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イノシシの嫌がるものとは?

イノシシの嫌がるものとは?

年間約50億円ほどの農作物被害を出すイノシシ。農作物被害だけでなく、都市部ではゴミを荒らしたり、人を襲ったり、車とぶつかったり。テレビでの報道も増えてきており厄介者というイメージが広まってきていますが、殺さずに人間を避けてくれるならそれに越したことはありません。この記事では、イノシシが嫌がるものをいくつか紹介したいと思います。

カプサイシン+青色資材

唐辛子の辛みの主成分であるカプサイシン。人間でも唐辛子が皮膚に触れると、ヒリヒリした感じがしたり、くしゃみや涙が出たりしますよね。筆者は昔、生の唐辛子のへたや種を取る作業をしたことがありますが、最初はヒリヒリ程度だったのが、あとで火傷したぐらい痛くなった経験があります。

そういった刺激を感じる理由は、カプサイシンが神経を刺激するためですが、野生鳥獣に対する忌避効果もあります。イノシシも唐辛子の匂いに対して忌避行動を示します。

過去に野生イノシシに対する忌避資材を検証した実験があり、トウガラシエキス +木酢液については忌避効果が見られなかったという結果となったため(和歌山県農林水産総合技術センター研究報告)、カプサイシンはイノシシに対して効果がないという意見もあります。

一方で、別の地域では青色資材とカプサイシンを組み合わせることで、イノシシ侵入防止の成果を上げています(群馬県教育委員会 環境実践事例集)。ここでも、カプサイシンだけを散布した場合は、短期的な効果があったもののすぐに効果が薄れたという結果になっています。

忌避効果を上げるには、青色資材とカプサイシンの組み合わせがポイントのようです。イノシシは2型2色型色覚で、緑色を感知する視細胞がありません。そのため、赤や緑は認識できず、青色のみを認識すると言われています。

カプサイシン+青色資材の忌避効果を利用したイノシシ忌避商品も開発されており、田畑・ゴルフ場・NEXCOやJRでも採用されています。百聞は一見に如かず。以下の動画でその様子を確認することができます。

超音波や光

超音波や光を用いて、イノシシやその他野生鳥獣の忌避を目的とした商品も多く見られるようになりました。

超音波とは、人間の耳には聞こえ難い高い周波数(振動数)を持つ音波です。人間の耳は20Hz〜20kHzの周波数の音波を聞くことが出来ると言われていますが、それより高い周波数の音を照射することで、害獣を威嚇し逃避させるメカニズムです。

イノシシを対象に水飲み場付近に超音波照射装置を設置した実験があります(参考)。これによると、超音波照射前後で、水飲み場付近での滞在時間が平均して約 50%以上減少、特に、約70db以上の音量かつ20kHz前後の超音波の照射を嫌がり、忌避行動をとることが確認されたとのこと。

超音波発信機搭載のドローンを使ってイノシシを追い払う試みも実施されています(参考記事)。赤外線カメラを使ってイノシシを見つけ、接近して4kHz~50kHzの超音波を出すと、一目散に逃げていく様子が確認できたといいます。※そもそも、ドローンに驚いて逃げて行った可能性もあります。。。

また、前述の通りイノシシが青色に対して忌避することを生かし、青色LEDを自動点滅する商品も多く販売されています。山口県では、センサーにより発光する強力なLEDライトを利用した新たなイノシシ被害軽減対策の実証試験が実施されています(山口県の報道発表)。

 爆音

一昔前は、LPガスを使った爆音機が多く見られました。定期的に「ドカーン!」と爆音を鳴らすもので、初めのうちはイノシシも驚いて忌避効果が見られますが、そのうち慣れてしまって効果が無くなったという声をよく聞きました。また、音量の調節が難しいため、苦情にもつながりやすくなります。

それらを考慮し、猟犬の追い鳴きや、天敵であるオオカミの鳴き声などを発する商品も販売されるようになりました。センサーで作動し音量は自由に調節可能、イノシシが学習することによる慣れも考慮して様々な音をランダムで発するような仕組みとなっているものも見られます。

※爆音機は比較的安価で取扱いも容易ですが、農地と住居が混在している場所での使用は騒音苦情の発生につながりやすくなりますので、十分な配慮が必要です。

その他

天敵であるオオカミの尿を撒いたりすると効果が見られる場合もあります。一方で、オオカミの尿の臭いそのものに対する忌避行動は見られず、忌避効果が見られた要因は、急に臭いのある物が置かれたという環境の変化に警戒したと結論づけている過去の実験もあります(農研機構の研究報告)。イノシシは警戒心が強く、普段と違うものは警戒して避ける傾向があります。

猛獣の糞や人間の髪の毛なども忌避効果があると言われることがありますが、上の動画ではイノシシが忌避行動を示すことはなく、食べてしまっています。

他にも、一時的な忌避効果が見られたとされるものは、そのものをイノシシが避けていたのではなく、実は環境変化を警戒していたケースも考えられますので、根拠がないものを盲信するのは避けたほうが良いでしょう。

まとめ

 イノシシが嫌がるとされるものをまとめてみました。防護柵などで物理的に侵入防止対策をされている場合は、今回紹介したようなものを補完的に導入することで、防御力を上げることが期待できます。

また、藪の刈払いによって見晴らしを良くしたり、餌となるものを放置しないようにしてイノシシが寄り付かない環境をつくることが基本的な対策になります。

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