各地で熊の出没が相次いでいます。最近は特に東北地方を中心にツキノワグマの目撃情報が多く、人身事故もたびたび起こっています。
昨年2017年度の秋田県における熊目撃件数は、前年度比434件増の1303件に上りました。うち人身被害は19件20人で、いずれも過去最多でした。 岩手県でも、ニホンジカやイノシシの狩猟現場において、それらと生息域が重複するツキノワグマと遭遇するケースが増えており、ツキノワグマの狩猟開始日を現行の11月15日ではなく、ニホンジカやイノシシと同じ11月1日に前倒しすることも検討されています。
猟期期間前の11月1日~14日にハンターがツキノワグマと遭遇したものの、猟期期間前のため発砲できず、何度か危険な場面があったという報告もあります。
熊と出会いたくなくても、突然出くわすことがあるかもしれません。そんなときに持っておくと心強いのが「熊よけ」スプレーです。熊よけスプレーとは
熊よけスプレーは、いわゆる催涙スプレーの一種です。催涙スプレーは、暴漢や野生動物の顔面に向けて催涙ガスを噴射することにより、対象がひるんだ隙に逃げるための護身用品です。
熊よけスプレーの場合、唐辛子から抽出される成分が含まれており、クマが数メートル先まで近づいてきたときに顔面に向かって噴射することを想定しています。
噴射されると、唐辛子成分が熊の目や鼻、喉などの粘膜を強烈に刺激するため、焼けつくような激痛が走り、さらにその効果は数時間続きます。クマを致死させる程の威力はありませんが、人を襲う意欲を減退させ、その場から退散させることが期待できます。
※絶対に人へ向けて発射しないでください。
熊よけスプレーを選ぶ際にチェックすること
1.スプレーの到達距離
スプレーの到達距離は短いもので2メートルほど、長いものでは10メートルほど届くものがあります(メーカー発表値)。
メーカー発表値は、室内無風状態での実験データであり、実際のフィールドで使用した場合と異なる場合があるので、注意が必要です。相手がクマであることを考えると、少々心もとない到達距離といえます。
ヒグマは時速50キロで走ることが可能で、最高時速は60km/hに達すると言われています。また、ツキノワグマも走る速度は40km/h以上といわれています。素早さで人間に勝ち目はないので、到達距離はなるべく長いものを選ぶのが良いでしょう。2. 辛さ評価度(SHU)
SHU(Scoville Heat Unitsスコヴィル・ヒート・ユニット)という単位があります。これは、唐辛子の辛さの度合いを数値化したもので、1912年に化学者のスコヴィル氏が、トウガラシ抽出物の辛みを感じなくなるまで砂糖水で薄めた時の希釈倍率で辛さを表したことに由来する数値です。
現在では、計測機器によってカプサイシンの量を直接測定し、これをSHU値に換算することで算出されます。 SHUの数値は、軍事用として数値を表記する際は、食品用検査結果の10分の1で表します。
食品用としての検査結果が100万SHUだった場合、軍事用の表現では10万SHUとなります。軍用表記で実効値が15万SHU以上あれば、熊よけとして十分効果はあります。
3. 溶剤の違い
催涙スプレーの中には、ヒグマなど大型熊に対して使うことを想定した超強力なスプレー(ベアスプレー)もあります。ベアスプレーは、原液をうすめる溶剤が油性です。油性溶剤のスプレーは粘着性があり、洗い流すことが比較的困難な性質があります。そのために長時間に渡り苦痛を与えます。 一方、水性溶剤の催涙スプレーは、近場の川や池、携帯する水などで比較的容易に洗い流すことが出来ます。油性と比較すると格段に安全です。ツキノワグマ用であれば、水性溶剤のものを使用しましょう。注意点
油性のベアスプレーは強力な分、対象に対して過剰な苦痛を与えてしまったり、誤噴射等が起こった場合の被害が大きくなります。ベアスプレーをヒグマ以外に使うことは避けてください。熊よけスプレーの使い方
安全装置を解除して噴射するタイプがほとんどです。クマをできるだけ引き付けてから、断続的にクマの顔面を狙って噴射します。 噴射する際は、できるだけ人間が風上に立ち、クマが風下となるポジションをとりましょう。逆に人間が風下、クマが風上となってしまうと、噴射したスプレーが人間のほうに飛んできてしまいます。熊よけスプレーは使わないに越したことは無い
狩猟や山仕事などでクマが生息する山に頻繁に入られる方は、熊よけスプレーを携行されることをお勧めします。クマと万が一遭遇しても、冷静さを保つことができます。
もちろん、スプレーの携行も絶対安全を保障するものではありません。まず出会わないようにすることが大切で、出会った場合も襲われそうな際の最終手段としてスプレーを使うように考えておきましょう。慌てず、騒がす、クマと向き合ったまま静かに後ずさりして離れるのが基本です。
クマの人身被害防止対策
クマによる人身被害を防ぐためには、以下の行動をとりましょう。
・狩猟や有害鳥獣駆除の現場では、必ず複数で行動しましょう。また、獲物ばかりに注力せず、猟友と協力して後方や側方の見張りを厳重にしましょう。森林や川沿い、農作物の生い茂った畑など、見通しの悪い場所では、特に注意が必要です。
・クマを避ける場合は「クマ避け鈴」や「ラジオ」「笛」などを用いて、人間の存在をアピールしましょう。
・残飯や生ゴミ、捕獲した獲物の残滓は持ち帰る。クマがそれらの味を覚えると、人間によって餌付かれたことにより、人間に寄ってくるようになります。
・危険なクマの出没警報が出されている周辺には、絶対に立ち入らないこと。
・子グマには絶対に近づかないこと
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