狩猟の様々なシチュエーションに。お役立ちウインチ

仕留めた獲物の運搬にウインチ

「ウインチ」という機械をご存知でしょうか? ウィンチは、ワイヤーやロープなどを巻き取りながら重い物を引っ張ったり、引き上げたりすることのできる機材です。工場や建設現場、林業現場等での重量物の上げ下ろしや車の牽引、また狩猟現場においては仕留めた獲物の運搬に使用したりもします。

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ウインチなしで大物を回収するのは結構つらい

イノシシやシカは、中型になると50kgを超えてきます。さらに大物になると100kgを超えてきます。クマであれば体重100kgを超える場合も多くあります。このような獲物を苦労して仕留めたは良いが、車まで運搬して荷台に運び上げるのは数人がかりでも結構大変です。

舗装された道で重い機材を運ぶのであれば力もかけやすいのですが、機材とちがって獣の体はクネクネと動くので、足場の悪い山道ではなかなかの重労働になるのです。

山の恵みに感謝しながら人力で運ぶのも良いのですが、若い頃と違って体が言うことを聞かず、人力だけではどうにもならない場合もあるでしょう。そんなときに出番となるのがウインチです。

ウインチの種類

ハンドルを回すことによってロープの巻取り・巻き戻しをおこなう「回転式ウインチ」や、ハンドルを往復させてロープの巻取り・巻き戻しをおこなう「ラチェット式ウインチ」があります。

回転式の場合は荷物の横引きに使うことも多いですが、ラチェット式の場合は主に吊り上げ・吊り下げに使用します。

動力には手動と電動があり、電動の場合はモーター駆動によってロープの巻取り・巻き戻しをおこないます。

電動タイプは様々なシーンで活躍します。例えば、車で広範囲を探索する流し猟の場合は、車両から獲物までの距離は近いことが多いですが、獲物にロープを結んでウインチの巻取りをスタートさせれば、比較的楽に車両の荷台に運び上げることができます。

狩猟現場で使われるウインチ

さて、ここからは狩猟現場で使われるウインチのメーカーやモデルを紹介してまいります。

オーストラリア発。T-MAX

オーストラリアには多くのウインチメーカーがありますが、価格の割に良いと定評のあるのがT-MAX社のウインチ。獲物の回収はもちろんのこと、猟場に向かう悪路で脱輪したり沼地にはまったりしたときも活躍します。

小型軽量モデルのATW PROシリーズ、より牽引力のあるEWシリーズなど、様々なラインナップがあります。リモコン仕様となっているモデルもあるので、丈夫な木などにウインチのワイヤーを巻いてから、あとはリモコンをポチっとすれば引き上げ開始、なんてことも可能です。

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アメリカ発。WARN(ウォーン)

ウインチといえばWARN社といわれるほど、これまで様々なウインチをリリースしてきた1944年創業の歴史あるメーカーです。T-MAXと比べるとそれなりにお値段はしますが、品質やカスタム性には定評があり、日本でも多くのオフロード愛好家に支持されています。

因みに、WARNのウインチに限らず、電動タイプのモーターは12Vと24Vが主流です。モデルによっても差がありますが、12Vのモーターによる最大牽引力は1トン弱、24Vのモーターであれば4トン前後の最大牽引力があります。

また、スナッチブロック(滑車)や補助ロープ、ツリープリテクタ等のアクセサリを使用することによって、対処できるシチュエーションの幅を広げることができます。広く出回っているWARN社製のウインチであれば、適合するアクセサリーも多くあるので、その点でも魅力ですね。

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ポータブルウインチならホンダウォーク

忍び猟などでは、歩いて山奥まで入っていくため、獲った獲物を運び出すのは非常に労力がかかります。そんなときに役立つ商品をホンダウォーク社がリリースしています。その名は「ポータブルウィンチPCW-3000」、世界のHONDAの4サイクル・ガソリンエンジンを動力とする背負えるロープウィンチです。

このウインチの特徴は本体重量が9.5kgと軽量・ポータブルにもかかわらず、最大牽引荷重700kgの能力があります。木材の搬出、動けなくなった車両の牽引、レスキュー、ハンティングで仕留めた大物の搬送、などアイディア次第で様々なシーンで活躍します。

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まとめ

本格的なオフロード車両にするなら、ぜひとも積んでおきたいウインチ。狩猟における獲物の回収にはもちろんのこと、仲間の車両を助けるときにも使えます。様々なシチュエーションを想像すると、ワクワクしますね。

※日本でウインチ(巻上げ機)を作業現場で操作する場合は、巻上げ機運転者という資格が必要になります。10時間程度の講習で取得が可能です。

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