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タヌキの生態を理解して対策を学ぼう

タヌキの生態を理解して対策を学ぼう

古くから日本人にとって身近な動物であるタヌキ。里山付近はもちろん、住宅街にも出没し、野生のタヌキを目にしたことがある人も多いかと思います。

都市部に住んでいるとなかなか想像がつきませんが、タヌキは田畑や家庭菜園に侵入して作物を食べたり、糞を落としたりするため、厄介者でもあります。

イノシシやシカに比べると被害件数は少ないものの、毎年全国で1.5億円ほどの農作物被害を出しています(農林水産省発表ー平成30年度 全国の野生鳥獣による農作物被害状況)。 そんなタヌキの生態や被害対策について、今回は説明します。

タヌキの特徴・生態

日本には本州・四国・九州に生息しているニホンタヌキ(ホンドタヌキ)と、北海道に生息するエゾタヌキの2種類が生息しています。北海道は生息域は少ないですが、本州では特に近畿地方において生息域の割合が高いです。

体の大きさは、頭胴長で50~60センチメートル、尻尾を入れると60~80センチメートル程です。体重は3~5キロほど。

イヌ科に属するため、鼻の長い顔つきや足跡がなんとなくイヌに似ています。 単独または家族単位で行動し、縄張りは持ちません。また複数のタヌキが一定の場所に「ため糞」をするという習性があります。

昆虫やミミズ、果実・堅果、種子類や穀物のほかに、爬虫類や甲殻類、小動物、死骸や生ごみ・ドックフード等も食べます。

田畑を荒らす犯人はタヌキ?それとも・・・

タヌキは見た目や体の大きさがハクビシンやアライグマ、アナグマに似ているため、よく見間違えます。またいずれも雑食性で、色々なものを食べるという点でも似ています。

対策動物を間違えて対策をすると、効果が薄れる場合もあるので、まずはターゲットの動物がタヌキなのか、それとも他の動物なのか調べることが重要です。

見分け方としては、アライグマは尾に縞模様がありますが、タヌキの尾に縞模様はありません。他にも、特徴としてアライグマは手先が器用なので、スイカ等の皮に穴をあけて、くりぬいて中身を食べたりします。食痕を見ればアライグマが犯人だと比較的分かりやすいです。

また、ハクビシンだと鼻がピンク色で額から鼻にかけて白いラインが入っていますが、タヌキにはそれがありません。またハクビシンは尻尾がかなり長く、ジャコウネコ科なのでなんとなく動きもネコっぽいです。

アナグマはイタチ科に属し、指が五本で鋭い爪があります。一方でタヌキは4本指なので、足跡に違いが出てきます。また、タヌキが茶色の頭に黒い頬で、茶色+黒が混じった毛が多いのに対し、アナグマは目の上下が黒く、茶色+白っぽい毛が生えています。タヌキよりアナグマのほうが足が短く、ずんぐりむっくりしているのも特徴です。

ハクビシンやアライグマは高いところに登るのが得意で、高くて細い足場でも器用に移動します。そのため、好物である木の上の果実などを食べたり、雨どいから屋根裏に侵入したりします。

一方でタヌキは果実は好物であるものの木登りは苦手で、樹上の果実などを荒らすことはありませんが、落ちた果実を食べたりします。

知っておきたいタヌキ対策

まず、上記のような雑食性のため、生ごみやドッグフード、クズ野菜や落下した果実も放置しないように注意しなければなりません。タヌキに餌場として認識されないよう地域ぐるみで取り組むこと。また放置された果樹があれば、落ちた果実に獣が寄ってくるのを防ぐために、できるだけ伐採しておくと未然に被害を防ぐことができます。

物理柵による防護

タヌキは登ることが不得手で大型獣に比べると強くないので、物理的に侵入経路を塞げば、被害を大幅に減らすことができます。

タヌキを対象とした物理防護柵としては、

①噛み切られたり押し広げられたりしないよう、金属製のフェンスであること

②地面と柵の間に隙間がないこと

③飛び越えられないよう、1.5メートル以上の高さがあること

必要に応じて、田畑の内部が見えないように目隠しすることも有効です。また、柵を設置する場所は事前に草等を刈っておくと、設置の際に地面と柵の間の隙間に気づきやすく柵を調整しやすいので、おすすめです。

罠による捕獲

頻繁に侵入され、被害が継続する場合は、捕獲も考慮しなければなりません。狩猟や有害鳥獣捕獲にて「箱罠」を使って捕獲します。※「くくり罠」を使って捕獲する場合もあります。狩猟や有害鳥獣捕獲で、年間2~3万頭ほどが捕獲されています。

箱罠は餌で誘引して罠の内部におびき寄せるので、タヌキの餌となるクズ野菜や放置果実などがそこら中にあると罠への誘引が難しくなります。罠以外の場所に誘引するようなものが周辺にあれば、しっかりと取り除いておきましょう。

誘引に使う餌は、果実やトウモロコシをおススメします。肉類やペットフードはタヌキ以外の動物がかかる可能性があるので、避けたほうが良いでしょう。