1
               / 
              の
              2
            
            
          4560171673060 Rガイシ大 末松電子製作所
4560171673060 Rガイシ大 末松電子製作所
     No reviews  
- 出荷日目安:
- 5営業日以内に発送
      通常価格
      
        ¥143
      
    
    
        通常価格
        
          
            
              
            
          
        セール価格
      
        ¥143
      
    
    
      単価
      
        
        /
         あたり 
        
        
      
    
  税込み。
配送料は購入手続き時に計算されます。

商品説明
Rガイシ大
■支柱直径21mm〜26mm用です。
 コーナー部、畜産用など幅広い用途に使用できます。
●直径:約60mm
●長さ:約30mm
●高さ:約55mm
●取付け可能な支柱直径: 21mm〜26mm
 
  関連記事
 
    鳥インフルエンザや口蹄疫、豚熱(CSF)といった特定家畜伝染病は、生産者の皆様にとってはもちろん、報道等によって一般消費者にも広く認知されるようになりました。 これらの伝染病が発生すると、生産者は多大な経済的損失を受けるとともに、風評被害のリスクも生じます。特定家畜伝染病以外の病気においても、増体量や繁殖成績の低下などによる経営への影響は決して無視できるものではありません。 家畜の伝染病による被害をできる限り減らすために、私たちは何を知っておくべきなのでしょうか?家畜衛生分野の研究を行い防疫の専門家である、宮崎大学農学部獣医学科の末吉益雄教授にお話を伺いました。 末吉 益雄(すえよし ますお)教授 プロフィール 2012年4月、宮崎大学農学部獣医学科の教授に着任。家畜衛生分野の研究に長年携わり、同分野の第一人者として家畜伝染病のモニタリングや情報提供を通じて防疫の重要性を発信する。 教壇に立ち人材育成に携わるだけでなく、防疫へのリテラシー向上に取り組むべく、現場レベルでも精力的な活動を続けている。 ※宮崎大学農学部獣医学科 産業動物衛生学研究室ホームページはこちら 病気になってから治療・対処するのではなく、その前の段階で予防する 今回は、当社リファクトリーの安田が聞き手となり、国内の伝染病の現状をはじめ、防疫のポイントや今後の防疫体制への提言などを対談形式でお伺いしました。 ※本体談中は感染症対策のためマスク着用にて実施いたしました。撮影時のみマスクを外しております。 ◎末吉教授は長年防疫に関する研究に取り組まれてきたと伺いましたが、まずは現在取り組んでいる研究内容からお聞かせください。 末吉教授:私の研究は、動物を病気から衛ること、例えるならば人間の保健所の役割のように「定期健康診断」をベースに動物の健康保持に務めることです。広く認知されている高病原性鳥インフルエンザや豚熱などの家畜の悪性伝染病はまん延防止のため、そもそも治療対象となっておらず殺処分措置がとられますが、それ以外の動物の疾病についても病気になってから治療するのではなく、その前の段階で予防することで動物の健康を衛っていくことが究極の目的です。 具体的には、モニタリングを通じて、病気が起きる前の段階で「病原因子はないか」「防疫上の欠点はないか」といったことを数値化・見える化して発表・啓発していくことに取り組んでいます。悪性伝染病が発生してしまった場合は、まん延防止のために、申し訳ないけれども殺処分をしなければなりません。そうなる前の段階で、できる限り防疫をすることで、動物はもちろん生産者の方の生活を守ることに繋げていくのが、私の研究です。 ただ、防疫や予防という考え方は、治療に比べてなかなか周知していくことが難しい側面があります。例えば、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する議論は、予防という考え方を伝える難しさがよく現れた事例ではないでしょうか。 ワクチンを打つことで重症化のリスクは下げることができますが、それは感染防止ではありません。しかし、ワクチンを打てば感染しないと間違って理解している方が少なくありません。 原則として、予防はその疾病が起きる前の措置です。なので、「予防したから発生しないのか、予防しなくても発生しなかったのではないか」と、されてしまいがちです。発生後のワクチンによる予防の成果も治療と違い、すぐには見えづらいため、直接的評価は難しいです。 ◎たしかに、人間心理としてどうしても何かが起こってからでないと危機感が高まらない側面はありますね。 末吉教授:そうした意識をどう変えていくのかは、大切な部分だと考えています。 私は、生産者の方や防疫に携わる方にお話をさせていただく際に、そもそも、消毒と滅菌の違いをご存知ですか?という質問をさせていただきます。 滅菌とは、存在する微生物をすべて除去してしまうことを言います。一方の消毒は、微生物の数を減らし、感染症を引き起こさない水準にまで病原微生物を殺菌や減少させることを言います。 つまり消毒をしたからといって、すべての微生物が除去される訳ではないということです。このことが分かっていると「消毒マットを踏んだらもう大丈夫」という考え方ではなく、より本質的な防疫に取り組む気付きを与えることができます。 こういった部分を、データやエビデンスを使って丁寧に説明していくことも私の役目だと考えいます。積極的に情報を公開して、信頼関係を築くことで、防疫への意識を高めるきっかけにしてもらえればと思っています。 これからの時代は自分たちから積極的に防疫に取り組んでいく姿勢が大切 ◎ここから、国内の家畜伝染病の動向についてお聞きしたいと思います。先日(2021年11月12日に対談)、秋田県で鳥インフルエンザが発生しましたが、日本国内での鳥インフルエンザの傾向について伺えますか。 末吉教授:日本の高病原性鳥インフルエンザのまん延は、人やトラックを介してのものはほとんど発生していません。この防疫力は世界でも抜きん出ています。 例えば、過去にオランダでは3,000万羽の鶏が処分されたことがありましたが、これはトラックなどを介してウイルスがまん延・拡散したことが大きな一つの要因です。 日本では高病原性鳥インフルエンザが発生した場合でも、各個撃破ができており「人」や「車」を介しての伝播防止の部分はしっかり対応が行き届いています。ただ、油断禁物です。これはしっかりしているからできているわけで、しなくても出ないのではないかと止めてしまうと、とんでもない事態となるリスクがあります。 さらに注意しておきたいのが、カモや野生動物からのウイルスの農場内/鶏舎内への持ち込みです。人や車を介してのまん延だけではく、侵入防護柵の設置やメンテナンス、環境整備に力を入れることで、ウイルスの持ち込みを防止していくことが大切となります。 例えば、カモが飛来する沼や池等の水辺が近い場合、そこを訪れるイタチやテン、タヌキやイノシシなどの野生動物がウイルスを養鶏場に持ち込む恐れがあります。こうした野生動物の侵入を防ぐことが、国内での鳥インフルエンザ対策では重要なポイントでしょう。 ◎末吉教授がその他に懸念している伝染病はありますか? 末吉教授:国内では豚熱が依然として拡大しており、油断できない状況にあり、まだまだ対策やデータの分析を進めていく必要があります。 それから、アフリカ豚熱の状況は特に注視しています。ヨーロッパでは10年かけてまん延しましたが、アジアではわずか2年でほとんどの国に感染が拡大しました。 まだ国内での感染は確認されていませんが、動物検疫所ではウイルスの遺伝子や生きたウイルスが海外旅行客の手荷物から確認されています。いつ国内で感染が発生してもおかしくない状況です。 現在は新型コロナウイルスの影響でインバウンドが止まっていますが、今後海外渡航や入国規制が解除されればリスクが一気に高まるのではないかと懸念しています。もし感染が確認された場合、それが養豚場で早期発見できれば、封じ込めができますが、野生のイノシシで発生した場合は豚熱のように感染が広がる恐れがあります。アフリカ豚熱は豚熱と比べて、致死率が非常に高いのが特徴です。確実に感染拡大しますが、厄介なのが、感染速度が遅いということ。一気に感染が拡大しない分、発見が遅れてしまう恐れがあります。その場合、気付かないうちに静かに感染が広がり、国内に定着してしまう可能性も考えられます。 それから、アフリカではダニがアフリカ豚熱を媒介している事例が報告されています。もし、感染ダニが定着すれば、風土病になる恐れも否定できません。そうなると、野生動物対策以上にコントロールが難しくなってしまうでしょう。 ◎そうした海外からのリスクをしっかり認識して、対策や予防を講じておくことが重要となる訳ですね。...
        
         
     
    目次 1電気柵の支柱の選び方は? 1素材から選ぶ 2支柱の高さから選ぶ 3ガイシ付きや足踏み式から選ぶ 4ガイシを増やして柵線の段数を調整する 2支柱の設置方法4つのポイント 1ポイント1.下草や周囲の枝を刈り取る 2ポイント2.対象の動物に合わせて間隔を調整する 3ポイント3.設置場所の凹凸や状態に応じて柵線や支柱を増やす 4ポイント4.傾斜地からは距離を離して設置する 3まとめ 「電気柵の支柱にはどんな素材があるの?」 「支柱の設置方法やポイントを知りたい」 こんな疑問や悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。電気柵に使用する支柱は、電気が流れる柵線を支える役割を担っています。しかしいざ商品を購入するとなると、どんな素材があるのか、どんな基準で選べばいいのか迷ってしまうものです。 そこで今回は電気柵の支柱の選び方をご紹介します。支柱の設置方法やポイントについても解説していますので、設置前の参考材料にしてください。 電気柵の支柱の選び方は? 電気柵の支柱を選ぶ際は、3つのポイントを確認して商品を選んでみましょう。 1.素材から選ぶ 1つ目のポイントは素材です。 支柱に使用される素材は、「FRP」と「樹脂被膜」の2種類が一般的です。 FRP 【メリット】 軽くて反発力に優れている 電気を通さない FRPとは繊維強化プラスチックの略称です。ガラス繊維や炭素繊維などをプラスチックの中に入れ、強度を高めた素材です。プラスチックの特徴である軽さに加え、曲がっても元に戻ろうとする反発力に優れています。 またプラスチックを原料としているため、電気を通さないのもFRPの特徴。支柱が金属製の場合、柵線が少しでも触れると支柱部分にまで電気が流れてしまいます。これでは電気柵の効果が下がってしまいますが、FRPなら電気を通さないため、効果が下がる心配がありません。 金属製と違い錆びる心配がないのもメリットです。 ★FRP素材のおすすめ商品はこちら 樹脂皮膜 【メリット】 丈夫で強度が高い 重量があるのでしっかり刺さる 樹脂皮膜とは、鉄製の支柱を樹脂で覆ったタイプです。鉄製なのでFRPよりも強度が高いのが特徴。重量があるため地面にしっかりと突き刺せます。 イノシシやクマといった大型の動物が近づくと支柱が折れ曲がる場合がありますが、樹脂皮膜タイプなら強度が高いため耐久性にも優れています。 金属製なので使用時はガイシ(碍子)を使って、柵線と支柱が接触しないよう注意して設置してください。 ★樹脂皮膜素材のおすすめ商品はこちら 2.支柱の高さから選ぶ 2つ目は支柱の高さです。 電気柵は動物の種類によって柵線の段数を調整しますが、支柱の高さ(商品の長さ)も対象動物に合わせて調節します。たとえばシカのような大柄な動物は支柱の高さが低いと、上部の柵線を飛び越えて田畑に侵入する恐れがあります。...
        
         
     
    本記事では、イノシシの基本的な特徴から被害対策、そして天敵の有無や自然界の捕食者との関係まで、イノシシに関する情報を幅広くまとめています。 もともと山間部に生息していたイノシシは、人間の生活圏にも進出するようになり、各地で農作物の被害や人へのリスクが問題視されています。 イノシシへの理解を深め、適切な対策と共存のあり方を考えることで、持続可能な環境の維持につなげていきましょう。 目次 1イノシシとは?基本的な特徴と生息域 1イノシシの食性・行動パターン 2全国に広がる主な生息環境 2イノシシがもたらす被害とリスク 1農作物への被害と安全対策 2人や家畜に及ぶ感染症の危険性 3イノシシの天敵は存在する?自然界の捕食者 1オオカミ・クマなど他の野生動物との関係性 4天敵が少ない地域での主な対策方法 1柵・フェンスによる物理的防御 2巣や隠れ場所を減らすための工夫 3イノシシの餌付け対策と環境整備 5捕獲・追い払いの方法と注意点 1忌避剤や光・音を活用する方法 2自治体・専門業者への早期相談 6まとめ:イノシシ被害を防ぎ、共存を目指すために イノシシとは?基本的な特徴と生息域 まずはイノシシの特徴や生息範囲を知ることで、それらがどのように生態系へ影響を及ぼしているかを把握しましょう。 イノシシはイノシシ科に属する野生動物で、日本では主に本州・四国・九州に広く分布しています。体長は1メートル前後の個体が多く、大型になると体重100キロを超えることもあります。牙が発達していることや、体毛が堅く厚いことから、見た目からも強そうな印象を受けます。 イノシシは雑食性で、木の根や果実、昆虫から小動物までさまざまな餌を食べることで知られています。また繁殖力が強く、一度に複数の子を産むことから個体数が急速に増加することがあります。そこに人の生活圏へ徐々に不可避な形で進出し、被害や事故を招く要因ともなっています。 イノシシは幸いにも多くの病気にも強い体質を持つ一方、近年は食物や住処を求めて山から出てくる個体が増えているため、人間との摩擦が拡大しつつあります。まずはイノシシがどのような動物で、どのような生息域にあるのかを理解することが大切です。 イノシシの食性・行動パターン イノシシは非常に幅広い食性を持ち、根や球根、ドングリといった植物性のものから、ミミズなどの小動物、さらには動物の死骸をあさることもあります。生存環境に応じて食べられるものを貪欲に探すため、農地に侵入して農作物を食害することがしばしば問題となります。 活動時間は夜間や早朝が主体で、繁殖期になるとオス同士の争いやメスと子どもの群れ行動が活発化します。とくに子どもを守ろうとする母イノシシは気性が荒くなることが多く、遭遇した場合には危険が高まるので注意が必要です。 全国に広がる主な生息環境 イノシシは従来、山間部の森林を中心に活動していましたが、近年では里山や都市近郊にも進出しています。農地から出る作物の残渣や家庭ゴミが無防備に放置されていると、容易に餌を得られることから定着しやすくなるのです。 また、市街地きわ近くの緑地や公園にも姿を見せるケースが報告されています。こうした環境がイノシシにとっては囲われた安全な隠れ家となり、さらに餌となる廃棄物が豊富にあると、個体数が増加しやすい状況が続くのです。 イノシシがもたらす被害とリスク イノシシが日本各地で引き起こす被害の現状と、人間や家畜にもたらすリスクを考察します。 イノシシによる被害はいろいろな形で現れますが、代表的なのが農作物被害です。地域によっては被害額が大きく、また人身事故の報告も少なくありません。被害を無視していると、農家の生計や地域経済に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 さらに、イノシシが運ぶダニや細菌などを介して感染症リスクが高まることも懸念されています。イノシシと人間との距離が近いほど、こうした衛生上のリスクは増大するため、早期の対策が不可欠です。 人間のみならず、家畜に対する伝染病が広がった場合、畜産業に大打撃を与える可能性も高いため、イノシシへの対処は地域社会全体の協力が必要となっています。 < 農作物への被害と安全対策 イノシシによる農作物被害は、作物を食べられるだけでなく、畑を掘り返されたり踏み荒らされることで収量減少や品質低下も招きます。特に、サツマイモやタケノコなどイノシシが好む作物を栽培する地域では深刻化しやすいです。 安全対策として、柵や電気柵の設置、センサーライトの利用など物理的にイノシシを近づけない手段が有効です。加えて、定期的な巡回を行って被害を早期発見・早期対処することで、被害の拡大を抑えることができます。...
        
         
     
    目次 1解体の前に 2解体のプロセス 1 放血 2洗浄 3内臓摘出(モツ抜き)と4. 冷却 5剥皮から6. 枝肉の分割まで 3まとめ ※注意:この記事は、狩猟や鳥獣被害に理解のある方のみ閲覧ください。いわゆる動物愛護観点からのコメントには応じかねます。 捕殺後のイノシシは、以下のいずれかの方法で処分します。 1:捕獲者個人による自家消費 2:食肉販売用として有効活用処分 3:埋却処分 4:処理施設で焼却処分 このうち、食べられると判断し、1や2を選択した場合の解体方法について説明します。 ※怪我や化膿など、著しい損傷がある個体を食肉とするのは避けましょう。疑わしいものは廃棄とすることが前提です。詳しくは、野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針を参照ください。 解体の前に 実際に解体をおこなう前に、以下の点に留意しましょう。 食用として有効に活用するために イノシシなどの野生鳥獣を食用として消費するためには、衛生的で安全な食肉処理に取り組む必要があります。牛や豚などの家畜と比べると、動物由来感染症や食中毒の発生など衛生上のリスクが高いためです。販売のために業として解体を行う場合も、自家消費の場合も、安全な野生鳥獣肉の利用を心がけましょう。 販売を行う場合 野生鳥獣を解体、精肉、販売するには食肉処理業と食肉販売業の許可が必要です。例えば、「猟で獲った猪を山中で捌いて、肉を友人に売った」場合、食品衛生法違反となります。狩猟者が獲物を保健所の認可を受けた施設以外で捌き、業として「販売」すると食品衛生法違反になりますので注意しましょう。 自家消費する場合 イノシシは山中で捕殺されること多いですが、解体処理するまでの衛生管理に十分配慮する必要があります。寄生虫をはじめ、種々の感染病原体をもっていることを想定してください。新鮮な肉は安全という誤解もありますが、野生鳥獣由来で加熱しない生肉や臓器は決して安全と思わないでください。 解体のプロセス 捕殺からの流れとしては、以下の通りになります。※プロセスは順序が変わったり、一部省略される場合があります。 ①放血:食肉として処理するために、と殺後に放血させる。 ②洗浄:イノシシの毛皮についた泥などを洗い流す。 ③内臓摘出:内臓を取り出し、腹腔に溜まった血を洗い流す。 ④冷却:毛皮つきのイノシシを、死後硬直が解けるまでのあいだ冷却する。 ⑤剥皮:頭や尻尾、足先などを切り落し、皮を剥ぐ。 ⑥分割:枝肉を分割し、脱骨(骨抜き)。 1. 放血 放血を十分に行うことが、品質の良い肉にするための必須条件です。放血が十分でないと、臭くクセのある肉質になります。 また、イノシシを興奮状態におくと良好な放血が得られません。山中での作業の場合は難しいですが、できるだけ安静な状態で放血させましょう。衛生的かつ肉質を良くするためには、生きたままイノシシを処理施設に搬送するほうが良いでしょう。 イノシシが暴れる可能性のある場合は、「鼻くくり」と呼ばれるワイヤーや、足錠(なければロープ)でイノシシの鼻や足を保定します。...
        
         
     
    昭和34年に設立され、60年以上の歴史がある「大阪府猟友会」。猟友会としては数少ない「内閣府認定」の公益社団法人です。今回は事務局長の田中茂雄さんに、公益社団法人となるまでの経緯や日ごろの活動についてお話を伺いました。 きっかけとなったのは伊丹空港のバードストライク防止の仕事 ーー内閣府認定の公益社団法人になられるまでにどういった経緯があったのですか? 田中さん:国が公益法人を平成25年から改めてスタートしたいと発表して(平成20年に新公益法人制度が施行)、5年の移行期間の間に猟友会だけでなくいろいろな団体が公益の認定をもらおうとがんばった。大阪府猟友会でも公益を狙おうということだったので申請して、まずは平成25年に大阪府から認定をもらいました。 関西国際空港が民営化して数年後のときに、「公益社団法人になられたんだったら、バードストライク(空港に離着陸する航空機と鳥の衝突)を防止する仕事をやってもらえませんか?」と依頼されたんですよ。 関西国際空港と伊丹空港は経営統合しているから伊丹空港もやることになったんだけれども、土地が大阪と兵庫にまたがっているから、半分は兵庫に行って手続きをしなければいけなかった。毎年申請しないといけないし、大阪では公益でも兵庫では関係ないから申請方法も違う。それで全国区の公益をとろうと申請して、平成26年に内閣府の認定をもらいました。他の地域は分からないけど、内閣府認定は少ないんじゃないかな。 これからの猟は「罠」。大阪ハンティングアカデミー以上のものを作る 田中さん:平成28年に「大阪ハンティングアカデミー」という学校を立ち上げたのですが、会費をもらってやるにも内閣府の認可を取らないとできなかったんですよ。いろいろな面で申請や許可が必要でした。申請もしっかりとした内容でないと認可をもらえない。そうやって学校を運営してきたのですが、5年後には募集かけても人が集まらないという状況になり、さらには新型コロナの影響もあったのでやめました。 一旦はやめたんだけれども、希望がぱらぱらと出てくるので、今年からまた新しく立ち上がる予定です。大阪ハンティングアカデミー以上のものを作ろうって。前回のように5万円という費用は出しにくいと思うので、2〜3万円で「大阪府猟友会狩猟者育成プロジェクト」という名称で実施していきます。 これからは「罠」なんですよ。今までは銃を重点的に教えてきましたが、希望する人が少ないので、「罠をどう教えていくか」を主としてやっていきます。今までは「罠みたいなものは猟やないわい」という感覚だったけれども、「これからの猟は罠や」という風に変えなければいけない。私たちのように銃猟をやってきた人間は、簡単には考え方を変えられないんですよ。それでも状況や世間に合わせて、そうした古い感覚を変えていかないと。 先日は兵庫県で罠を作っている会社から「学校で罠猟を教えるのであれば協力したい」という話ももらった。私たちもこうした協力してくれるところを求めていかないといけない。 今回初めて14人の役員の中にも罠猟の免許のみを持っている人材を1名入れたんですよ。銃猟免許を保持してない役員は異例ですが、罠を中心に教えることを初めてやっていこうと準備しています。教えるのは私たちのような経験者だけでなく、林野庁や大阪府庁の職員、大阪府警といった肩書きのある人もいる。これからはそこへ専門的な業者も加えてより一層内容の濃い育成計画をたてていきたいと考えています。 先ほどお話ししたプロジェクトは令和4年10月から令和5年3月にかけて平日に全6回、50名ほどの規模でおこなう予定です。他にも、10月18日には高槻国際射撃場で「わな猟の捕獲技術講習会」ということで教室で教える座学と、射撃場などの広い場所での実技を学ぶ講習会を実施予定です。例えばくくり罠であればどうやって作るのか、作ったものをどうかけるのか。実技でしっかり教えなければいけない。 ーー今までの受講者の年齢層はやはり高めでしたか? 田中さん:狩猟免許は20歳から取得できるので20〜70代と幅広く募集をかけていましたが、実際の応募者は40〜50代かそれ以上でしたね。20代はいなかったんじゃないかな。 男女ともに募集して、女性は50人中平均3〜4人でした。5年の間に解体の実技もおこないましたが、女性で「気持ちわるい」と言う人はいませんでした。「私やります」と言うのは女性でしたね。感心しましたよ。イノシシの皮をむくのも上手だし、早い。 被害が少ないからといって放っておくのは不公平。1、2件の被害にも協力する ーー解体のお話も出ましたが、ジビエ肉の活用にも力を入れていらっしゃいますか? 田中さん:そうですね。獲って捨てるようなもったいないことをしてはいけない。食べられるところは全部食べる。 ーー大阪でジビエ肉の加工施設は増えていますか? 田中さん:保健所が認めている施設がゼロなんですよ。大阪府と各市町村で協力してそういった施設を立てようと計画したこともあったんです。知事と柏原市でやろうとなって予算をとってくれましたが、市民が反対して頓挫しました。能勢でもやろうとしたけれども、最終的には地元住民が反対した。 でも分からないことはないんです。猟で止めさしした個体を持って行って加工する施設なのですが、どうしても「と殺場」という感覚が皆さんの中にある。だから大阪には保健所に認められた施設がない。自己責任であげたりもらったりはできるけれども、売り買いはできないし、業者とのつながりもできないんですよ。 ーージビエ肉は全国的に流通が課題だと言われていますが、地域住民の理解などスタートラインのハードルが高いのでしょうか。 田中さん:鳥獣被害の多い地域の住民は認めてくれるんですよ。大阪は和歌山や奈良と比較しても被害は10分の1ほど。被害が少なくてありがたい地域なんです。被害が少ないから認識も薄くて皆さんが反対する。府議会で議題としてあげてもらっても予算がとれない。被害が少ないから当然ではありますけどね。 全体では1件や2件かもしれないけれども、被害をうけている人がいるわけだから放っておくわけにはいかない。多いからやる、少ないから放っておくというのは不公平。私たちは少なくてもやる。他の地域と比べて被害が10分の1であっても、耳を傾けて協力していますよ。 ーー大阪ではどういった動物の被害が多いですか? 田中さん:能勢や豊能など、北の方にはシカがたくさんいます。イノシシは南の方にいるけれども数が少ない。シカはメスが約80%だから、子どもがたくさん生まれる。双子や三つ子が生まれるわけではなく一頭ずつしか生まれないけれども、メスが多いから他の動物と違ってものすごく増えるよね。 ーー被害が出て個体数を減らさないといけない場合は銃猟がメインですか? 田中さん:そうですね。今までは銃が中心でしたが、北部では罠も多いですよ。罠に入ったシカを銃で止めさしするのも一つのパターンです。銃猟をする人が少なくなってきたから電気でやっている人もいます。 ーー後継者不足などの課題があってもなかなか進めづらいのがもどかしいところですね。 田中さん:地域によって被害数の差はあるけれども、やるべきことは継続していく。他の地域に比べて被害が少ないからといって、学校を立ち上げなくていいとは思わない。大阪からいろいろなものを広げていきたい。これまでも奈良や和歌山など他県の講師教育にも協力してきたんですよ。それでもなかなか広がっていかないのが現実ですね。 編集後記 今回は、大阪府猟友会が公益社団法人となるまでの経緯や狩猟学校の立ち上げなど、さまざまなお話を伺うことができました。中でも罠猟を中心に教える学校の立ち上げのお話はたいへん興味深く、ハンターの高齢化や後継者不足などの課題解決に向け、業界の変化にも柔軟に対応されているのだなと感じました。 イノホイでは、猟友会の紹介や鳥獣被害対策の取り組みなど、取材を受けていただける方を随時募集しております。興味をお持ちの方はこちらのフォームからお問合せください! おすすめ商品 激安でも獲れます。くくり罠用踏み板イノシシホイホイ 完成品 年間数千個の出荷実績がある、大人気のくくり罠です。設置に必要なものが全てそろっており、届いてすぐに仕掛けることができます。 ファーレ旭式 箱罠ビッグサイズ【片扉】...
        
         
     
                   
                          
 ログイン
                                ログイン
                               カート
                            カート
                           新規登録
                                新規登録
                               検索
          検索
         箱罠
                  箱罠
                 くくり罠
                  くくり罠
                 パーツ類
                  パーツ類
                 電気柵
                  電気柵
                 自作キット
                  自作キット
                 防獣グッズ
                  防獣グッズ
                 監視カメラ
                  監視カメラ
                 
   
         箱罠
                          箱罠
                         くくり罠
                          くくり罠
                         囲い罠
                          囲い罠
                         防除・忌避グッズ
                          防除・忌避グッズ
                         電気柵
                          電気柵
                         罠監視用カメラ
                          罠監視用カメラ
                         運搬グッズ
                          運搬グッズ
                         罠作動検知センサー
                          罠作動検知センサー
                         狩猟お役立ち品
                          狩猟お役立ち品
                         ジビエ調理器具
                          ジビエ調理器具
                         狩猟関連書籍
                          狩猟関連書籍
                         防鳥グッズ
                          防鳥グッズ
                         農業資材・機械
                          農業資材・機械
                         ジビエ
                          ジビエ
                         イノシシ
                          イノシシ
                         シカ
                          シカ
                         キョン
                          キョン
                         サル
                          サル
                         アライグマ
                          アライグマ
                         アナグマ
                          アナグマ
                         ハクビシン
                          ハクビシン
                         タヌキ
                          タヌキ
                         ヌートリア
                          ヌートリア
                         ネズミ
                          ネズミ
                         モグラ
                          モグラ
                         クマ
                          クマ
                         ハト
                          ハト
                         カラス
                          カラス
                         
                   
                   
                   
                   
   
         
         
         
        