知っておきたい鳥害内容
鳥害は大きく分けて4タイプ。
1:鳴き声・羽・糞などによって不快な感覚を受ける
2:資産や器具・商品などが、汚されたり損傷を受けたりする
3:景観が損なわれる
4:衛生・健康被害が挙げられます。
適切な鳥害対策とは
対策としては、1:防除、2:生息環境の管理、3:個体数管理が重要な3原則になります。鳥害を受けないための防除
対策を立てて予防することを防除と言いますが、いくつかの種類があります。防除策A 鳥の嗅覚や聴覚を利用した忌避 防鳥効果★★☆☆☆(2.0)コスト低
設置箇所付近への飛来を抑制するために、忌避剤・薬品・粘着シート等を設置する方法です。設置が簡単でお手軽という点がメリットです。
一方で、場所によっては全く効かない または持続が短い、雨(水)に弱い、設置場所周辺が汚れてしまうという点がデメリットになります。また、飛来してきて欲しくない範囲が広い場合には向きません。
他にも超音波・磁石を利用した忌避グッズがありますが、そもそも鳩やカラスなどの鳥の聴覚は人間と大差はなく、超音波自体に鳥の忌避効果はありません。磁石についても、鳥は主に視覚に頼って活動しているため磁石の意味は無いと思われます。
なお鳥の執着心がまだ強くない初期段階において、超音波・磁石による忌避効果というよりは、鳥が飛来して留まろうとした時に邪魔になって効果が出る可能性があります。
ディストレスコール(忌避声)による追い払いは、過去にムクドリ問題で各地の地方自治体が採用していました。結果、追い払いは可能だがすぐに慣れて戻ってきてしまうことが多く見られました。
また、大きな音が必要で、ディストレスコール自体の騒音が問題となることもありました。
防除策B 防鳥剣山 防鳥効果★★★★☆(4.0)コスト中
設置箇所への飛来を防ぐために、最も一般的な方法です。網やネットに比べて設置が楽であり、実績も多く安定した効果が期待できます。
現在いろいろなタイプの商品が販売されていますが、価格も品質も様々。商品によっては、「剣山の上に普通に鳩が乗ってきた」等そもそも効果が出なかったり、「尖っているので危ない」「見た目が痛々しい・・・」など予想しなかったデメリットが出てしまう場合があります。
価格だけでなく、品質や性能、購入者の声をよく調べたうえで商品を選定すると良いでしょう。 イノホイがオススメするのは、こちらの樹脂製防鳥剣山です。
- 1型:鳥が来る前の予防対策に最適
- 2型:すでに鳥害のある所で威力を発揮
オススメポイント1:民間だけでなく官公庁・公共機関での豊富な実績
約30年間、長年にわたり様々な場所に採用されています。また、官公庁、電力・電鉄会社など、耐久性やシビアな性能が求められる現場でも選ばれています。オススメポイント2:民間だけでなく官公庁・公共機関での豊富な実績
安心・高品質な日本製で、10年以上屋外で耐久します(耐候性素材使用)。オススメポイント3:施工が簡単で設置が楽
独自の特許構造により、カットや設置が容易。好みの長さにカットして使えます。初心者の方でも取扱説明書を見ながら簡単に施工することができます。オススメポイント4:動物にも人にもやさしい
しなやかな樹脂を採用しており、先端を丸く加工してあるので、接近した鳥はもちろん、不意に人間が触れてしまっても傷つける心配がありません。
防除策C 網・ネット 防鳥効果★★★★★(5.0)コスト高
侵入を防ぐための網やネットを張ります。物理的に鳥が来ることができないため、効果は確実です。ただし、施工が大変というデメリットがあります。中途半端に取り付けをしてしまうと、隙間から鳥が侵入してしまい、内部で巣を作られたり糞が堆積したりしてしまったケースもあります。
それを防ぐためには、しっかりと施工すること、場所に適した商品を選ぶことが重要です。
ソーラーパネルの隙間に住む鳩
カラスなど天敵のいる鳩が特に好むのは、「高い場所」「屋根があって雨風がしのげる場所」「隙間のような狭い場所」ですが、太陽光パネルの隙間はまさにその条件に合致します。一度鳩が巣を作ってしまうと、帰巣本能が非常に強いため、中途半端な追い払い対策は無意味になります。
特に5~6月頃はハトの来る頻度が高く、鳴き声や糞に悩まされる方も多くなります。侵入防止のための樹脂製ネットを張っても数年で破けてしまうケースもあり、足場を組み再度ネットを張るだけで大きな費用かかるため、耐久性が高く施工性能の良いネットを用いて、隙間に侵入できないようにするとよいでしょう。
イノホイおすすめのソーラーパネル用防鳥ネットはこちら。
鳥害を防ぐための生息環境の管理
巣作りをさせない、また営巣されたら撤去・清掃することも重要です。巣作りをさせないための最大の対策は、巣作りされやすい環境を作らないことです。 鳩の糞や羽根が付いている環境は鳩にとってリラックスできる場所となりやすいです。そのため、巣を見つけたら撤去し、糞や羽根などはすぐに掃除しましょう。鳥害を減らす個体数管理
人間に害を与える鳥は、繁殖力が高い場合が多いです。例えば、鳩(ドバト)は人が餌付けをすることなどによって栄養状態がよくなると、繁殖力がさらに高まり、個体数が大幅に増加します。
増えすぎた鳩は人間の生活環境に悪い影響を及ぼします。餌やりをしないことを地域で徹底することが重要です。また、ゴミの管理や庭の果樹を食べさせないといった対策を周辺地域で長期的に行なう必要があります。 鳥獣による生活環境への影響や農作物の被害が大きい場合には、個体数を減らすことも考慮しなければなりません。
ドバトは「非狩猟鳥獣」として狩猟による捕獲は禁止されていますが、市町村の捕獲許可を得て、檻(箱罠)などを使った捕獲ができる場合があります。ただし、なお、許可を受けるには狩猟免許を受けることが必要であるなど一定の要件があります。捕獲許可については、お住まいの市町村の鳥獣対策担当課にお問い合わせください。