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電気柵の運用時はアース不足に注意!

電気柵の運用時はアース不足に注意!

電気柵とは、イノシシやシカといった野生動物が農作地などに侵入するのを防ぐために、周囲に電線を張り巡らせたものになります。電線に触れると電気ショックを受けるため、野生動物が電気柵を忌避するようになります。しかしながら、管理や維持が適切でないと、電気ショックによる効果が薄れてしまいます。 とくに注意したのがアース不足(不良)です。

電気柵の仕組みのおさらい

電気柵は、本体(本器ともいいます)+支柱+電線(さく線ともいいます)で構成されます。侵入を防止したい場所の周囲に支柱を一定間隔で設置し、電線を張ります。電線は化学繊維にステンレス線等の導線をよりあわせた構造になっており、本体から出力された電流が電線に流れる仕組みになっています。

電気柵の目的は電気ショックで動物にダメージを与えることではなく、あくまでもショックによる恐怖感を植え付けることです。痛みや恐怖で「この場所は危険だ」と動物に学習させ、農作地から遠ざけるのが目的です。ワイヤーメッシュなど物理的にガードする防護柵ではないので、電気ショックが無ければ簡単に侵入されてしまいます。

そのため、電気柵の運用時は動物が電線に触れたタイミングで、必ず電気ショックを与えられるように管理や維持をしておくことが重要となります。もし動物が電線に触れたにも関わず、何の反応も起きないと「この場所は大丈夫」という学習をしてしまい、効果が激減してしまいます。

電気柵の運用時はアース不足に注意する

とくに注意したいのがアース不足(不良)です。通常、アース棒が接続されたアース線を本体と接続し、アース棒を地面に埋めることで地面と本体を電気的に導通させます。

電気柵の電線に獣が触れると、次のような順序で電気が流れます。 電気柵本体 → 電線(+プラス電極) → 動物の鼻先(身体) → 地面→ アース(-マイナス電極)→電気柵本体。

電気柵の回路

乾電池と豆電球を使った理科の実験を思い出してもらうと分かりやすいのですが、乾電池のプラス側に赤い線を、マイナス側に黒い線を接続すると回路が形成されて豆電球が点灯します。しかし、このマイナス側の黒い線がきちんと接続されていないと回路が形成されないので、豆電球は点灯しません。

これと同じで、何らかの原因でアース不良がおこると回路が形成されず、動物が電線に触れても電気ショックが発生しません。

アース不足を起こさないためのポイントは?

上記の通り、電気ショックを与えるためにはアースがとても重要になります。アース不良が起こると、電気ショックが低減するだけでなく、本体の故障にもつながります。

では、アース不足(不良)を起こさないためには、どのようなポイントを確認しておくと良いのでしょうか。

1.アース棒を地面にしっかり打ち込む

アース不足の原因として多いのが、アース棒が地面にきちんと打ち込まれていないケースです。アース棒は地面に打ち込んで設置しますが、打ち込みが甘くアース棒が浅く差し込まれた状態だときちんと電流が流れないので、効果が弱まってしまいます。

設置の際は深く打ち込むようにして、設置後も定期的にアース棒の抜けや緩みがないかを確認し、適時管理しておくようにしましょう。

2.アース棒のサビを確認する

アース棒にサビが発生していると、サビ部分が絶縁状態となってしまうので、アース不足を起こしてしまいます。長く使用しているとアース棒がさびて電流の流れが悪くなります。サビたアース棒は新しいものに交換するようにしましょう。

さびたアース線

3.アース線の断線に注意

アース線が断線してしまうと、当然アース不良となってしまいます。特に、アース線が分岐している個所や、アース棒との継ぎ目は屈曲などによって特に断線しやすい個所になります。もし断線が確認されたら、しっかりと補修するか、新しいものに交換しましょう。

断線が起こる原因としては、設置時にアース線に無理に力を加えたり屈曲させたりすることです。また草刈りの際に誤ってアース線ごと刈ってしまった、といった事例もあります。電線に草木が触れると漏電によって十分な電気ショックが生じなくなるため草刈りは重要ですが、アース線付近の草刈りは注意しながら行いましょう。

獣が電気柵付近で暴れた場合にアース線が切られた事例もあります。設置後も定期的にアース線を目視し、断線がないかチェックするようにしましょう。

3.通電しやすい地面を選ぶ

アース棒を打ち込む地面の状態によっても、通電の効率が変化します。例えば、乾燥した土壌やコンクリートやアスファルト付近などは通電性が悪く電気柵の効果を十分に発揮できません。 湿気の多い場所を選んでアース棒を打ち込むか、長いアース棒がついているタイプを選んで深く打ち込むことで回避できます。

ほかにも、地面とアース棒のあいだに隙間があったり、各アース棒の間隔が狭かったりするとアース不良につながります。各アース棒の間隔はできるだけ広げるようにして、できるだけ地面の広範囲にアースをとるようにしましょう。

アース不良の例

まとめ

電気柵は心理的な防御

電気柵の効果は、あくまでも動物に対しての痛みや恐怖感から発生する「心理的」なものです。アース不足(不良)や管理不足によって通電効率が下がっている状態で動物が慣れてしまうと、効果が下がってしまいます。 とくにアース部分は見落としがちなポイントとなるため、設置時はもちろん定期的に確認するようにしておきましょう。