目は他のバッテリーと併用が可能な点です。 (各メーカーの本体型番により併用不可の場合もありますので、購入時にご確認ください) ソーラー式の弱点として、太陽光が確保できない場所や天候不良が続くと発電できない点が挙げられます。あらかじめ日の当たり具合を確認していても、日照不足が続けば電力供給への影響が考えられます。 こうした弱点を補うために、ソーラー式では他のバッテリーと併用できる商品が販売されています。例えばソーラーでの発電力が不足した場合は自動で乾電池や内部バッテリーに切り替わり、安定的に通電させる仕組みです。これなら安心して電気柵を設置できます。 購入時はあらかじめ発電能力を確認しておく さて、ソーラー式の電気柵を購入する際は、あらかじめ発電能力を確認しておきましょう。 例えば、コンパクトタイプのソーラー式電気柵は、5Wのソーラーパネルが一般的です。夜間のみ電気柵を稼働させる場合に適していますが、昼夜連続の運転や、梅雨や降雪が多い時期に稼働させる場合は電力不足が心配されます。 こうした場面が想定されるなら、発電量が大きい12W~程度のソーラーパネルを選んでおきましょう。これなら昼夜連続の仕様でも問題ありません(※設置条件によっても異なります)。また、 メーカー推奨以外のバッテリーを使う場合は、ソーラーパネルの出力とバッテリーの容量の相性が悪い場合もあるので注意してください。 まとめ 今回はソーラー式電気柵の仕組みとメリットについて解説しました。 ソーラー式電気柵は、本体上部に付いたソーラーパネルを使って発電し、枠線に電気を供給します。電池式やバッテリー内蔵式に比べ本体価格はやや割高ですが、日当りの良い環境であれば安定した発電が可能なためバッテリー交換の費用を抑えられます。長期的にみればランニングコストの面でメリットが大きいでしょう。 また商品の種類によってはソーラーパネルでの発電が不足した場合に、自動で乾電池や内部バッテリーに切り替わる種類もあるため、不通電を回避できますので利用環境を想定してお選びください。電気柵の商品一覧はこちら...