「狩猟をするときの服装は何を選べばいいの?」と思う方も多いのではないでしょうか。狩猟には、巻き狩り巻き狩や忍び猟、罠猟、散弾銃猟などさまざまな種類がありますが、どの狩をするかによって装備や道具は異なります。安全に狩猟を楽しむためにも適切な服装選びが大切です。 この記事では、狩猟に適した服装や選ぶときのポイントや狩猟の装備品・持ち物、便利グッズなどについても詳しく紹介します。 目次 1狩猟の服装に対する規定 2狩猟の服装を選ぶときのポイント 1目立つ色 2シンプルなデザイン 3素材はナイロンがおすすめ 4防寒・防水対策ができるもの 3狩猟の装備品・持ち物 4狩猟ごとの服装 1罠猟 2銃猟 3カモ猟 5まとめ|狩猟の服装は種類に合ったものを 狩猟の服装に対する規定 実は、狩猟を行う際の服装は特に定められていません。狩猟免許や狩猟者の登録などのルールはありますが、狩猟するときの服装はなんでもいいのです。そのため、専用のウエアなどを揃える必要はなく、手持ちの服や市販の服を着て狩猟を行っても問題ありません。 しかし、狩猟に適した服装や持っていると便利なものなどはあるので知っておいた方が安全に狩猟が行えるでしょう。 狩猟の服装を選ぶときのポイント 狩猟の服装を選ぶときのポイントを見ていきましょう。動きやすさ、安全性、防寒、防水などを意識した服がおすすめです。 目立つ色 狩猟というとオレンジ色のベストや帽子を思い浮かべる人もいるでしょう。狩猟をする際は、なるべく明るく目立つ色の服を選ぶことが大切です。 森や山の中にいるイノシシや鹿は、茶褐色や暗褐色、熊は黒色です。これらの動物は木々の中に紛れていると見つけにくくなります。そのため、深い緑やカーキ、褐色、黒色、ネイビーなどの服を着ていると、動物と間違われることがあり誤射される危険が高まります。 また、イノシシや鹿などの四足獣は、青しか識別できず周りをモノクロで認識しているといわれます。明るい色の服は、動物からは見えずに自分の存在を周りの人に知らせ、視認するときに役立ちます。帽子や上着などに目立つ色を取り入れるとよいでしょう。 シンプルなデザイン シンプルな服装で動きやすいものを選びましょう。狩猟は歩いたり、獲物を仕留めたときに作業したりとさまざまな動きをするため、余計な装飾がなく枝やつるなどに引っかかりにくく動作を妨げない汚れてもいい動きやすい服がベストです。 素材はナイロンがおすすめ 素材はナイロン製のものがおすすめです。山の中を歩き回っている間に、服に虫がつく場合がありますが、ナイロンのような化学繊維でできた服であれば虫が滑り落ちます。動きやすい服装の上からナイロン製のヤッケを着ていれば、汚れても車に乗る前にヤッケだけ脱げば車を清潔に保てます。 防寒・防水対策ができるもの 狩猟を行う時期は、寒いこともあります。また、途中で天気が崩れて雨が降る可能性もあるため、防寒・防水対策として上から羽織るジャケットを用意しておくとよいでしょう。一番上から着る上着を目立つ明るい色のものにします。 狩猟の装備品・持ち物 狩猟するときに持っていく物は、次のようなものです。無線アーミーナイフ地図(防水対策をしているものがあればベスト)コンパスGPSペンライト笛皮の手袋保護用メガネ 狩猟用のベストがあれば、これらのものをポケットに収納して身軽に動き回れます。また、猟友会に所属している場合は、猟友会から支給されている帽子とベストを必ず着用しましょう。 猟友会に所属してるのに帽子とベストを着用せずに事故に遭った場合は、保険金が減額されることがあるので注意が必要です。 狩猟ごとの服装 どんな獲物をターゲットにして、どのような方法で狩りをするかによって、狩猟のときの服装は異なります。共通しているのは、夏場や暑い時期でも、必ず長袖と長ズボンを着用することです。素肌をさらす服装だと、トゲや毒虫、ダニなどに刺される可能性がありとても危険です。 それぞれの狩猟に適した服装を見ていきましょう。 罠猟 罠猟とは、罠を設置して獲物を捕獲するやり方です。長時間屈みながら罠の設置を行うため、ゴム長靴とナイロン製の雨衣を着るとよいでしょう。ゴム長靴は、履き口を絞れるタイプならダニが侵入するのを防げるため便利です。 銃猟のハンターも入る山で罠猟を行う場合は、視認性の高いオレンジのジャケットや帽子を身につけると安心です。...