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アルミクランプ(スリーブ)シングル ハーフ
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商品説明

くくり罠のΦ4mmワイヤロープの結束に使用するアルミクランプ管(アルミスリーブ)です。ワイヤーのバラけ止めや締まりすぎ防止金具としてご使用いただけます。ワイヤーを通しの1回加締めで固縛します。専用工具のスエージャーを使って加締めを行ってください。※スエージャーは付属しませんので、別途お買い求めくださいませ。
アルミクランプの加締め方
◯スリーブの穴にワイヤーロープを通します。スエージャーを使って圧着(加締め)します。※こちらの商品は1か所圧着します。
◯ 加締め方法を含む、くくり罠の組み立て方については動画も参照ください(冒頭にアームスエージャーを使った加締め方法があります)。
◯ 圧着ペンチを使用せずにラジオペンチ等で加締めると、しっかり圧着できずにワイヤーが外れる場合があります。


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イノシシやシカをはじめとした野生獣の捕獲方法の1つである「くくり罠」。獣が罠を踏むと、ワイヤーが締まって脚を捕獲する方法です。 中でもイノシシは身体能力が高いため、罠の設置や捕獲後の対応の際に、押さえておきたいポイントがあります。捕獲率を高めるだけでなく、より安全にイノシシを仕留めるためのポイントを順を追ってご紹介します。 イノシシ用のくくり罠を設置する くくり罠の設置は、イノシシとの知恵比べといえます。 イノシシは環境の変化に敏感で、新しく掘り起こされた土や人間の痕跡があると、警戒してそこを避ける行動をとります。罠を設置した痕跡を残さないよう、慎重かつ狡猾に罠を設置することが大切です。 まず、罠を設置する場所を決めましょう。イノシシが行動しているであろうエリアを丁寧に観察し、イノシシのフンや足跡、獣道を探します。足跡や獣道をみつけたら、より具体的に罠を設置する場所を絞り込みましょう。 イノシシは足元が不安定な場所を避けるため、枝や石はよけて通る習性があります。獣道の途中に木の根っこなどがあれば、そこを跨いで足を降ろす可能性が高くなります。 また、段差がある場所なら、イノシシも踏ん張りやすい安定した部分に足を置こうとするでしょう。こうした場所はくくり罠を仕掛けるには絶好のポイントです。 このように、痕跡を追うだけでなく、さらに一歩踏み込んで、そこから読み取れるイノシシの行動まで予測することで罠の捕獲率を高めていきます。 こちらの記事もどうぞ 【徹底解説】くくり罠の特徴や成果の上げ方とは? 匂い対策やカモフラージュは念入りに くくり罠を設置する際は、匂い対策にも注意をはらいましょう。罠を設置するために掘り返した土は、表面の乾いた土と匂いに違いあります。イノシシの嗅覚は鋭敏で、わずかな匂いの変化にも気づきます。 掘り起こした土で余りが出たら、罠から少し離れた場所に置くようにしましょう。 これ以外にも、新品の罠は人工物の匂いがするため、一度雨にさらして匂いを落としておくテクニックもあります。 同じく作業に使う軍手などもビニール製やゴム製は匂いが残るため避ける人もいます。徹底して人の匂いの痕跡を残さないため、猟に使う作業着は洗わず1シーズン使うといった罠師もいるほどです。人間に慣れていないイノシシの場合は特に匂いに対する警戒心が高いことから、罠の性能を損なわない範囲で可能な限り対策をしておくとよいでしょう。 また、くくり罠を設置したら表面に土や枯れ葉などを使ってカモフラージュを行います。周囲の環境と同じようにすることで、イノシシに見破られないよう工夫することが大切です。ハケなどを持参しておくと、より自然で細かなカモフラージュができます。 罠の手前や両サイドに枯れ枝を置いて、イノシシが足を置く位置を限定し捕獲率を高める方法も効果的です。 一方で、昼間に人里に現れるような人間に慣れているイノシシの場合、人間の痕跡を避けないケースもあります。わざと足跡を手で消してみて、そのあと同じ場所に足跡があれば、イノシシがその場所を踏む可能性が非常に高くなります。 イノシシがくくり罠にかかっていたら 見回りの際、くくり罠にイノシシがかかっていたら、その後の対処が必要になります。罠にかかったイノシシは、なんとか逃れようと必死に暴れ、興奮していてとても危険です。 まずは遠巻きに状況を確認し、斜面の場合はイノシシよりも高い方向から近づきます。近付く際はゆっくりと、警戒心を緩めずに進みましょう。捕らえたイノシシの可動域の外から、くくり罠がが足にしっかり固定されているか確認します。 罠のかかりが甘い場合や、イノシシが激しく暴れまわると罠が外れる可能性があります。状況をしっかり把握して、作業の安全を確保しましょう。 こちらの記事もどうぞ 捕獲獣(イノシシ・シカ等)の止めさしについて 生け捕りにするのでなければ、くくり罠にかかったイノシシはその場で止め刺しします。 その場合、鈍器等による殴打や電気ショック、ナイフを使います。必要に応じて銃で止め刺しする場合もあります。接近戦が危険と判断した場合は、応援を呼んだり銃による対処ができるよう事前に段取りしておきましょう。 こちらの記事もどうぞ 万能山刀、フクロナガサ(叉鬼山刀)の魅力 保定具(鼻くくりなど)を使う場合 捕獲したイノシシの肉をおいしくいただく目的で、別の場所で止め刺しから加工まで実施するのであれば、生け捕りにする必要があります。その場合、イノシシをできるだけ傷つけることなく体の自由を奪う必要があります。 参考動画:【里山狩猟生活#10】山で獲ったイノシシでチャーハン イノシシの武器は、突進。さらにオスの場合はそこから牙を突き上げてきたりします(しゃくりあげ)。何もなしに近づくと、足を払われたり刺し傷を負わせられたりします。 足くくり罠によってイノシシの動きが制限されていても、軽い気持ちで近づくのは非常に危険です。 大きな成獣の場合は、保定具を使ってイノシシの動きを封じる必要が出てきます。保定具のなかでも最近人気があるのが「鼻くくり」です。 鼻くくりの原理はくくり罠とほぼ同じです。延長棒の先に仕掛け部分があり、イノシシの鼻がそこにぶつかるとイノシシの鼻がワイヤーでくくられるような仕組みになっています。 まずは捕獲したイノシシの可動域を確認し、可動域の外から鼻くくりを先導させ、イノシシと対峙するような形でじりじり近づきます(斜面の場合は、低いほうから近づかないよう注意しましょう)。くくり罠の空ハジキと同様、鼻がぶつかっても保定失敗となる場合もあるので、細心の注意が必要です。 他のタイプでは、先端がワイヤーの輪っかになっており、イノシシが噛みついたタイミングでワイヤーを締める仕組みになっているものもあります。イノシシの鼻イノシシが噛みつこうとした際にロープが締まって鼻を縛るタイプもあります。 鼻くくりがかかったら、ロープを引っ張り周囲の木に固定します。足くくり罠と鼻くくりがそれぞれ逆方向に引っ張られることで、イノシシが自由に動けない状態を作ります。 ロープがたわまないよう体重をかけてしっかり張り、イノシシの動きを封じ込めるようにしましょう。ロープを固定する木も、簡単には折れないものを選ぶようにします。...

鳥インフルエンザには「高病原性鳥インフルエンザ」と「低病原性鳥インフルエンザ」がありますが、このうち「高病原性鳥インフルエンザ」は感染力が強く、致死率の高い鳥類の感染症です。 一方で、「低病原性鳥インフルエンザ」は、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合もありますが、低病原性であっても、家きんの間で感染を繰り返すうちに高病原性に変異する可能性があります。 いずれも国内での発生は、海外から飛来する渡り鳥がウイルスを持ち込むことによるものであると考えられています。これら鳥インフルエンザの発生を予防するには、農場内へのウイルス侵入を防止することが最も重要です。 鳥インフルエンザが発生してしまうと、対応に大きな労力やコストがかかり、また風評被害など直接的でない影響も出る恐れがあるため、日頃からも多くの家きん飼養農場や関連施設において予防対策が徹底されていますが、冬の渡り鳥が国内に滞在するシーズンは特に緊張感が高まります。 多くの農場の場合、各都道府県が行う指導等にしたがって対策を行っているものの、そのうえでさらに自衛的な手段を取れているケースはまだまだ多くありません。 受け身の姿勢ではなく積極的な自衛手段を取るには、基本となる知識が必要となります。そこで、今回は鳥インフルエンザウイルスの侵入が予想される経路を大きく3つに分け、予防のポイントと基本的な対策についてお伝えします。 1. 人・車両等による鳥インフルエンザの侵入を予防 鳥インフルエンザウイルスは人や車両、資材など、あらゆるものに付着して侵入する可能性があります。そのため、農場や家きん舎の出入口では消毒などの衛生対策が必須です。 特に家きん舎の入口は最終の防疫ポイントですので、細心の注意を払いましょう。 具体策 では、ここから農場のポイントごとの侵入予防対策について紹介します。 <農場出入口> 門や侵入防止柵、チェーン等を設備し、入出場時以外に意図せぬ外部からの出入りが発生しないように出来る限り閉じておきましょう。「部外者立入禁止」の看板も設置することをお勧めします。 また、農場出入口には車両消毒装置(ゲート式車両消毒装置・動力噴霧機など)を設置し、出入りする車両の消毒を出来る限り実施するようにします。消毒を終えた車両は指定の場所に駐車します。 徹底した飼育管理を行っている農場の中には、餌の運搬・家畜の出荷の際に、運送会社と専属契約して専用トラックを使用している事業者もいらっしゃいます。 安全・衛生管理を最重点にしている良い事例です。 ここで重要となるのは、消毒をしたからといって、すべてのウイルスが除去される訳ではないということです。 すべてのウイルスを除去するのは消毒ではなく滅菌といいますが、農場において滅菌処理を行うことは不可能であり、「消毒したから大丈夫」という考え方ではなく、消毒してもウイルスが侵入する可能性があることを意識しておく事が重要です。 そのため、外部から持ち込むものは徹底して消毒するようにします。農場へ持ち込まれる資材や器材、宅配便品(他養鶏場と接触の可能性のあるものは特に)なども表面を消毒するようにしましょう。 <家きん舎出入口> 外来者の出入りや私物の持ち込みは最小限にすることが基本となります。入口には踏込消毒槽を設置し、消毒液は毎日交換します。 舎内に入場する際は、専用の衣服・履物等に更衣します。舎外の汚れを持ち込まないよう、衛生的な区画と非衛生的な区画を確実に分けましょう。 例えば、すのこを設置して手前で履物を脱ぎ、すのこに乗ってから舎内専用の履物に履き替えるといったことも効果的です。 舎内で使用する器材や資材は、洗浄・消毒を行ってから持ち込みましょう。 家きん舎ごとの入口に踏込消毒槽と手指消毒用の手押式消毒器、または消毒薬噴霧器等を設置します。 入場の際は農場専用の衣服等に更衣します。更衣室では殺菌灯を点灯し、交換前後の衣服・履物を分けて保管したり、一方通行にしたりと、交換前の汚れが交換後の衣服等に伝播しない構造にしましょう。 また、更衣室にはできる限りシャワー室と洗濯室を設備します。入口・出口にはそれぞれ踏込消毒槽を設置し、消毒液は毎日交換します。 2. 野鳥・野生生物による鳥インフルエンザウイルスの侵入を予防 先述した通り、渡り鳥が国内へ鳥インフルエンザウイルスを持ち込み、そのウイルスが野鳥や動物を媒介して家きん舎に侵入する可能性があります。家きん舎周辺にはいろいろな生物が住んでおり、すべてを排除することは困難ですが、なるべく数を減らし、侵入させない対策をとりましょう。 具体策 ここから、家きん周辺に野鳥や野生動物が侵入するのを防ぐ対策を紹介します。 <家きん舎> スズメやカラスなどの野鳥対策として、2cm以下の網目の防鳥ネットや金網の設置は必須です。防鳥ネットは隙間ができないように上部から覆い、垂らすように張ることがポイント。ゆったりと張ることで、破れにくくもなります。また、破損を見つけた場合はすぐに補修しましょう。 ネズミ等が侵入しそうな小さな隙間もふさぎます。ネズミは個体によっては1.5cmの隙間でも侵入できるので、100%隙間を塞ぐというのは困難です。もしネズミを発見したら侵入経路を特定し、捕獲装置の設置や殺鼠剤の使用などにより駆除しましょう。また、小さな動物が農場に近づかないよう、対応エリアを広めにとっておくことも有効です。 家きん舎に出入りしたらすぐに扉を閉めましょう。強風にあおられたり、野生生物にこじ開けられたりしないように、扉の前に重しを置いておくこと良いでしょう。 <家きん舎周辺> 野生生物が侵入・滞在しづらい環境を作ることがポイントです。草刈りや木の伐採、電柱の撤去などを行い、できるだけ開けた空間を作りましょう。また、周囲に飼料がこぼれていたり、生ゴミが捨てられたりしていないか確認するなど、清潔を保ちます。 家きん舎周辺や農場敷地周縁、農場内の道路に定期的に消石灰を散布しましょう。消石灰は鳥インフルエンザウイルスの消毒効果だけでなく、野生生物の忌避や、足跡等が残ることにより侵入経路を特定しやすいなどの効果も得られます。...

イノシシやシカなどの野生生物が畑に侵入し、畑を荒らしたり農作物を食べたりする鳥獣被害は、農家の方や家庭菜園を楽しむ方にとって大変深刻な問題です。こうした被害を未然に防ぐのに有効な対策の一つとして、電気柵の設置があります。 しかし、電気柵の購入を検討されている方の中には、「どんな電気柵を選べばいいの?」、「電気柵って危なくないの?」、「設置が難しいのでは?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は電気柵メーカー様にいただいたアドバイスをもとに、電気柵のしくみや商品選びのポイント、設置の際に気を付けることなどをまとめましたので、ぜひ参考にされてみてください。 電気柵のしくみと得られる効果 まずはそもそも電気柵がどのようなしくみになっているのか、設置によってどういった効果が得られるのかをお伝えします。 電気柵を正しく設置して電源を入れると、本体から柵線にはプラスの電気が、地面にはマイナスの電気が流れます。普段はプラスとマイナスがつながっていない状態ですが、プラスの電気が流れている柵線に野生生物の体が触れることで、電気の通り道ができます。電気が柵線から野生生物の体を通り抜けて地面に流れるというしくみです。 ただし、イノシシやシカの体毛は電気を通しにくいため、鼻や口など体毛のない部分が柵線に触れるように設置しなければ、十分なショックを与えることはできません。また、イノシシやシカは鼻でいろいろなものを探る習性があります。特にイノシシにいたっては、嗅覚がイヌに匹敵するともいわれているほど敏感です。このように敏感な鼻に電気ショックを与えることによって、イノシシやシカは電気柵を「危険なもの」と判断し、近寄らなくなります。こうした野生生物の習性と学習心理を利用しているのが電気柵なのです。 電気柵は命をおびやかすような危険なものではない! 正しく設置された電気柵であれば、人間や野生生物が触れたとしても命を落とすことはありません。なぜなら電気柵はもともと安全を考慮した設計になっているからです。電気柵には常に電気が流れているわけではなく、一定の間隔(約1秒)で流れるようになっています。 もしも電気が流れ続けている柵線を人間が握ってしまった場合、電気ショックにより筋肉が硬直し、手を離せなくなってしまいます。しかし、電気柵は間隔を開けて通電する設計になっているため、瞬間的に手を離すことができます。電気が流れるしくみを理解し、市販されている電気柵を正しく設置すれば、安全に使用することができるのです。 電気柵を購入する前にやるべきこと 設置場所の外周距離を調べる 電気柵の部品の中には、設置したい場所の外周によって、必要量が変わるものがあります。まずは設置する場所の外周距離を調べましょう。 対象動物に必要な柵線の段数を調べる 設置場所への侵入を防止したい動物が何かによって、設置すべき柵線の段数や段の間隔も異なります。また、段数が分かると設置に必要な柵線の長さが分かります。電気柵の本体には「有効距離」というものが設定されており、この柵線の長さが本体を選ぶ際の一つの基準になります。 設置に必要な部品の数量を計算する <必要部品の計算方法> 柵線の長さ=外周(m)×設置段数 ポールの本数=外周(m)÷設置間隔(3〜4m) 碍子(がいし)の個数=ポールの本数×柵線の段数 ゲートクリップの個数=設置する出入口の数×柵線の段数 アポロの商品の中には、本体と必要部品があらかじめセットになっているものもあります。初めて購入するので不安だという方は、そうしたセットを購入するのもよいでしょう。 電気柵を選ぶときのポイント 商品選びのポイントをうかがったところ、2つのポイントを教えてくださいました。 1. 国産メーカーを選ぶ 輸入品は価格が安いというメリットがある一方で、不良品が多かったり、故障したときに修理対応してもらえなかったりというデメリットもあるといいます。万が一故障したときや、設置がうまくいかないときなどのアフターフォローのことも考え、国産メーカーの電気柵を選びましょう。 2. 本体で選ぶ 本体以外の部品は、代替品や本体とは異なるメーカーのものでも代用できる場合があります。自分が納得できる「機能」と「価格」の本体を選ぶとよいでしょう。また、設置場所に使用する柵線の総距離が、本体に設定されている有効距離の範囲内であるかを確認しましょう。 >>当店おすすめの電気柵の一覧はこちら 電気柵を設置する際に気を付けること 道路の端から50cm以上離して設置 電気柵のしくみの項目でもお伝えしたとおり、本体から柵線にはプラスの電気が、地面にはマイナスの電気が流れています。プラスとマイナスの電気をつなげて野生生物の体に電気ショックを与えるには、足が地面にのっている状態で鼻を柵線に触れさせる必要があります。その一歩を踏み出させるために必要な間隔が50cm以上です。 柵線にかかる雑草を刈り取る 柵線に雑草がかかると、漏電の原因にもなります。設置時はもちろん、定期的に草刈りをおこないましょう。また、草刈りの際には柵線を切ってしまわないよう十分注意してください。 危険表示板を必ず取り付ける 危険表示板の取付・表示は法令で義務付けられています。通電中であることを知らせる表示は事故防止にもつながりますので、必ず取り付けましょう。 今回は電気柵メーカーさんにご協力いただき、電気柵のしくみや商品選びのポイント、設置の際に気を付けることなどをお伝えしました。また、当店イチオシのアポロの電気柵はホームセンターなどの小売店でも販売されており、国産メーカーにも関わらず低価格を実現しています。また、修理対応が早く修理代も低価格のため、アフターフォローも安心です。商品選びに困っている方は、ぜひアポロの商品もチェックしてみてください。 >>アポロ電気柵の一覧はこちら 【関連記事】...

当店イノホイは宮崎県国富町に「イノホイの森」をオープンいたします。この森では鳥獣被害について詳しく知らない一般の方でも、鳥獣捕獲用の罠作りを行ったり、許可制で狩猟免許を持っているけど捕獲する土地を持っていない方に解放、技術指導などを行うことで今後の狩猟家の育成・発達に寄与できる活動を行っていきます。
農業被害が止まらない、でも近くに捕獲できる人もいない。
イノホイでは過去5年間農業被害を食い止めるための、鳥獣被害対策用の捕獲器を30000個以上販売してまいりました。ご購入いただくお客様は初めての狩猟・捕獲を行う方々が多く、購入したものの捕獲の仕方がわからない、仕掛けてみたけど餌だけ取られていてなかなか罠にかかってくれない。そんなお声をいただくケースが増えてまいりました。 現在年間で150億円以上の農業被害が確認されており、さらにその課題に対して取り組む人材不足が少子高齢化が進む地域では深刻な問題となっています。今回はrefactoryの地元宮崎で地域の協力員松元様と連携しながら、イノホイの森を開設し、鳥獣被害対策への理解や被害対策に対する人材不足問題を解決します。
森を知り、動物に触れ、自分達の故郷を守る気持ちにつなげてほしい。
イノホイの森では不定期で、子供たちが自然に触れることができるように「カブトムシの捕獲体験」「ミツバチの蜂蜜収穫体験」「椎茸の収穫体験」などを行うことで子供たちに自然に触れ合ってもらえる機会を提供しながら、一方で初めて狩猟免許を取られた方や捕獲自体があまり上手くいかない方達などに対して、許可制で罠の捕獲実施の場所を提供したり、捕獲自体の講座を開設するなど狩猟技術の向上につなげていただける機会を提供いたします。 狩猟捕獲における指導には地元宮崎の狩猟家の方々以外にも、有害鳥獣捕のプロハンターで300日間無下山で狩猟生活を行うなどの本格的な取り組みで全国でも認められた数少ない狩猟家集団の株式会社TSJ(代表取締役:仲村 篤志 以下TSJ)の方々にも協力を仰いで技術向上に努めてまいります。
2023年4月10日開演、開演当日は様々な狩猟罠の展示と実演がご覧いただけます。
イノホイの森は2023年4月10日開演。当日は森を探検してもらったり、自然に触れて虫や植物などを観察したり、当店にて販売する罠など実際に触ってみることで鳥獣被害の捕獲方法や動物の習性などを理解し、設置作業の実演を行っていただくことができます。 今後はrefactoryが運営する鳥獣被害対策ECサイト「イノホイ」のサイトで適宜イノホイの森で行われるイベント情報などを告知し、森や故郷を守っていく活動を行ってまいります。