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4560171678126 20Wソーラーセット 末松電子製作所
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¥79,200
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配送料は購入手続き時に計算されます。



商品説明
20Wソーラーセット
■バッテリータイプに増設するだけでソーラー式にできるソーラーパネルのセットです。
●出力/DC12V(20W)
【セット内容】
●20Wソーラーパネル(取付金具付)/1枚
●コントロールボックス20W用(バッテリー保護回路付)/1個
●支柱(38mm×170cm)/1本
●サル用鉄アンカー/3本
※バッテリーは別売です。
※対応機種:クイック3300/ゲッターエース3/セキュリティゲッター/ゲッターEX/ゲッターエースSP/ハイパワーゲッター


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目次 1鳥インフルエンザについて 2口蹄疫について 3豚コレラについて 4主な家畜伝染病対策とは 5自動噴霧装置について 1そもそも...自動噴霧とは? 2自動噴霧装置は一度設置すると移設できない?! 3導入には多額のコストがかかる 6まとめ 鳥インフルエンザ、口蹄疫、豚コレラといった伝染病から大切な家畜を守るためには、徹底した消毒など事前の対策が大変重要となります。 生産現場の方々は強い緊張感を持っており、多くの農場でこれらの伝染病を予防するために厳重な対策が行われます。 家畜伝染病対策の重要さはわかるけれど、どこから対策を行なえばよいのかわからない、自分で消毒を行っているけれど正しい方法かどうかわからない、といった不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんな方に向けて、今回の記事では家畜伝染病予防対策を今一度見直し、事前対策の重要性と具体的な対策方法についてご紹介したいと思います。 まずは近年の家畜伝染病の状況について振り返っていきます。 鳥インフルエンザについて 近年の鳥インフルエンザの状況を見てみると、2年10か月ぶりに発生した令和2年の高病原性鳥インフルエンザでは、同年3月時点で18県52事例が確認され、殺処分数は約987万羽にものぼりました。 100万羽を超える大規模農場でも複数発生するなど、農場単位でも過去に例がない規模となり、採卵鶏農場でも発生したことから鶏卵の価格にも影響を与えるほどの状況となりました。 高病原性鳥インフルエンザウイルスはヨーロッパから国内へ来る渡り鳥によってウイルスが持ち込まれたと考えられており、西ヨーロッパや韓国でも同ウイルスでの事例が確認されていました。 口蹄疫について 平成22年10月、国内で10年ぶりに口蹄疫が宮崎県で発生しました。口蹄疫ウイルスは、牛、水牛、豚、山羊、めん羊など39種類の偶蹄目および11種の齧歯類に感染するウイルスで、非常に感染力・伝染力の強いウイルスです。 畜舎の消毒や農場を出入りする車両消毒、移動制限、感染が疑われる牛豚などの殺処分・埋蔵などの防疫対策が講じられましたが、宮崎県で発生した口蹄疫では297,808頭の家畜の命が奪われ、畜産業のみでなく地域経済にも多大な影響を及ぼしました。 このような大規模な口蹄疫発生以降、畜産防疫体制の強化に向けた改善方策が重要な役割を担い、平成23年3月29日に「家畜伝染病予防法の一部を改正する法律」が成立しました。 豚コレラについて 強い感染力と致死率が特徴の豚コレラウイルスは、豚とイノシシに感染する病原ウイルスです。現時点で豚コレラウイルスに感染した動物への治療法はなく、発生した場合は家畜業界へ甚大な影響を及ぼすことから家畜伝染病予防法のなかで「家畜伝染病」に指定されています。 鳥インフルエンザ、口蹄疫、豚コレラといった近年影響を及ぼしている家畜伝染病について改めて振り返ってみると、畜産業界だけでなく地域経済にも大きな影響を与えたことがわかりました。このような事態を再発させないためにも防疫対策が重要な役割となります。 主な家畜伝染病対策とは 多くの農場で家畜伝染病対策はどのように行われているのでしょうか? 主な対策として行われているものを例に挙げます。 ①作業する人の手指の消毒 ②長靴の履き替えや衣服の消毒 ③農場内の消毒④農場へ出入りする車両の消毒 ⑤野鳥侵入を防ぐネットの設置 車両消毒の様子を動画でご覧ください。 上記を見てもわかる通り、家畜が関わるすべてのものに対して徹底した消毒を行い、伝染病を「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」ことが予防対策の重要なポイントとなりす。 特に伝染病を自らの農場へ持ち込まない、外から持ち込ませないためには、移動時に使用する自動車やトラックへの消毒が一つの対策ポイントとなることから、車両を消毒するために多額の費用を投資し専用装置を設置する農場もあります。 農場の作業や出荷・搬入時に避けることのできない自動車は農場内でも大変重要な消毒ポイントとなります。 この「車両消毒」についてもう少し深ぼっていきたいと思います。 車両の消毒方法...

イノシシやシカなどの野生生物が畑に侵入し、畑を荒らしたり農作物を食べたりする鳥獣被害は、農家の方や家庭菜園を楽しむ方にとって大変深刻な問題です。こうした被害を未然に防ぐのに有効な対策の一つとして、電気柵の設置があります。 しかし、電気柵の購入を検討されている方の中には、「どんな電気柵を選べばいいの?」、「電気柵って危なくないの?」、「設置が難しいのでは?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は電気柵メーカー様にいただいたアドバイスをもとに、電気柵のしくみや商品選びのポイント、設置の際に気を付けることなどをまとめましたので、ぜひ参考にされてみてください。 電気柵のしくみと得られる効果 まずはそもそも電気柵がどのようなしくみになっているのか、設置によってどういった効果が得られるのかをお伝えします。 電気柵を正しく設置して電源を入れると、本体から柵線にはプラスの電気が、地面にはマイナスの電気が流れます。普段はプラスとマイナスがつながっていない状態ですが、プラスの電気が流れている柵線に野生生物の体が触れることで、電気の通り道ができます。電気が柵線から野生生物の体を通り抜けて地面に流れるというしくみです。 ただし、イノシシやシカの体毛は電気を通しにくいため、鼻や口など体毛のない部分が柵線に触れるように設置しなければ、十分なショックを与えることはできません。また、イノシシやシカは鼻でいろいろなものを探る習性があります。特にイノシシにいたっては、嗅覚がイヌに匹敵するともいわれているほど敏感です。このように敏感な鼻に電気ショックを与えることによって、イノシシやシカは電気柵を「危険なもの」と判断し、近寄らなくなります。こうした野生生物の習性と学習心理を利用しているのが電気柵なのです。 電気柵は命をおびやかすような危険なものではない! 正しく設置された電気柵であれば、人間や野生生物が触れたとしても命を落とすことはありません。なぜなら電気柵はもともと安全を考慮した設計になっているからです。電気柵には常に電気が流れているわけではなく、一定の間隔(約1秒)で流れるようになっています。 もしも電気が流れ続けている柵線を人間が握ってしまった場合、電気ショックにより筋肉が硬直し、手を離せなくなってしまいます。しかし、電気柵は間隔を開けて通電する設計になっているため、瞬間的に手を離すことができます。電気が流れるしくみを理解し、市販されている電気柵を正しく設置すれば、安全に使用することができるのです。 電気柵を購入する前にやるべきこと 設置場所の外周距離を調べる 電気柵の部品の中には、設置したい場所の外周によって、必要量が変わるものがあります。まずは設置する場所の外周距離を調べましょう。 対象動物に必要な柵線の段数を調べる 設置場所への侵入を防止したい動物が何かによって、設置すべき柵線の段数や段の間隔も異なります。また、段数が分かると設置に必要な柵線の長さが分かります。電気柵の本体には「有効距離」というものが設定されており、この柵線の長さが本体を選ぶ際の一つの基準になります。 設置に必要な部品の数量を計算する <必要部品の計算方法> 柵線の長さ=外周(m)×設置段数 ポールの本数=外周(m)÷設置間隔(3〜4m) 碍子(がいし)の個数=ポールの本数×柵線の段数 ゲートクリップの個数=設置する出入口の数×柵線の段数 アポロの商品の中には、本体と必要部品があらかじめセットになっているものもあります。初めて購入するので不安だという方は、そうしたセットを購入するのもよいでしょう。 電気柵を選ぶときのポイント 商品選びのポイントをうかがったところ、2つのポイントを教えてくださいました。 1. 国産メーカーを選ぶ 輸入品は価格が安いというメリットがある一方で、不良品が多かったり、故障したときに修理対応してもらえなかったりというデメリットもあるといいます。万が一故障したときや、設置がうまくいかないときなどのアフターフォローのことも考え、国産メーカーの電気柵を選びましょう。 2. 本体で選ぶ 本体以外の部品は、代替品や本体とは異なるメーカーのものでも代用できる場合があります。自分が納得できる「機能」と「価格」の本体を選ぶとよいでしょう。また、設置場所に使用する柵線の総距離が、本体に設定されている有効距離の範囲内であるかを確認しましょう。 >>当店おすすめの電気柵の一覧はこちら 電気柵を設置する際に気を付けること 道路の端から50cm以上離して設置 電気柵のしくみの項目でもお伝えしたとおり、本体から柵線にはプラスの電気が、地面にはマイナスの電気が流れています。プラスとマイナスの電気をつなげて野生生物の体に電気ショックを与えるには、足が地面にのっている状態で鼻を柵線に触れさせる必要があります。その一歩を踏み出させるために必要な間隔が50cm以上です。 柵線にかかる雑草を刈り取る 柵線に雑草がかかると、漏電の原因にもなります。設置時はもちろん、定期的に草刈りをおこないましょう。また、草刈りの際には柵線を切ってしまわないよう十分注意してください。 危険表示板を必ず取り付ける 危険表示板の取付・表示は法令で義務付けられています。通電中であることを知らせる表示は事故防止にもつながりますので、必ず取り付けましょう。 今回は電気柵メーカーさんにご協力いただき、電気柵のしくみや商品選びのポイント、設置の際に気を付けることなどをお伝えしました。また、当店イチオシのアポロの電気柵はホームセンターなどの小売店でも販売されており、国産メーカーにも関わらず低価格を実現しています。また、修理対応が早く修理代も低価格のため、アフターフォローも安心です。商品選びに困っている方は、ぜひアポロの商品もチェックしてみてください。 >>アポロ電気柵の一覧はこちら 【関連記事】...

ハクビシンは、ジャコウネコ科に属する哺乳類で、白い鼻筋が特徴的な動物です。もともとは中国南部や東南アジアに生息していると考えられていますが、日本各地でも被害が報告されるようになり、外来種として扱われることが多くなっています。木登りが上手く、屋根裏などへ侵入してさまざまなトラブルを引き起こすことから、近年は農家や一般家庭からの相談も増えつつある存在です。 夜行性で雑食性という特徴を持ち、果物や昆虫、小動物、さらには人間が出す生ゴミにも手を出すため、被害範囲は屋内外を問わず広範囲にわたります。農作物の被害や、屋根裏に侵入して糞尿をまき散らすなど、生活空間に深刻な影響を及ぼすことがしばしばあります。見た目は可愛らしく見える場合もありますが、寄生虫や病原菌などを保有している可能性があるため、むやみに近づくのは危険です。 この記事では、ハクビシンの基礎知識や生活習性、具体的な被害事例から効果的な対策方法、法的な捕獲・駆除の手続きなどを詳しく紹介します。被害を最小限に抑え、安全な暮らしを守るためにも、正確な知識を身につけて賢く対処していきましょう。 目次 1ハクビシンの基礎知識 1名前の由来と分類 2分布状況と生態・習性 3日本におけるハクビシン 2ハクビシンによる被害と影響 1家屋侵入による具体的な例 2農作物への影響・被害 3糞尿被害や健康リスク 3ハクビシンを寄せ付けないための対策 1ハクビシン 見つけたら 2侵入経路の遮断と家の環境整備 3エサとなるものを絶つ工夫 4ねぐらを作らせない点検・補修 4ハクビシンの捕獲・駆除方法 1箱わな設置と行政支援の活用 2捕獲許可申請と注意点 3専門業者に依頼するメリット 5関連リンク・お問い合わせ先 6まとめ・総括 ハクビシンの基礎知識 まず、ハクビシンがどのような生き物であるかを把握していきましょう。 ハクビシンは、学名をPaguma larvataといい、ジャコウネコ科に分類される中型の哺乳類です。見た目の特徴は、顔の中央に通った白い筋で、これが名前の由来にもなっています。ジャコウネコ科特有の細長い体躯や、柔軟な体の動きが印象的です。 体長は頭胴長が60cm前後、尾が40cmほどで、体重は3kgから6kg程度が多いとされています。毛皮は灰褐色や黒っぽい褐色が主体で、尻尾を含めると猫よりも大きく感じる場合があります。夜行性であるため昼間はあまり見かけませんが、最近は夕方や早朝にも出没が報告されています。 このように基本的な生態や特長を理解すると、ハクビシンの行動範囲や生活パターンをイメージしやすくなります。まずは生態系の一部としての役割を認識しつつ、同時に外来種として問題視される背景を知ることで、被害対策をスムーズに進められるでしょう。 名前の由来と分類 ハクビシンという名は、顔の中央の白い線が「白鼻(はくび)」と呼ばれることに由来しているといわれています。分類上はネコ目ジャコウネコ科に属し、イタチやタヌキなどのイメージとも重なりがちですが、実際には独特の形態を持つ動物です。 学術的には中国南部や東南アジアを中心に生息すると考えられていましたが、日本国内にいる個体は人為的に持ち込まれた外来種である可能性が高いとされています。欧米などではあまり定着しておらず、日本特有の外来種問題として注目されています。 この名称や分類の認識不足から、タヌキやアライグマなどと混同するケースも少なくありません。しかし、被害への対処を誤らないためにも、しっかりとハクビシン固有の生態や特徴を理解しておくことが大切です。 分布状況と生態・習性 ハクビシンは、中国南部から東南アジア、インド亜大陸など、温暖な地域を中心に生息しています。日本では本州や九州、四国など主要な島々で活動が確認されており、近年は北海道でも目撃情報が増えつつあります。夜行性であるため、昼間は木の洞や屋根裏で休息をとり、夜間に活発に行動します。 雑食性であるため、果物や昆虫、小動物、廃棄された生ゴミなど、さまざまなものを食糧にします。特に果樹園や田畑などの農作物を好むため、農家にとって厄介な害獣となりやすいです。さらに高い身体能力を持っており、木登りや電線上の移動も難なくこなすため、建物の屋根裏への侵入経路が多様に存在します。 このような多才な行動力と雑食性は、都市部でも郊外でも餌を得やすい要因となっています。そのため人里近くに定着してしまい、被害が慢性化するケースが増えているのが現状です。 日本におけるハクビシン 日本におけるハクビシンは、外来種として扱われるケースが多いです。持ち込まれた正確な経緯は定かではありませんが、ペットや展示目的で輸入された個体が野生化したり、飼育施設から逃げ出したりしたことが原因だと推測されています。現在では各地で定着が進み、生態系への影響が懸念されています。...

本記事では、イノシシの基本的な特徴から被害対策、そして天敵の有無や自然界の捕食者との関係まで、イノシシに関する情報を幅広くまとめています。 もともと山間部に生息していたイノシシは、人間の生活圏にも進出するようになり、各地で農作物の被害や人へのリスクが問題視されています。 イノシシへの理解を深め、適切な対策と共存のあり方を考えることで、持続可能な環境の維持につなげていきましょう。 目次 1イノシシとは?基本的な特徴と生息域 1イノシシの食性・行動パターン 2全国に広がる主な生息環境 2イノシシがもたらす被害とリスク 1農作物への被害と安全対策 2人や家畜に及ぶ感染症の危険性 3イノシシの天敵は存在する?自然界の捕食者 1オオカミ・クマなど他の野生動物との関係性 4天敵が少ない地域での主な対策方法 1柵・フェンスによる物理的防御 2巣や隠れ場所を減らすための工夫 3イノシシの餌付け対策と環境整備 5捕獲・追い払いの方法と注意点 1忌避剤や光・音を活用する方法 2自治体・専門業者への早期相談 6まとめ:イノシシ被害を防ぎ、共存を目指すために イノシシとは?基本的な特徴と生息域 まずはイノシシの特徴や生息範囲を知ることで、それらがどのように生態系へ影響を及ぼしているかを把握しましょう。 イノシシはイノシシ科に属する野生動物で、日本では主に本州・四国・九州に広く分布しています。体長は1メートル前後の個体が多く、大型になると体重100キロを超えることもあります。牙が発達していることや、体毛が堅く厚いことから、見た目からも強そうな印象を受けます。 イノシシは雑食性で、木の根や果実、昆虫から小動物までさまざまな餌を食べることで知られています。また繁殖力が強く、一度に複数の子を産むことから個体数が急速に増加することがあります。そこに人の生活圏へ徐々に不可避な形で進出し、被害や事故を招く要因ともなっています。 イノシシは幸いにも多くの病気にも強い体質を持つ一方、近年は食物や住処を求めて山から出てくる個体が増えているため、人間との摩擦が拡大しつつあります。まずはイノシシがどのような動物で、どのような生息域にあるのかを理解することが大切です。 イノシシの食性・行動パターン イノシシは非常に幅広い食性を持ち、根や球根、ドングリといった植物性のものから、ミミズなどの小動物、さらには動物の死骸をあさることもあります。生存環境に応じて食べられるものを貪欲に探すため、農地に侵入して農作物を食害することがしばしば問題となります。 活動時間は夜間や早朝が主体で、繁殖期になるとオス同士の争いやメスと子どもの群れ行動が活発化します。とくに子どもを守ろうとする母イノシシは気性が荒くなることが多く、遭遇した場合には危険が高まるので注意が必要です。 全国に広がる主な生息環境 イノシシは従来、山間部の森林を中心に活動していましたが、近年では里山や都市近郊にも進出しています。農地から出る作物の残渣や家庭ゴミが無防備に放置されていると、容易に餌を得られることから定着しやすくなるのです。 また、市街地きわ近くの緑地や公園にも姿を見せるケースが報告されています。こうした環境がイノシシにとっては囲われた安全な隠れ家となり、さらに餌となる廃棄物が豊富にあると、個体数が増加しやすい状況が続くのです。 イノシシがもたらす被害とリスク イノシシが日本各地で引き起こす被害の現状と、人間や家畜にもたらすリスクを考察します。 イノシシによる被害はいろいろな形で現れますが、代表的なのが農作物被害です。地域によっては被害額が大きく、また人身事故の報告も少なくありません。被害を無視していると、農家の生計や地域経済に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 さらに、イノシシが運ぶダニや細菌などを介して感染症リスクが高まることも懸念されています。イノシシと人間との距離が近いほど、こうした衛生上のリスクは増大するため、早期の対策が不可欠です。 人間のみならず、家畜に対する伝染病が広がった場合、畜産業に大打撃を与える可能性も高いため、イノシシへの対処は地域社会全体の協力が必要となっています。 < 農作物への被害と安全対策 イノシシによる農作物被害は、作物を食べられるだけでなく、畑を掘り返されたり踏み荒らされることで収量減少や品質低下も招きます。特に、サツマイモやタケノコなどイノシシが好む作物を栽培する地域では深刻化しやすいです。 安全対策として、柵や電気柵の設置、センサーライトの利用など物理的にイノシシを近づけない手段が有効です。加えて、定期的な巡回を行って被害を早期発見・早期対処することで、被害の拡大を抑えることができます。...

目次 1そもそも鳥インフルエンザとは? 2本年度の国内における鳥インフルエンザ発生状況 3なぜこの季節に高病原性鳥インフルエンザの発生リスクが高まるのか? 4ネズミがウイルスを媒介している可能性も 5野生動物からのウイルスの農場内/鶏舎内への持ち込みを防ぐための環境整備を 今シーズンも、高病原性鳥インフルエンザの発生リスクが高くなる季節となってきました。 高病原性鳥インフルエンザの対応は迅速さが求められますが、そのためには日常的に情報収集を行うことが重要です。 当社にて、鳥インフルエンザについての情報収集動向を調査した結果、11月から3月にかけて鳥インフルエンザ対策についての情報をインターネットで調べる人は非常に多くなり、特に12月は養鶏農家様を中心に神経を尖らせている方が非常に多くなる傾向が見られました。 そこで、本記事では鳥インフルエンザ発生に対する注意喚起という意味合いも含め、直近の情報をシェアさせていただきたいと思います。 そもそも鳥インフルエンザとは? 鳥インフルエンザとは、A型インフルエンザウイルスによる鳥の感染症のことを差します。野生の水鳥のうち、特に游禽類(カモやガチョウなど)はこのA型インフルエンザウイルスを多く保有していますが、通常は無症状となります。 これらの野生の水鳥に由来して、鶏舎等で飼育される鶏などの家きんにもインフルエンザが感染しますが、感染を繰り返すうちにウイルスが変異して高い病原性を示すウイルスとなります。 これを高病原性鳥インフルエンザウイルスと呼びます。特徴として、家きんに対する伝染力が強く、急速に多くの家きんが死亡にいたるという点が挙げられます。 鳥インフルエンザにはいくつかの型がありますが、病原性が低いものもあります。また、野鳥の種類によって感染のしやすさや症状の重さに差が出るため、症状が全くでない鳥もいれば、死亡する鳥もいます。 「高病原性」や「低病原性」という表現は、家きんに対する病原性の強さを示します。野鳥や人に対する病原性ではないことを知っておくと良いでしょう。 本年度の国内における鳥インフルエンザ発生状況 農林水産省のホームページにて、本年度における鳥インフルエンザの発生状況が公開されています。 12/16時点では、家きんにおいて8県9例が確認されており、野鳥においては7事例が確認されています。 なぜこの季節に高病原性鳥インフルエンザの発生リスクが高まるのか? なぜこのシーズンに高病原性鳥インフルエンザの発生リスクが高くなるかというと、上記のようなウイルスを保有しやすい冬の渡り鳥が日本に滞在するためです。 環境省が発表している今シーズン(2021年)における高病原性鳥インフルエンザウイルス陽性の確認状況を見ると、陽性が確認された野鳥の種類はマガモ、オナガガモ、ナベヅルとなっています。 マガモやオナガガモは冬鳥として日本に渡ってくる数が特に多く、おもにロシア東部及び極東部から渡ってくるものが多いです。 マガモはカモ類では飛来時期が遅い方で、11 月に入ると全国的に飛来数はピークを迎え、3月までは各地で越冬したり移動したりする傾向がみられます。その後4月に入ると日本から離れていきます。 オナガガモは渡りの中継地として日本に飛来し、9月から12 月にかけておもに北海道と東北の日本海側の調査地で個体数が増加します。3月から青森を除く本州以南の調査地で減少しはじめ、4月には北海道以外の地域ではほとんど見られなくなります。 これらの渡り鳥が日本に多く滞在するタイミングが、もっとも鳥インフルエンザの発生リスクが高くなる時期ということになります。 ネズミがウイルスを媒介している可能性も 今月初め、熊本県南関町細永の養鶏場から毒性が強い高病原性ウイルス「H5型」が検出され、飼育している肉用鶏約6万7千羽の殺処分や、周辺での鶏や卵の移動・搬出を禁止する防疫措置がとられました。 農林水産省が現地調査の結果を発表しており、ウイルスの侵入経路は特定できなかったものの、ネズミが外部からウイルスを持ち込んだ可能性を指摘しています。 同省の疫学調査チームが養鶏場を調査したところ、鶏舎内でネズミのものとみられる糞や足跡が見つかり、排水口に小動物が侵入できる隙間があったとのことです。 過去に行われた実験では、イエネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ)に高病原性鳥インフルエンザウイルスを飲水投与したところ、全てのネズミの口腔からウイルスが検出され、特にクマネズミでは5日間にわたってウイルスが検出されたという結果があり、ネズミが高病原性鳥インフルエンザを媒介する可能性は非常に高いといえます。 ネズミ駆除の第一人者である守部 郁夫氏も、かねてからネズミが鳥インフルエンザを媒介している可能性を指摘しており、当社においても鶏舎におけるネズミ駆除の重要性を認識しているところです。 ◆守部 郁夫氏が開発したネズミ捕獲器 簡単組立&お手軽設置。シーソーキャッチ>> 野生動物からのウイルスの農場内/鶏舎内への持ち込みを防ぐための環境整備を...