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くくり罠の作り方

くくり罠の作り方
イノシシやシカをはじめ、野生鳥獣を捕獲するために使用される「くくり罠」。今年の狩猟解禁日も近づいてきており、「今期は自作にチャレンジしてみたい!」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、くくり罠の作成方法を説明しようと思います。

準備するもの

くくり罠を組み立てるにあたって、必要な工具・道具を紹介します。今回は、くくり罠の中で最もポピュラーな、押しバネを使用した「跳ね上げ式タイプ」で説明します。

①必要な工具等

1:ワイヤーロープを切断するカッター

ワイヤーロープを切断するために、専用のカッターを用意します。必ず、切断するワイヤー径に適合したものを準備しましょう。

ワイヤーカッター

ワイヤーロープ切断に適さないペンチ等で無理やり切断しようとすると、刃こぼれしたり、ワイヤーロープの素線がグチャグチャになったり、うまく切断できなかったりするので、必ずワイヤーロープ切断用の工具を使いましょう。

2:スリーブ(クランプ)を加締めするスエージャー

くくり罠を作る際、ワイヤーロープの断端を処理したり、輪っかを作ったりする個所が出てきます。そういった場合は、スリーブ(クランプ)を用いてワイヤーロープを加締める作業が必要になります。

アームスエ―ジャー

こちらも、加締めるワイヤー径に適応したものを使用します。 カッターとスエージャーと一体化されているタイプもあり、便利です(販売ページはこちら)。

3:ドリル

圧縮したバネを納めるための塩ビ管を加工するためのドリルになります。ワイヤーを通す穴を塩ビキャップに開けたりする作業に使います。ハンディタイプの電動ドリルでも良いですが、ブレてケガをする恐れがあるので、卓上ボール盤がベストです。

※ハンディタイプを取り付けるスタンドもありますが、卓上ボール盤もそこまで値段は高くないので、予算がある方には卓上ボール盤をおススメします。

卓上ボール盤

4:ペンチ

ワイヤーを加工する際に、引っ張ったりするためのペンチがあると便利です。

5:軍手

ワイヤーを素手で取り扱っていると、手が黒く汚れたり、素線が手に突き刺さって気づいたら血まみれになったりする場合もあります。ワイヤーを取り扱う際は、軍手等で手を保護しましょう。

布タイプは作業がしにくいので、ナイロン素材にポリウレタンコーティングしたタイプがおススメです。

6:のこぎり

塩ビ管等をカットする場合に使います。作業性を考えると、卓上丸のこがベストです。価格はピンキリですが、木工用の安いもので十分です。

のこぎり

②くくり罠のパーツを用意する

くくり罠は、以下のようなパーツで構成されています。好みにより必要な部材は変わりますが、概ね以下が揃っていれば問題なく作成できます。

なお、イノシシやシカを捕獲する場合は様々な規則があり、くくり罠を作る際にも考慮しておかなければならない点がいくつかあります。

▶ ワイヤーロープの直径が4ミリより小さいものは使用できません。必ず、径が4ミリ以上のものをご使用ください。

▶ より戻し(サルカン)はワイヤーロープが撚れたりすることを緩和するための部品ですが、これが無いくくり罠は使用が禁止されています。

▶ 獣の足を括る部分の輪っか(スネア)には、過度に足を締め付けることを防止するためのストッパー(過締まり防止金具)を必ず装着しなければなりません。

▶ くくり罠の直径は、地域によって制限がある場合があります。直径(踏み板のスネアを取り付ける部分の径。楕円形の場合は小さいほうの径)が12センチを超える場合は使用が禁止されている地域などがあります。

事前に、捕獲を行う地域での制限事項を自治体等に確認しておきましょう。

くくり罠の作り方

では、ここからスプリング部分の作り方を説明します。当店で販売しているワイヤー径4mm、バネ径12.4mmのものを使用して説明します。

1:ワイヤーを切る

ワイヤーカット

ワイヤーロープを必要な長さに切ります。より戻しを起点に、支柱側用のワイヤーロープ1本、スネア側のワイヤーロープを一本、合計2本のワイヤーロープを用意します。

スネアをどれだけ大きくするかによって必要なワイヤーの長さは変わってきます。短すぎると、仕掛ける際の踏み板のレールにワイヤーを取り付ける作業が大変になりますし、長すぎると捕獲した獣の可動範囲が広くなったりワイヤーのねじれ等が発生しやすくなります。

2メートル弱であれば、概ね問題ないと思います。 端部がぐちゃぐちゃになると後の工程が面倒になるため、そうならないよう気を付けましょう。どうしても解れる場合は、切断部分にセロテープを巻いてからワイヤカッターで切ると切り口が綺麗になります。

2:塩ビパイプを準備する

キャップにワイヤーを通すための穴をドリルで開けます。

キャップ穴あけ

4ミリ径のワイヤーロープであれば、6ミリ径の穴を開けると問題ないでしょう。 また、塩ビ管もあらかじめ切断しておきます。

バネ径12.4mmにあわせるなら、VP管の13mm径がちょうど良いです。使用するバネの圧縮長に合わせて切断する塩ビの長さは調整してください。

塩ビ切断

切断した塩ビと穴を開けたキャップを組み合わせたものと、継ぎ手を接続したもの、穴を開けたキャップ単体を準備しておきます。

塩ビ管セット

3:支柱側のワイヤーを作る

支柱にワイヤーを巻き付ける部分を作成します。ワイヤーロープをスリーブに1回通し、シャックルを通して輪を作り、再度ワイヤーロープをスリーブに通します。

シャックルを通す

その後、スエージャーを使ってスリーブを圧着(加締め)します。中途半端に加締めず、しっかりと圧着しましょう。スエージャーは適合するワイヤー径によって加締めのための溝が異なります。径が異なる溝を使わないよう注意しましょう。

スリーブ圧着

また、ワイヤーロープにテープなどの被覆がある場合は、除去してから加締めましょう。被覆の上から加締めると、圧着部分からすっぽ抜ける可能性があります。

4:スネア部分を作る

獣の足を括る輪(スネア)部分を作ります。まず断端をスリーブで圧着します。この際、作動時に余分な抵抗が生じないよう、Aの輪はなるべく小さくします。

その後、くくり金具と過締まり防止金具(ストッパー)にワイヤーを通し、輪を作って再度くくり金具にワイヤーを通します(以下写真を参照ください)。

くくり罠先端

なお、くくり金具を使わない派の方もいらっしゃいます。その場合はAの輪は少し余裕をもたせ、くくり金具の代わりに平ワッシャーを入れます。

くくり金具なし

5:塩ビ管とバネ、ストッパーを準備する

2で準備した塩ビと穴を開けたキャップを組み合わせたものを4のワイヤーに通します。 その後、バネにワイヤーを通します。バネをなるべく真っすぐな状態にして通すと、途中でワイヤーが引っかかりにくくなります。

その後、継ぎ手+塩ビ管にワイヤーを通し、穴を開けたキャップを通してキャップと塩ビ管を接続します。

塩ビを装着

さらに、圧縮したバネを固定するストッパーを通しておきます。ここで使うストッパーは、強く固定できるタイプが良いでしょう。

6:サルカンを装着する

支柱側のワイヤーと、スネア側のワイヤーをより戻し(サルカン)で接続します。サルカンも、ワイヤー径に合ったものを使用するようにしましょう。

片側サルカン装着

7:最終チェック

くくり罠スプリング完成

スリーブの圧着個所に問題がないか、不足している部品は無いか等、異常がないか確認し、問題なければスプリング部分は完成です。

8:踏み板部分も自作してみたい方へ

木の合板や金属加工が得意な方は、かなり難易度は上がりますが、踏み板部分の自作にチャレンジするのも良いかもしれません。

踏み板の構成

①台座、②スネアを取り付けるレール、③獣が踏み込む板部分、②と③を連結するための金具等を用意します。各地域のくくり罠径の規制にしたがって、各パーツの大きさを調整しましょう。

②にはワイヤーを引っ掛けるための溝があると仕掛けやすくなります。 また、レールの付け根部分はワッシャーをかませて、なるべく抵抗が少なくなるようにしましょう。金具を締めすぎてレールの動きが悪くならないように注意しましょう。

なお、踏み板は機材面からいっても製作の難易度が高いため、市販のものを購入したほうが早いかもしれません。

当店のくくり罠のご紹介

当店では、ニーズに応じて様々な商品を取り揃えております。

くくり罠完成品

すでに組立が完了しているセット品になります。スプリング部分もついてきますので、届いてすぐに仕掛けることができます。

くくり罠完成品の販売ページはこちら

くくり罠自作キット

スプリング部分の自作に必要な部品がお買い得なセットになっている商品です。塩ビ管は加工済、ワイヤーも切断されていますので、スエージャーさえ準備いただければ自作することができます。

自作キットの販売ページはこちら 

踏み板

踏み板は、さまざまなタイプを取り揃えており、初心者からベテランまで「安くてよく獲れる」と多くの好評をいただいています。

踏み板販売ページはこちら